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あめはれて

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世界は不思議で満ちている。
「事実は小説よりも奇なり」--
これはそれを身をもって実感した少女の物語。


泉こなたは目覚めた。
超能力とか本当の自分とか、比喩的な意味では無く。
文字通り、ベッドの上で眠りから目が覚めたのだ。
こなたはその横でスゥスゥと眠っている少女、柊かがみを眺める。
可愛いなぁ、などと思いながら、ふと、こなたは気付いた。
「……動けない?」
金縛りとかそういうものではなく、物理的に羽交い締めにされているために。
「--かがみ?……返事がない。ただの--」
「…人を勝手に殺すな。」
「あれ、かがみの言えた台詞?それ。」
「うぐぅ……。」
会話通り、かがみはこなたを殺そうとしたことがあった。…勘違いで。
肝の冷えるような話だが、今はただのネタと化していた。
「まあ、それは良いとして。かがみ、そろそろ離して?」
「え?あぁ、うわっ。ご、ごめん。」
状況に気付き、真っ赤になって離れるかがみ。
何故家族でも無い二人が同じベッドで寝ているのか、というと。

--付き合ってるから。

もう少し詳しく述べると、かがみが休みを利用してこなたの家に泊まりに来ていた。
そして、どうせなら一緒に寝ようということになったのだ。因みに入浴も二人一緒だった。
同性愛は受け入れられにくいというが、こなたの同居人たち、
父のそうじろうと従姉妹の小早川ゆたかには何故かすんなりと受け入れた。
「いやぁ、かがみの寝顔、可愛かったよ?」
「ゆ、言うな。」
そんな会話をしながら、着替えようとする二人。そこでふと、こなたが気付く。
「かがみ~、『ソレ』何?」
「ん?……え?」
かがみがこなたの視線の先を見ると。
そこには、テントがあった。
--かがみのパジャマのズボンの前が不自然に盛り上がってたのだ。

「こなた?あんた、何したの?」
「な、何もしてないよ!?」
かがみの詰問にこなたはブンブンと首を横に振った。
「じゃ、じゃあ…」
かがみは恐る恐るズボンのゴムに手を掛けた。
二人が生唾を飲む音が重なる。

--ゴクリ

かがみが自分のズボンの中を覗き込む。
「な、なんじゃこりゃあああぁぁぁぁ~!!」
すぐに家中にかがみの声が響いた。

「なんだ、どうした?」
「どうしたんですか?」
声を聞き付けて、そうじろうとゆたかがやってくる。
「ナンデモナイヨ?」
「ごめんなさい。こなたが変なモノ見せてきたもので…。」
かがみはベッドに潜り込み、こなたはベッドにもたれて、近くの同人誌を開いていた。勿論、同人誌は逆さまだ。
「こなた~。あんまり、かがみちゃんを困らせるなよ。」
「そうだよ、こなたお姉ちゃん。」
「分かったって。」
こなたがそう言うと、二人は自室に戻っていった。
「「ふぅ~…」」
「そういえば、こなた。」
「うわぁっ!」
二人の体から力が抜けたところで、そうじろうが戻って来た。
「うわって…。今日は朝、お前の当番だけどどうする?代わるか?」
娘の悲鳴に軽く凹みつつ、そうじろうは尋ねた。
「ん~。」
ふと、こなたが時計に目を遣ると、まだ六時半。しかも、休日。いつもならまだ「起きている」時間だ。
少し考えてこなたは答えた。
「いや、作るよ。かがみと。」
「わかった。なら部屋にいるから出来たら来てくれ。」
そうじろうはそう言うと去っていった。こなたはまた、そうじろうが戻って来ないか確認してから、息を吐いた。
「それで、かがみ。何があったの?」
「何って……。」
こなたの問いにかがみは頬を染め、言い淀んだ。流石にテントはもうない。
「……恥じらってるかがみ萌え。」
「う、うるさい。」
少し落ち着いたのか、いじってくるこなたに、反射的にいつもどおり返すかがみ。
「まぁ、大体分かるけどね。」
「わ、分かるの!?」
「伊達に色んなゲームをしている訳では無いのだよ。」
薄い胸を張りながらこなたが言う。
「それはそれで、どうなんだ?」
こなたのいつもどおりの様子にかがみもペースを取り戻した。
「焦ってもどうにもならないしね。まず、朝ご飯かな。かがみも手伝ってね~。」
かがみはこの時ほどこなたの薄い胸を頼もしく思ったことはなかった。


