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こな☆フェチ ~こなたは誰にも渡さない(がんばれかがみ)編~

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だれでも歓迎! 編集
 ある休日
 私は、友人が入っている小部屋の前で、その子の登場を待っている
 いったいどういった心境の変化なのか
 こなたが突然『オシャレな服ほしくなったから付き合ってくれない?』
 などと言い出した
 普段、着るものにはたいして気を配らないこなた
 なにかあったのだろうか……っていってもどうせいつものように
 アニメとか漫画の影響なんだろうけど
 試着室のカーテンが勢いよく開いた
「かがみかがみ、これなんかどうかな」
「い、いいんじゃない?」
 こなたがふりふりの服を着てくるりと回る
 スカートが短いせいで、パンツが見えそうだった、屈めばよかったかも……
 それにしてもこの子がこういう服を着ると、実年齢よりも若く
 ……いや、幼く見える
「むぅ、かがみぃ~反応びみょ~……」
 ほっぺをぷくっと膨らませ、腰に両手を当てる
 拗ねているのだろうけど、かわいい……すごく
「ごめんごめん、似合ってるわよ♪」
 機嫌をとるために、頭を優しく撫でてやった
 恥ずかしそうに、それでいて気持ちよさそうに目を細める
 『やばい……ぎゅってしたい』なんて欲望が生まれる
 しかしそこは、理性という名のリミッターでなんとかとどまった……
 そういえばこういう触れ合いって、恋人同士みたいよね
 ということは、私達はデートしていることになるのかな
「わーこなちゃんかわいい♪」
「かわいらしいお洋服もお似合いになるのですね」
 ……2人きりだったならね……ちぇっ
「似合ってはいるんだけど、ちょっと小学生くらいに見えちゃうわね」
「ぐはぁ!!やはりそうなってしまうか……」
 膝を抱えて、床に『の』の字を書くこなた
 でもそういう幼い外見が、私にとってはツボなんだけどね
「こなたはもっとくだけた感じの服の方が似合うんじゃない?」
「うん、私もそう思うかも」
「確かに泉さんの外見だと、多少ルーズな服の方がお似合いになるかもしれませんね」
「……そっか、私こういう服結構好きなんだけどなぁ」


 ぶつぶつと口を尖らせて呟くこなた
 そこにつかさがこれ着てみてと何着もの服を持ってきた
 ……前のお泊り会から思ってたんだけど
 つかさはこなたを、人形か何かと勘違いしてないか?
 こなたはつかさから服を受け取り、着ていたふりふりの洋服を脱ぎ始めた
 緑色の下着
 そういえば今朝『今日の私はメロンだよぉ~』なんていっていたっけ
 そのときは全然分からなかったけど、下着のことを言ってたのかな……ふぉおおぉぉおおお!?!?
「ちょちょ、ちょっとこなた!!カーテン閉め忘れてるって!!」
「ん?……おおっとこれは失態だ」
 こなたは大して慌てた様子も見せずに、すすすっとカーテンを引いた
 この子は……女の子としての自覚はないのか?
 ……!!
 辺りを見回すと、数人の男が少し頬を染めてそわそわと周囲を巡回していた
 私のこなたをそういう目で見るな!!男どもめ!!
 それに気づいたみゆきが、体をカーテンの前へと移動した
 あんまり意味ないと思うんだけど
「さーどうだい皆の衆!!」
 力強くカーテンが開く
 その勢いのせいで、カーテンレールに付いているフックが1つ吹き飛んだけど、取り敢えず見なかったことにした
 つかさの選んだ服を着たこなた
 ウェスト部分にリボンをあしらったノンスリーブに、暖色系のミニスカート、オレンジと白のツートンのソックス
 そしてカボチャキャップを被っている、全体的にかわいらしい印象だ
「へ~、結構いいんじゃない?」
「こなちゃんそれすっごくいいよ」
「そうですね、泉さんらしいファッションかもしれません」
 3人一致の反応を示す
 こなたは機嫌がよくなったのだろうか、腰に手を当てて無い胸を張る
「それじゃあこれにしようかな」
「え!?」
 突然、つかさが反対の意ともとれる単音を発した
「つ、つかさ……やっぱり似合わないとか?」
「ううん!!そ、そういうんじゃなくて……その」
 もじもじと、人差し指を突き合わせている
 視線は、左へふらふら右へふらふらと漂う
 そして、言い聞かせるように言った
「あ、あの……他の服も、着てほしいなって」
「……なんで?」
「えっと……もっとこなちゃんの…か、かわいいの見てみたいから」
「そ、そっか」
 柄でもなく耳まで真っ赤にするこなた
 あまりのかわいさに、失神するところだった
 ……それよりも!!
「そうね、いくつか見てから決めた方がいいかもしれないわね……もちろんその服も十分かわいいんだけど」
 つかさとこなたの間に、妙な空気が流れているのを断ち切るため、2人の間に体を割り込ませて会話に加わった
「う~ん、わかったよ」
 納得したのだろうか、カーテンを閉めると、中から衣服の解けるような音が聞こえた



