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アシスタントの役目 Aパート

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
彼女は僕の目の前で、気持ち良さそうに寝息をたてている。
起こさないように、そっと髪を撫でる…ねこっけ…っていうのかな、これ。違うかな…
しかし、僕の腕を枕にして寝てる顔は可愛いんだけど…

いい加減便所に行きたいんです。

そーっとそーっと腕を彼女の頭から外す。あれ、よだれついてる…
問題はこれだ…赤いリボン。
軽く結ばれていたので、結び目を壊すことなく外すことができた。
「ちょっと、便所に行かせて下さいね…」
ぽふぽふ、と頭を軽く撫でてから、僕は立ち上がった。

部屋を出て…さて…どこだ?とりあえず外側に電気のスイッチのある部屋を手探りで探して見る。

フローリングが冷たくて気持ち良い。足音をたてぬように、目的の部屋を探す。


「右だよ」
ひぃぃぃぃぃ!!!


目を擦りながら、この家の居住者の一人、小神あきらが僕のすぐ後ろで呟いた。

こんな暗闇で、しかもぼそっと言われたら驚きますよそりゃ!あーびっくりした…やめてくださいよあきら様ぁ!!僕涙目w
あきら様はそんな僕をみて笑っている。そんなに僕の行動面白いですか…?

あきら様に案内してもらって、やっとすっきりしました…よかったー…
手を洗ってから、あきら様の髪をくしゃくしゃ撫でる。
まだ眠そうな彼女を抱き抱えるーお姫様だっこ、っていうのかな、これ…あってるよな?とにかくお姫様をお姫様だっこで寝室へお運びする。
あきら様の腕が、僕の首に纏わりつく。

「みのるー…」
初めて名前で呼ばれたのでびっくりした。
「な…なんですか?あきらさま」
「みーのーるー?」
つんつん、と鼻をつつかれる。眉が上がっているところをみると、ちょっとお怒りのようだ。

「えっ…と……あきら?あきらさん?」
「あきら!なのっ!」
呼び捨てで良いのだろうか、いつもの癖が抜けずに、普通に「あきら様」と呼びそうだ。
部屋のベッドに彼女を下ろして、電気を消す。
二人で横になり、互いの顔をみつめる。しかし、夜というのはこんなに暗かっただろうか、彼女の顔が見えなくなる。
「彼女」という響きに慣れない。あきら様は、ずっとあきら様だったからだ。
しかし「あきら」と呼ぶことによって、僕は今までの僕ではないことに気付いた。
だからさっきから「彼女、彼女」っ言ってるのだ。自分に言い聞かせているのだ。

あの、甘い魔法を、
かけられてから。

月明りのおかげで、彼女の顔が見える。なんだか赤いのは、気のせいではないようだ。
「な…なによ」
「いいえ、可愛い顔を見てただけですよ、あきらさ…ん」

ダメだ、どうしても癖が抜けない!すいません、本当すいません!
「むー…今度<様>とか<さん>つけたらスクワット150回」
「わ…わかりましたよ…あきらにゃん」
「しゃー!!」
「もー、しっかり寝ましょうねーあきらにゃん」
「ばかー!みのるのばかー!!」

僕の腕から猫のように素早く後ろを向かれたので、逃げないように後ろから抱き締める。
何故抱き締めるだけで、僕の心臓は早くなるのだろう…自分の中で、何かが変わって行くのが分かった。
「捕まえましたよ~、逃がしませんからね~♪」
「あのさ、みのる」
「はい?」
彼女は体ごとくるり、とこちらに向ける。顔と顔の思いがけない近さに、己の限界を知らされる。
「あたし、みのるのなに?」
「かっ…彼女…で良いんですよね…?」
「なら、彼女にふつー敬語使う?」
確かに。
あきらさ…あきらとは年も違う。ちなみに知っての通り、僕のほうが上だ。やっぱり…慣れって怖い。

でも、その言葉のおかげで、僕の中の何かが、

音を立てて壊れた。


かちり。


僕のなかのスイッチが、

入った。













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コメント:
  • で、どうなったん!? -- 名無しさん (2009-05-25 14:02:58)
  • 何が起きたんだ!?谷ぐ、もとい白石? -- namu (2007-09-30 11:20:40)

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