「さて、どうしたもんかね……。」
二人は朝食を終え、こなたの部屋に戻っていた。
「こなた。えと、その……」
「何、かがみ?」
「そんなにマジマジと見ないで欲しいんだけど……。」
かがみは今、こなたの前で下半身裸になっていた。そこには、女の子には無い器官がついていた。
「う~ん。紛うことなき、オチンチンだね。」
「あう……。」
こなたのあっぴろげな言葉に頬を染めるかがみ。流石に、年頃の乙女相応の反応。
「でも、女の子のも付いてるし、胸も私よりも大きい。」
「それは元からだっ!」
「ふむ。私、フタナリさんの本物って、初めて見るよ……。あ、今、ちょっと大きくなった。」
「そ、そんなこと……」
しかし、こなたの言葉と視線に、確実にかがみの男の子の部分は体積を増している。
「かがみって、やっぱMっ気があるんだね。。」
「そ、そんなこと言ってないで、早く何とかしなさいよっ!」
「いや、何とかって言っても。医者にでも行く?」
「何て言うのよ!?」
「朝起きたらオチンチンが生えてました~、とか?」
「言えるか!!」
「でも、事実だよね?」
「そ、そうだけど……。」
それから二人はうんうんと唸って、案を出し合ったが、妙案は出なかった。
「こなた、ゲームとかだったらどうなのよ?」
かがみが投げやり気味に、聞く。
「んと、主人公が女になったりで、そのままハッピーエンドとか。あとは一晩で治るとか、夢オチとか。」
「ふむ。一晩で治るのに賭けて、今日は帰ろうかしら。」
腕を組んで考えるかがみ。しかし、反論が挙がる。
「え~。」
「え~、じゃないわよ。他に良い方法あるの?」
「良い方法はないけど……。」
そこでこなたの目がキラリと光るが、かがみは気付かない。
「なら良いじゃ……ひゃうっ!」
「こんなになったまま帰るの?」
こなたはすっかり大きくなった、かがみのソレを掴んだ。そして、その手をゆるゆると動かす。
「ちょっ……こなっ…やめっ……!」
「多分、これは私を襲ったバチだね。」
「あっ、あれ…ん…はっ。」
「ん?あれは、何?」
そう問いながら、こなたは手の動きを止めた。
「あっ……。あ、あれはあんたが許してくれたでしょ?あんな格好までさせて!」
こなたは夜襲の代償として、かがみにコスプレをさせていた。
「確かにウサ耳かがみには萌えたけど。私が許しても御天道様が許さないんだよ!」
「普通逆じゃないか?」
「細かいことは気にしないの!時に、かがみんや。」
「な、何?」
「手を止めた時に物欲しそうな声出したよね?」
「だ、出して無いわよ!」
そう言う声が裏返り、全く説得力が無い。
「そんな、お尻を振りながら言われてもね。」
「振ってないっ!!」
「まぁまぁ……」
そう言うとこなたは手のストロークを再開する。
「んっ、んっ……こなたぁっ!」
「こっちはどうかなぁ?」
こなたは空いた手でかがみの女の子の部分に触れる。
「んあぁっ!ちょっ……強っ…」
「かがみ、濡れちゃってるよ?ん~、クリちゃんが大きくなった感じかな?」
「あっ、んっ……やっ、あんっ……」
「女の子みたいな声出して~!」
「おっ…んっ……なあっ、だぁっ…て……」
「流石かがみ。こんな状態でもツッコむか……。」
感心しつつ手は止めるこなた。こなたの手が止まりかがみは甘い声を出す。
「こなたぁ……。」
その目は完全にトロンとしている。
「大丈夫だって。やめたりしないから。…チュッ。」
こなたはかがみのソレの先端に口づけをする。
「はぁんっ……。」
こなたは全体に口づけの雨を降らせる。偶に強く吸うと、かがみが大きく喘ぐ。
そして、全体をアイスキャンディの様に舐める。チロチロ舐めたり、大きく舐め上げたり。
偶に女の子の部分もに掠めたり、舌を差し込んだりしている。
かがみは堪え切れずに後ろのベッドにもたれる。
「はあぁっ……何でっ、慣れ…んっ……てんっ、のよぉっ……」
「ん?初めてだけど?強いて言えば、ゲームの御蔭かな?」
言い終わると同時にこなたは、かがみのを口に含んだ。半分も含めて無いが。
そして、右手は含み切れない竿に。左手は女の子の穴に。
「はあぁぁんっ……んっ、あっあっ……」
「んっんっ……ちゅぷちゅぷ……ふぁふぁひ?ひほひひ~?(かがみ?気持ちい~?)」
こなたはかがみに聞くが、喋ろうとすることで舌が色々なところに当たり快感を生み出すので、
かがみは答えるどころでは無い。