「結局これに決まったじゃん」
 『こなたのプチファッションショー』とでも言うのだろうか
 あのあともいろいろな服を試着した
 アメカジ系、ミリタリー系、B系、モード系、ロック系(!?)など
 どれもそれなりに着こなしてしまうところは
 流石、私のこなただと思う
 でも、一番似合っていたのはやっぱり、最初の方で着たノンスリーブとカボチャキャップのシリーズだった
 他の2人も同じ意見だったようで
 結局のところ、これに決まったということだ
「他のは着る必要なかったんじゃない?」
「そんなのは着てみなきゃ分からなかったでしょ。それに、あんたもなんだかんだ言って楽しんでたじゃない」
「……まぁ、そうだけど」
 頬をぽりぽりと掻きながら、照れたようにそう言うこなた
「で、あんた今からどうするの?」
「私とゆきちゃんは向こうに行くんだけど、本屋さんの方」
「私は~、あっちの方かな?」
 こなたはそう言って、なんだかきらびやかな方を指差した……へ?
「こなた、あっちにはホビー関係はないわよ?」
「かがみ……私だっていつもアニメとか漫画のこと、考えてるわけじゃないもん……」
 ぷ~っと口で言うこなた、かわいい
 わざとなのは分かるけど、何気なくそういう仕草をするのは控えてほしいかな、襲っちゃいそうだし
「あはは、ごめん……じゃあ私も、こここここここここなたと一緒に回るわよ」
「……かがみ?……まぁいいけど」
 平常心で言ったはずなのに、出てきた言葉は恐ろしく震えまくっていた
 なんでいつもこうなんだろうか


「じゃあここで一旦お別れだね」
「そうですね、お2人とも楽しんできてくださいね」
「んむ、じゃ~また後でね」
 つかさとみゆきと別れて、私とこなたはきらきらと輝く空間へ歩き出した



「1、2、3、4、5……10万って……高」
 黒を貴重としたオシャレな室内、天井にはシャンデリアが飾ってある
 私の隣では、こなたが0の数を数えながら、顔を顰めている
 今私達はジュエリーの専門店にいるのだけど
 入るところを間違えたのか
 どれもこれも桁違いの値段で、それこそ給料3ヶ月どころか、3年分なんていけそうなものまであった
「こなた、ここはちょっと」
「なにかお探しですか?」
「「うっひゃあ!?」」
 いきなり店員さんに声をかけられて、素っ頓狂な声を出す私とこなた
 店員さんは目が点になっている
「どうかなさいましたか?」
「なななな、なんでもないですー!!」
 私はこなたの手を掴んで、全速力でこのジュエリーショップから脱出した


「か、かがみ、何で逃げたのさ」
「いや、なんと、なく……反射というかなんと言うか」
 近くのベンチで腰を下ろし、息を整えながらこなたに言葉を返す
 そんなに距離走ったわけじゃないんだけど、心臓はいつもより大きく脈打っていた
 こなたはいつの間にか買ってきていた、2本のドリンクの片方を私に差し出した
「ん、ありがとう」
 こなたの手からそれを受け取り、キャップを開けて一気に飲み干す
 ……のは無理だったけどそんな感覚で口に含んだ
「まぁあそこのジュエリーはちょっと高めだったかもね」
 両手でペットボトルを掴み、ちびちびと飲み下していたこなたが言った
 きょろきょろと次の店を探している
「よしかがみ、今度はあそこ行こうか」
「はいよ」
 2人で一緒に立ち上がり、こなたの指差したジュエリーショップへと足を運んだ
「なんか今日アクセサリーばっかりね」
「うん……ちょっとね」
「?」


