5 名詞 asa

名詞は曲用しない。また、性や数といった概念も関与しない
合成語には複合語と派生語がある
合成語(kopvet)は全て右端の要素が最終的な意味を決定する

[ ova ]harhirでは赤が強く、赤紫になる
   hirharでは青が強く、青紫になる

〈代詞〉


代詞(isti)は他の語句や文の代わりになる語で、重複を避けたり実名を避けたりと用途が広い
代詞は名詞としても動詞としても形容詞としても使える。だから制アルカでは代名詞とは呼ばずに代詞と呼んでいる
代詞は有生か無生に分かれる。そして更に疑問・全体・部分・特定・任意・選択・零・指示に分かれる

疑問 全体 部分 特定 任意 選択 指示
有生 ne do vo xo fa wo u 下記
無生 to de ve xe fi we u 下記

1 疑問
「誰」「何」にあたる。必ずしも疑問文を作るわけではない。たとえばan se-u la itm-a toの場合、何を買ったか自体は確かに疑問であるが、かといってこれは疑問文を作るわけではない

2 全体
「全員」「全体」にあたる。単数や一部と違って特定か任意かの区別がない。doは全員を表わすが、この全員が一丸となっているのか個別になっているのかで文意が変わる。do ke-aといっても「全員が一丸となって一緒に一斉に行った」のか、或いは「全員が個別に行った」のかという解釈の違いがある。このとき、前者はdo ke-a safnで、後者はdo ke-a sifnという
safn,sifnという副詞で個別性を表わすのはvoでも同じで、vo ke-avo ke-a safnvo ke-a sifnなどと細分化できる

3 部分
「一部の人」「一部の物」にあたる

4 特定
「(特定の)誰か」「(特定の)何か」にあたる。特定はしているがそれを誰だか具体的に言わない場合に使う。話者がそれが誰だか知っていても知らなくても良い。客観的に特定されていれば良い。したがって不定ではない

5 任意
「誰かしら」「何かしら」にあたる。何でもいい任意を表す

6 選択
「だれ」「どれ」にあたる。ある集団の成員の中からどれかの成員を表す

7 零
「誰もそうでない」「何もそうでない」という否定にあたる。有生無生の区別が無い

8 指示
「これ」「それ」などの指示代名詞と「彼」「私」などの人称代名詞を含んだもの。antioni以外は指示形容詞となって修飾することができる
[ ova ]fan lu(その女)




{指示代名詞}

一人称 二人称 三人称 四人称
有生 an ti lu oni
la
無生 tu
li


一人称 an(私)
二人称 ti(あなた)
三人称 lu(近い彼) la(遠い彼) tu(これ) li(それ、あれ)有生無生を区別する
四人称 oni (完全に会話の領域から外れた「意識されない何か」である)

後期制アルカではlile, oniemに変化
※「アルカ」(2003/10/13)によるとこの頃から複数のseと近似複数soがあったらしい。


最終更新:2008年02月21日 21:29