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きゃんでぃ・がーる2

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「ららっらねぎー♪ きょうーもねぎー♪ どっろつっきあっさつっきふっかやっにしっもにった♪」
「またどっかのアニソン? キテレツとかそんな感じの歌よね」
 ネギを刻んでいると、隣で大根の皮をむいているかがみが呆れた感じで言ってきた。
「んにゃ? 『宇宙海賊ミトの大冒険』。8年前の深夜アニメの歌だよ」
「8年前って、私たちまだ小4じゃない。なんでそんな時代の深夜アニメを……」
「お父さんが録っててさー。朝にそれ見てお味噌汁作るときは、ずっとコレを唄ってたもんだよ」
「はー、筋金入りね……」
 ため息をつきながら、包丁で大根の皮をむき続けるかがみ。ピーラーを使わないのは、
料理がちゃんとできるようになりたいっていう意地のあらわれなのかね?
「今日はネギのお味噌汁だから、ついついね。あ、豆腐とわかめどっちがいい?」
「んー、つかさが豆腐は無いから買ってくるって言ってたし、わかめでいいんじゃない?」
「りょーかい。乾燥わかめでいいんだよね」
「そう。乾燥わかめだったら、戸棚の下のほうにあったはずよ」
「あらほらさっさー」
「もう元ネタを聞く余裕も無いわ……」
 むー、タイムボカンを知らないとは。ボヤッキーさんが全国の女子高生のみなさんに
呼びかけてるのにかわいそうですヨ?
 えーっと、戸棚に乾燥わかめっと……うん、あった。とりあえずはコレを入れましょっかねー。
「あいたっ」
「んっ? どったの? かがみん……って、ちょっと!」
 見ると、かがみは大根をまな板に落として硬直していた。右手の包丁はそのままだけど
……左手の指から血が出ちゃってる?!
「うー、やっちゃった……」
「やっちゃったじゃないよー、もうっ」
 ちょっと怒りながら、私はかがみの左手をとって、
「んーっ……」
「こ、こなたっ?!」
 かがみの親指に、ゆっくりと舌を這わせた。
「らめらよー? ひゃんほひほふへひゃひゃ」
 ホント、ダメだよ? ちゃんと気をつけなきゃ。
「ちょっ、ちょっと。そんな舐めなくても、自分で――」
「らーめ。ははみはろぢひはばふ」
 舌っ足らずになりながら、鋭く切れた傷口をぺろぺろと舐めていく。
 あれだけつかさに気をつけてって言われてたのにドジしちゃって。これくらい罰を与えたって、
バチは当たらないでしょ。
「もー、恥ずかしい……」
「ふふふっ、今度は気をつけることだねー。かーがみんっ」
「なんでそんなに嬉しそうなのよっ!」
 一旦顔を上げてみると、かがみの顔はすっかり真っ赤。そりゃーこんなかがみの顔を見れて
嬉しくないことなんてないですよっ。
「んー、まだまだ血が出てるから……もうちょっと。鼻血より少ないから舐めやすいねー」
「ううっ、『僕の血を吸わないで』じゃなくて『私の血を吸わないで』よ、これじゃ……」
 これまたちょっと古いラノベのタイトルが出てくるとは。かがみんもだんだん私に染まってきてますなー。
「お、お姉ちゃんっ!? こなちゃんっ!?」
「んー?」
「つ、つかさっ?!」
 相変わらずかがみの指をなめていると、つかさが台所の入口で硬直していた。おー、
かがみに負けず劣らず真っ赤だこと。
「こ、これは、指をちょっと切っちゃって、その、こなたが、勝手に」
「こっ、この間も言ったけど……私はっ、恋愛の形は自由だと思うよーっ!?」
「ちょっ、ちょっと待ってつかさーっ!」
 つかさは買い物袋を手にしたまま二階へと駆け上がって、かがみもその後を追って二階へと駆け上がった。
うーん、もうちょっとタンノーしたかったけど……残念。でも、次はしないでほしーもんやね。
 私はかがみの指の感触を思い出しながら、ぺろっと自分のくちびるを舐めた。




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  • 百合モノのおやくそくイベントwww -- 名無しさん (2011-04-13 04:13:20)
  • 僕血www
    自分がラノベにハマった原因だw -- 名無しさん (2007-07-20 02:45:07)

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