 ショップに辿り着くと、安めのジュエリーの前へと足を運ぶ
「うむ~どれがいいだろうか」
「……」
 値段は私達のような女子高生でも買えるようなもの
 こなたは真剣な眼差しでアクセサリーを吟味していた
 その横顔を見て思った……
 そうだ、今がアプローチする絶好のチャンスじゃないか
 私はこなたに近づいて相談するような口調で声をかけながら、肩を触れさせた
 私もこなたもノンスリーブの服なので、直接肌が触れている状態
「ねぇこなた、こっちなんかかわいいんじゃない?」
「そうかなぁ?私はこっちの方がいいと思うんだけど」
 そういって隣にある、蝶のペンダントを指差した
 気づいてないのか、それとも気にしていないのか
 肩が触れていることに、全く話を振らない
 こんなもんじゃだめか……なら
「それじゃあこっちは?」
 そういいながら、自分の頬をこなたのほっぺに触れさせた
 こなたのほっぺは、見た目通りぷにぷにでやわらかかった
「かがみはこういうのがいいの?」
 ……こいつ
「わ、私はこれがいいかなって思ったんだけど……」
「そっか……あ、すいません」
 頬から暖かい感触が離れた、一瞬寂しいような切ないような感覚にみまわれる
 こなたが傍を通った店員さんを捕まえてなにか話している
「こなた?」
「あ、かがみ、かがみが選んでくれたやつ、買うことにしたから」
 どうやら私が選んだネックレスを買うみたいだ
 なんとなくうれしい
 でもふとした考えが浮かんだ
 これは私の好みで選んだものだから、こなたに似合うかどうかは分からないのだ
 ちょっと大人っぽいデザインだし
「ねぇこなた、選んでから言うのはどうかと思ったんだけど、それこなたにはあんまり似合わないと思うのよ。
 こなたにはこっちのほうが」
「ん?大丈夫だよ、私が付けるわけじゃないし」
「へ?」
 ハートのレリーフが入った丸いペンダントを持ったまま固まってしまった
 こなたが付けるわけじゃない?
 ってことはプレゼントなのよね
 私やつかさ、みゆきじゃないことは分かる
 今日は3人のうちの誰の記念日でもないし、こなたからプレゼントをもらうようなこともしていないと思う
 じゃあ一体誰に?誰か別の友達?……は!!
 もしかしてもう彼女が!?どうしよう、いやなんで彼女なんだ、普通は彼氏だろ
 違う違う、こなたに付き合っている人がいるっていうことが問題なわけで……
 ってそうじゃなくて、どこのどいつだ私のこなたを落とそうとしてるのは
 こなたは私のものであって、他の誰のものでもないのに

「かがみぃ」
「こ……は、私のも……に」
「かがみってば」
「ふぇ!?な、何!?」
「もう、ぼーっとしないでよ」
「ご、ごめん」
 頭の中の混沌状態をかき消すようにこなたに顔に集中する
 こなたの顔を見ていると、なぜか私の心は一瞬で落ち着いてしまうんだ
 愛ゆえなのだろうか……
 気がつけば、こなたはすでに買い物を済ませていたようで、両手に合わせて3つの袋を抱えていた
「ところでこなた、それ誰にプレゼントするの?」
 妄想していても仕方ないので、直接本人に聞くことにした
「……」
 私の3歩くらい先で立ち止まるこなた、さっきまでの飄々とした雰囲気が一変した
「かがみ……」
 くるりと振り返る、それに合わせて青い髪が揺れた
 頬は少しだけ上気して、瞳はわずかに潤んでいる
 鼻血が出かけた
 こなたは、もっていた袋のうちの一つを私の方に突き出し、そして
「これ、かがみに……かがみが選んだやつなんだけど」
 ――――――え?
「かがみにプレゼント……なの」
 耳まで真っ赤にして
 私の方を向かずに、俯いて視線をおろおろさせている
「わ、私に?」
「うん」
 震える手で、そのかわいくラッピングされた包みを受け取った
「でも、なんで?」
「んと……日ごろの感謝というか」
 続けて言葉を紡ぐこなた
「ほら、かがみにはいつも感謝してるし、たまにはこういう風にプレゼントでもしたいかなって思って
 別に特別な日じゃないけど、そういうのは気持ちの問題っていうかさ……その、あの」
 袋を持ったまま右手を胸元に沿え、左手でスカートを握り締める
 そして、眉毛をハの字に曲げ、上目使いでこちらを見上げながら、言い放った
「変……かなぁ?こういうの」
 ショットガンで打ち抜かれたような衝撃が、脳内を駆け巡った
 やばい限界だ……次何かあったら抑えきれるような自信はない
「かがみに……喜んでほしかったんだけど」
 瞳を潤ませ私の手を握ってきた


