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らき☆すたクエスト

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だれでも歓迎! 編集
──それは、こなたが18歳になる、誕生日の事であった



「起きろー…。起きろー、こなたー…」

 まどろむ意識の中、暗闇から声が聴こえてくる。
 毎日聴いている、暖かで優しい声。
 昨夜は遅くまで同人誌を読んでて正直まだ眠いんだけど、そういう訳にもいかないから、重い瞼をなんとか持ち上げる。

「おはよう、こなた。もう朝だぞ」

 朝の光とともに最初に瞳に飛び込んできたのは、やっぱりお父さんの顔だった。

【らき☆すたクエスト】

「今日はとても大切な日。こなたが初めてお城に行く日だっただろ。
 この日の為に、お前をヲタクな女の子として育てたつもりなんだぞ」

 勿論、その事には感謝している。
 ヲタクとして育てられ、そのまま道を踏み外す(直す?)事無く、堂々とエロ同人誌が読める日を迎えれたんだから。
 よりディープなヲタクの世界に踏み入る喜びを、法に触れずに得る事ができるんだから。
 …でも、「この日の為」ってのはどーゆー事だろう?


「よう来たなー! 勇敢なる泉かなたの娘、泉こなた!」

 糟日部城に着いた私は早速謁見の間に通され、糟日部の女王様こと、黒井ななこの熱烈な歓迎を受けた。
 なんと言うか、一国の主とは思えない程、テンションが高い。

「アンタの母、泉かなたは、戦いの末、火山に落ちて亡くなったそうやな…。
 その母の後を継いで旅に出たいっちゅうアンタの願い、しかと聴き届けたで!」

 私のお母さん、泉かなたは、私が凄く小さい頃、旅先で火山に落ちて死んじゃった……らしい。
 少なくともお父さんには、ずっとそう聴かされてきた。
 女王様も同じ事を言ってるんだから、その事自体に間違いは無いんだろう。
 ただ、私はそれを確認した訳じゃない。
 だから私は、お母さんの遺志を継ぐと言うよりも、お母さんが生きているかを自分の目で確認する為に、今日、旅に出る事にした。


309 :名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 00:23:37 ID:ncbVYgR+

「敵は、魔王ミノルスや!」

 女王様が力を込めて叫ぶ。
 …魔王ミノルス。お母さんが倒しに行ったと言う、世界を征服しようとしている奴…らしい。
 でも、そいつはまだ、生きているらしい。
 つまり女王様の言葉が本当なら、お母さんは、ミノルスを倒す事はできなかったらしい…。

「世間の連中は、未だ魔王ミノルスの名前すら知らへん。
 せやけどこのままやったら、やがて世界は魔王に制服されてまうやろ」

 …なんか今、「せいふく」って言葉の発音に凄い違和感を感じた気がする。
 正直、気のせいだと思いたい。
 …気のせいだよね?

「魔王ミノルスを倒して来るんや!
 町の酒場で仲間を見つけて、これで装備を整えたったり」

 そう言って女王様が私に手渡してくれたのは、いくらかのお金と、仲間の為の物なんだろう、武器と防具だった。
 でも女王様。ちょーっとお金が少なすぎ&装備が貧弱すぎやしませんか?

「ほな、また会おうな! 泉!」

 そんな私の心の声なんか知る由も無く、女王様は最後にそんな激励をかけてくれた。

そして、私は糟日部城を後にした。



──ここまでの冒険を、冒険の書に記録しますか?






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  • 魔王がミノルなら真のラスボスは小さな神サマ? -- 名無しさん (2011-04-13 00:44:58)



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