しかし、こなたも気にしないようで、フェラチオを続ける。
--ちゅぷちゅぷ…ちゅぱっ、ちゅぴ……
「あっ…んっ……こなっ、…もっ」
かがみが堪らないような声を上げる。
それを聞いたこなたは、かがみのモノを自分の唾液を一緒に吸い込んだ。
それと同時に、膣内に差し込まれた指を曲げ、襞を強く擦る。
「あぅぅっ……んああああああぁぁぁぁぁ……」
かがみは襲い来る快感に堪えようと右手の人差し指を噛み、
左手では後ろのシーツを掴むが、抵抗虚しく大きく叫んでしまった。
--どびゅぅ、びゅくぅ、びゅるっ…ビクッビクッ……
「うぐぅっ……」
かがみの体が大きく跳ね、何処でいつ作られたのか、白濁液がこなたの口内に吐き出される。
「コク…コク……。うぅ…苦~い…変な匂~い……。」
こなたはかがみの白濁液を嚥下し、ぼやいた。口に入り切らなかった白濁液が口角から垂れている。
「ハァハァ…ん……ハァ~…。自業……自得、よ……」
イった余韻が残ったまま、かがみがぼやき返す。
「むぅ……」
むくれながら、こなたは唇を舐め、かがみのを舐め取る。
普通ならえちぃ動作も、こなたがやると幼く感じられる。
「あっ、かがみ。まだ、出てる。」
そう言うとこなたは言い返せない腹いせとばかりに、ちゅ~っとかがみのを吸った。
「あっ…こなっ……ああぁ…」
イったばかりでまだ、敏感なモノを吸われてかがみが腰を浮かせる。
こなたは口を離すと、そのままかがみにキスをする。
「あぁ…んっ、ちゅっ……ちゅぱ…んっ」
「ちゅぱ……ちゅっ…んあ……ちゅぱっ…」
こなたはかがみの開いていた口に吸い付き、すぐに舌を差し込む。
こなたの方が位置が上なので、こなたの唾液とかがみの白濁が混ざった物がかがみの喉に流れ込む。
「んんっ……コクッ……んはぁっ…変な味ぃ~。」
こなたはかがみが嚥下したのを確認してから口を離す。
自分の白濁を嚥下してしまったかがみは、案の定ぼやいた。
「でしょ?でも、ほら。女の子で自分の精液飲めるなんて中々ないよ?」
「一生無くてよかったわ…。」
かがみは「ハーッ」と溜息を吐いて、再びぼやく。
「ねぇ、かがみ?」
「あによ?」
「女の子同士でHしたら子供って出来るのかな?」
かがみはこなたの呼び掛けに刺を含ませて返したが、こなたは気にしないように続ける。
そのこなたの顔は明らかに上気している。
「ふ、普通は出来ないでしょうね。でも、出来たとしても女の子しか生まれない筈よ?確か。」
Hという単語に先刻ので上気していた頬を更に染めながら、かがみは答える。
「ふ~ん。でさ、かがみ--」
「言うな……。自分でも分かってるから。」
かがみのモノは先刻のキスで元気を取り戻していた。それがこなたのお腹を押し上げている。
そのこなたはモジモジと内股を擦り合わせている。
「かがみばっかり、気持ち良くなってズルいんじゃない?」
「だって、それはあんたが勝手に……」
「こんなにしといてそれはないよ、かがみ……」
こなたは硬くなったかがみのモノを撫で上げる。
「あっ……。仕方ないわね…。良いわよ。こなたも気持ち良くしてあげるから、覚悟しなさいよ?」

それから、こなたとかがみはゆたかとそうじろうの存在も忘れ、
昼まで愛し合っていたというのは、また別のお話。


忘れられた二人はと言うと……
「お姉ちゃ--」
「ねぇ!ゆーちゃん!買い物行こうか!?」
「で、ですが……」
「こなたたちは大丈夫だから!!」
「?は、はい。」
喘ぎ声を聞いたゆたかがこなたの部屋に入ろうとしたところで、
そうじろうが買い物に連れ出したことで、事無きを得た。













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コメント:
  • GJ! -- 名無しさん (2022-12-29 17:40:02)
  • そうじろう。これは・・・GJとしか・・。 -- 名無しさん (2009-09-25 20:46:14)
  • 事の最中に事無きとはこれいかに。 -- 名無しさん (2008-06-06 01:54:49)
  • 事無きを得た……のか……??? -- 名無しさん (2008-06-05 20:19:46)

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