プッツン


「こなたぁああ!!」
「ふぉお!?」
 体が勝手にこなたを抱きしめていた
 とくんとくんと心臓の音が伝わってくる
「あぁ、こなた……」
「ちょっとかがみ!!ここどこだと思って……ひゃあ!?どこさわってぇ」
「こなたが可愛すぎるのが悪いのよぉ!!」
 体中をまさぐる、時折こなたがぴくんと反応するのがまたかわいくてやめられない
 通行人が何事かと立ち止まって見ているようだけど、そんなものは関係ない
 こなたこなたこなたこなたこなたなんだからしょうがない
 あぁ~幸せぇ~



「……」
「ごめんなさい、本当にごめんなさい」
 ベンチに正座して、こなたの方を向きながら
 何度も何度も謝る
 普通の人なら、即座に許してしまいそうなほど、きれいな土下座を繰り返す
 こなたはあさっての方向を向いて、ほっぺを膨らませている
 まだ顔は赤いままだ……

 私が正気に戻った時には、周りに野次馬の壁が形成されつつあった
 腕の中では、こなたがぷるぷると震え、真っ赤な顔をしながら息を荒げる
 だんだん頭が正常に戻ってくるのに従って、どうしようもない恥ずかしさがこみ上げてきた
 顔から火を噴きそうだ、穴があったら入りたいっていう諺を使うのに、これ以上ないほどマッチした状況だろう
「あぅあぅあぅ」
 そのままこなたを抱え、人波の隙間をぬって脱走
 ……今に至る

「怒らないでよこなた」
「別に怒ってはいないけど……すっごく恥ずかしかったんだよね」
「ごめんなさい、もうしませんので許してください」
「……」
 遠くを見ていたこなたが、こちらに向き直る。ほっぺの紅潮は治まっていた
「いや、もうするなとは言わないけども」
「え?」
 予想だにしない答えが返ってきた
「その、抱きしめられるのは嫌いじゃないし……というか好きだし」
 手をもじもじと擦り合わせ、こちらをちらちらと盗み見ている
「こ、こな!!」
「おおっとぉ、ちょいまち」
 またもや飛び掛ろうとした私を、こなたが諸手で静止させる
「そういうのは、できれば人がいないとこでお願いね」
「あうぁ、ごめん……」
 ……へ?人がいないところならいいのか?
 というか人気がないところだったら、抱きしめる程度じゃ収まらないと思うんだけど
「取り敢えずさ、2人が待ってるだろうから、そろそろ戻ろうよ」
 ベンチから立ち上がり、こちらに手を伸ばす
 微妙に頬が赤くなっていた
「う、うん」
 私は、差し出された小さな手に自分の手を重ねた
 私の手は少し汗ばんでいたけれど、それをごまかすように強く握り締めた
 つかさとみゆきのところに戻る途中
 ちょっと暴走気味だったけれど『抱擁』というアプローチに、確かな手ごたえを感じていた



「つかさ、みゆきさん、やっほ~」
「あ、こなちゃんお姉ちゃん」
「お買い物はもうお済ませになったんですか?」
「うむ」
 そう言って、手に持った包みを前に突き出す
「あのねこなちゃん、こなちゃんにプレゼントがあるんだぁ、はいこれ♪」
 つかさは少し大きめの袋をこなたへ差し出した
 こなたの目がきらきらと輝く
「おお~!何々?」
「あのね、こっちに戻ってくる時に、かわいいお洋服見つけたんだ。こなちゃんに似合うと思って」
 つかさは少し顔を赤く染めて、こなたの返事を待った
「わー、ありがとつかさ♪」
「うん♪」


