「それで、結局どんな用だったの?」
「それが……よく分からなくて」
「それが……よく分からなくて」
『あ、つかさ? 明日学校に来て! それじゃっ』
わずかに3秒の通話。
いくらなんでも、それじゃなにも分かんないよぅ……。
なんてぼやいてる間にも、学校はどんどん近くなってる。
いくらなんでも、それじゃなにも分かんないよぅ……。
なんてぼやいてる間にも、学校はどんどん近くなってる。
「行けば分かるんじゃない? こなたの事だから、何考えてるかなんて想像つかないけど」
「あはは……」
「あはは……」
校門が見えてきた。
そこにはこなちゃんが、いるにはいたんだけど……。
そこにはこなちゃんが、いるにはいたんだけど……。
「あんた、なにその格好?」
いつもの普段着姿ではなく、何故か体操着姿のこなちゃんだった。
「なんか、これから走りますとでも言いたそうねぇ?」
「さっすがかがみ。今日の私は壮大なドラマを作り出すんだよ」
「はぁ!? マジですか?」
「私は今日50km走りきって、つかさへの愛を貫くんだよ!!」
「……………」
「……………」
「さっすがかがみ。今日の私は壮大なドラマを作り出すんだよ」
「はぁ!? マジですか?」
「私は今日50km走りきって、つかさへの愛を貫くんだよ!!」
「……………」
「……………」
私との愛を、つらぬく?
い、いやいやいや、そんな事じゃなくて。
い、いやいやいや、そんな事じゃなくて。
「50kmって、こなちゃん本気なの?」
「そうだよ。あの○ちゃんですら70kmを完走できたんだよ」
「あんた……、テレビに乗せられたクチか……」
「む、無理だよ。そんなの……」
「そうだよ。あの○ちゃんですら70kmを完走できたんだよ」
「あんた……、テレビに乗せられたクチか……」
「む、無理だよ。そんなの……」
こなちゃんが私のことを想ってくれるのは嬉しいけど……。
でも、そんな無茶しなくても……。
でも、そんな無茶しなくても……。
「そんなの、やってみなくちゃ分かんないでしょ?」
「で、でも……」
「かがみ、止めないでよ?」
「……………」
「で、でも……」
「かがみ、止めないでよ?」
「……………」
見たことのない真剣な視線を交わすお姉ちゃんとこなちゃん。
お姉ちゃんなら、こなちゃんを止めてくれるよね?
お姉ちゃんなら、こなちゃんを止めてくれるよね?
「わかった、あんたがそこまで言うなら止めないわよ」
「お姉ちゃん!?」
「さっすがかがみ、話が早いねぇ」
「お姉ちゃん!?」
「さっすがかがみ、話が早いねぇ」
でも、お姉ちゃんの言葉は私の希望を叶えてくれなかった。
それどころか、こなちゃんの提案を肯定していた。
それどころか、こなちゃんの提案を肯定していた。
「ただし、一つ条件があるわ」
「条件?」
「みゆきも呼ぶわ、私達だけが見てるっていうのも不公平でしょ?」
「ぬぉ?! さすがかがみ、そのへんはぬかりないねぇ」
「スタートはみゆきが来てから。それが私からの条件よ」
「わかったよ。じゃあ、みゆきさんに電話してくるね」
「条件?」
「みゆきも呼ぶわ、私達だけが見てるっていうのも不公平でしょ?」
「ぬぉ?! さすがかがみ、そのへんはぬかりないねぇ」
「スタートはみゆきが来てから。それが私からの条件よ」
「わかったよ。じゃあ、みゆきさんに電話してくるね」
こうして、真夏のマラソンが始まることになった。
参加者はこなちゃん、たった一人だけの。
参加者はこなちゃん、たった一人だけの。