kairakunoza @ ウィキ

親友なあなた

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匿名ユーザー

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「なー、ふゆきー」

――私の親友は、体が小さくて

「おーい、ふゆきー?」

――それでいて、私の中でとても大きな存在で

「ふーゆーきー?」

――学生の頃からの親友

「…無視か、無視なのか」

「え、あ、ごめんなさい。なんですか?ズル休みはダメですよ?」

――それがあなた



―親友なあなた―



「ふゆき、なんかえらくボーッとしてるな?なんかあったのか?」

いつものパイポを口にくわえ、私の顔を覗き込むあなた。

「まさか、保険医が体調不良か?」

医者の不養生ってやつだなぁ、とケラケラ笑うあなた。

「意外に抜けてるもんなぁ、ふゆきは」

ニヤニヤしながら私をみつめるあなた。

きっとあなたにとっては何でもない行為。

でも、そんな行動の一つ一つが見ていて楽しくてたまらない。
……保護者、なんですかね?私って?

「…おい、ふゆき。ホントに大丈夫か?」

その一言で、また考え込んでいたことに気付く。

「えぇ、大丈夫ですよ。
 抜けてるって言っても、桜庭先生よりは家事とかもできますし」

「…む、こりゃまた厳しいな。というか聞いてたのか」




開いていた目を細めて汗をかきながら視線をそらす彼女。さっきのお返し、いい気味です。

「…なぁ、いつになったら学校で私のこといつもどおり呼んでくれるんだ?」

ふと呟くように問い掛けてくる。この問いもこの答えも何度目だろう?

「私に言わせれば、桜庭先生こそ『先生』ってつけてくださいって話ですけどね?」

学校を出ればいつもどおりあなたの名前を呼ぶけれど。学校では決して呼ばないことにしてますし。

え、なぜかって?学校でしか呼べないでしょう?「先生」だなんて。

名前で呼ぶのもいいけど、いろいろな呼び方をしてみたいでしょ?


――親友だもの。


だからここではあなたを先生と呼ぶ。これからも、ずっと。
なんといわれようと、ね?













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  • 教師カプ、実にいいですね~。 原作でもこの2人イイ感じでしたし!
    (吉野屋×桑原、ゆかり×にゃも なんかも妄想のエジキ…) -- 名無しさん (2011-04-28 19:32:39)
  • ふゆき先生×桜庭先生をお願いします。
    この作品も面白かったですw -- 将来ニートになるかも (2007-10-14 13:21:21)

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