 こなたは心底うれしそうに、袋を抱きしめた
 その様子を、これまた満面の笑みで見ているつかさ、背景に百合の花が見えたような気が……
 ちょっといい雰囲気だけれど、私は動揺しなかった
 だって、こなたはもう私のものになったも同然なんだし
 プレゼントくらいで、今のこなたと私の関係を上回ることなんてできないだろうし
「私も、泉さんにプレゼントがあるんです」
「なんですと!?みゆきさんまで私にプレゼントを!?感激だぁ!!」
 感無量といった感じに、涙を拭う仕草をするこなた
 みゆきは苦笑いでそれを見ていた
「あの、これ、靴なんですけど、気に入っていただけるかどうか」
「大丈夫大丈夫、みゆきさんが選んでくれたんだから」
 微笑み合う2人の背景に、またもや百合の花が見えた
 ま、まぁここはこなた上級者の余裕でスルーを
「かがみさんにもこれを」
 みゆきは私にも包みを渡してきた、流石はみゆき、タイミングといい渡し方といい、こういうところでも気配りも忘れない
「ありがとみゆき」
「あ、お姉ちゃん私もこれ」
「つかさも?いいのに……それに私、誰にもプレゼントなんて買ってないし」
「それは仕方ないんじゃないかな、今日は何の日でもないし」
 こなたが私をフォローするように言う
 それはそうだけど……なんか悪い感じがするわね、次に皆で買い物行くときは、お返しでも買わなきゃ
 もちろんこなたには最高に愛の詰まったプレゼントを
「私も2人にプレゼントあるんだぁ~」
 ―――――――――あれ?
「ちょっと安物なんだけど、ネックレスとブレスレットを」
「わーーー♪かわいい」
「すてきなネックレスですね、ありがとうございます泉さん」
 あ、あれ?プレゼントって私だけじゃないの?
「かがみにもあげたんだけど、日ごろのお礼で。みんなは大切な『親友』だから……
 これからもずっとよろしくね、みんな」
「こなちゃん……」
「泉さん……」
 私達3人を見回すこなた
 2人はこなたの言葉に、涙腺が刺激されたのか
 目じりに涙を溜めている
 いつもなら、私も感動していただろう
 だけど私は、2人と前提が違う
 てっきりこなたは私のことを……


「こなちゃん!!」
「泉さん!!」
「つかさ!!みゆきさん!!」
「「「ひしっ!!」」」
「……」
 擬音語を発しながら、大げさに抱き合う3人……ってか、みゆきまで言ったぞ今
 首だけ私のほうに向けながら、こなたが私に言った
「さあかがみ、一緒に友情を分かち合おうじゃないか!!」
「……」
 無言で3人のところに近づく
「かがみ、いまこそ最高のハグを……ぐふぉあ!!」
 こなたのお腹に、拳をめり込ませた
 いろんな気持ちを込めて
「な、なぜ……」
「自分の胸に手を当ててよーく考えてみなさい、この鈍感朴念仁」
 こなたは私が言ったように、左手を胸に当てて目を閉じた
「……もうちょっと欲しいかな」
「ふんっ!!」
「げはぁっ!!」
 2発目の、愛の拳
「ぐ、ふ……いいストレート、流石私のツンデレ……がくっ」
「こ、こなちゃん大丈夫!?」
「泉さん!?」
 地面に倒れ伏すこなたを見て思った
 今日分かったこと、生半可なアプローチじゃ、こなたは微塵も私の方に振り向かない
 ならどうすればいいのか……熱烈なアプローチを仕掛ければいいのだろう
 とは言うものの、言うほど簡単ではない
 やっぱり恥ずかしいし、周りの目もある
 それなら、2人きりになれるようなシチュエーションを作り出し、勇気を出してアタックするしかない
 そう、やるしかないのよ……こなたの気持ちを手に入れるためには
 こなたは私のものなんだから!!
「やってやるわよ!!」
 ぐっと拳を握り締め、高らかに叫んだ

 大声で変な決意表明をする私、地面に倒れこみ、地面に指で『かがみ』と書いているこなたに
 その周りをおろおろと回り続けるつかさとみゆき
 また人だかりができてしまったことは、言うまでもないだろう

【 fin 】















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コメント:
  • (≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-04-18 16:25:38)
  • かがみのこなたへの愛のストレート萌え~ -- misao (2009-02-01 09:51:56)
  • かがみよ頑張れ!ライバルは多いぞ? -- konakagasky (2009-01-21 00:47:56)
  • >こなたこなたこなたこなたこなたなんだからしょうがない
    腹筋が崩壊した。なんかもうGJすぎる。 -- 名無しさん (2008-12-19 08:10:06)
  • ツンデレさいこーーーーー -- 名無しさん (2008-07-21 09:07:21)
  • 暴走したかがみ萌える~!! -- 名無しさん (2008-05-21 23:49:03)
  • 暴走かがみ萌え〜 -- 名無しさん (2008-02-09 05:24:47)
  • GJGJGJGJGJGJ!!!!!!!!!!! -- 名無しさん (2007-10-04 14:06:06)
  • GJ!こういうかがみは面白くてイイなw -- 名無しさん (2007-08-21 14:51:33)
  • かがみの壊れっぷりにGJ! -- sio (2007-08-20 20:24:22)

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