2009年3月30日18時53分、大きな鉄の木 2009で当時の新生アルカ訳が公開された。
2009年4月1日23時45分、召喚の儀(pelt e artes)にて、flia体(ゴシック体)で書かれた晩期制アルカ訳大きな鉄の木"zom tas e fent"が公開された。

2009年翻訳版と主な変更点。


"zom kai e frea" ladan: kakis erl sax
『大きな鉄の木』 さく: 録霊60

ifan le lan di ra xat xe im ses tin. lan sein vien o lexe le fiasat i ragna kolmat lan leim di ka atu. lan leim sein varsat yu lab fiina lan sein le fiasat i ragna, varsat yu ikn kin.
 昔々あるところにたくさんの人々が住む星がありました。そこでは、機械から生まれた強くて頭のいい人々が、たくさんの普通の人々を支配していました。普通の人々は、機械から生まれた人々のために働かされ、苦しい暮らしを強いられていました。

im xe sel, xe lan leim ladatik dail e frea. les lein tu dail e frea xim sen il lens loten tu fia.
 ある日、ある普通の人が鉄の冠を作りました。この鉄の冠をかぶれば、世界のあらゆる知恵を知ることができます。

"alnod tur, ans en its sil yu lan sein le fiasat i ragna da!"
「これでもう機械から生まれた人々にいじめられないぞ。」

les ladat dail e frea nak nau. tet yuu ser el yol sen tu dail se xan az. ol tu es fes, les lein kamil vort sin. les ladat dail e frea vort ris man lu ivl xaf ol tu es fes. son lu solsat ko allaz le na kalma artia lein dail e frea lana misk envi e tu dail. son lu allaz ik niks man maladi sin.
 鉄の冠を作った人は喜びました。でも、この冠が本当に使えるのかどうか分かりません。もし失敗していたら、かぶったら死んでしまうかもしれません。鉄の冠を作った人は、失敗していたら作り直さなくてはならないので、死にたくありませんでした。そこでその人は、この冠の力を試すため、一人の夢見がちな男の子に鉄の冠をかぶせました。すると、その男の子は、目を回して倒れてしまいました。


lu lanko netik, yan lu xa ka velt mer le yuu xa. son lu allaz nak vem man velt. son lu avaxik a nos yul faal xa atu. se knoos, lu lokik sen leep e faal olta fe tisi lis alka as. xom, faal ik nok ka atu.
 男の子が目を覚ますと、そこは真っ暗な何も無いところでした。男の子は暗くて怖がりました。なので、ここに太陽があると思い込みました。不思議と太陽はどんな仕組みなのか一番小さな粒の一つ一つまで理解することができました。すると、そこに太陽が現れたのです。

yan lu xaklik nos si main. son, lu avaxik a nos yul nos til main. xom, main ik nok.
 そして、自分に体が無いことに気づきました。なので、自分には体があると思い込みました。すると体が現れました。

yan, lu xaklik nos or emik a jina. son lu avaxik a nos yul ako xa atu. xom, ako ik nok.
 そして、自分が宙を漂っていることに気づきました。なので、ここに地面があると思い込みました。すると大地が現れました。

tal yuu xa ako, jan soret as mi. son lu avaxik a nos yul jan o wal o erei o tier o vaka lant o kalt lant o kum sein xa atu. xom tuus ik nok.
 でも、大地には何も無く、青い空もありませんでした。なので空、山、川、海、美しい野原や森、動物たちがここにあると思い込みました。するとそれらが現れました。

lu lanko xelkor, ladik ixta lant se pen, nak ban a tu.
 男の子は、歩き回って、次々と美しい景色を作って、それを楽しみました。
im xe sel, lu lanko xaklik nos es ves lot tu fia han. lu lanko nak reia. son lu avaxik a nos yul ole e xook xa atu. xom, xookole ank myulen ket ik nok. lu lanko nak yun nos em lis kal, tet lu nak nau a xookole ank ik nok. lu lanko estik nos lex mitora man lu xir est im xook. mitora o lu ket xookat a xok se ban.
 ある日、男の子は、自分がこの広い世界の中で一人ぼっちだと気づきました。男の子は寂しがりました。そこで、ここに話し相手がいると思い込みました。すると、猫のような愛らしい話し相手が現れました。男の子は、自分が少し小さくなったような気持ちになりましたが、愛らしい話し相手が現れたことを喜びました。話し合うときに名前が必要だったので、男の子はミトラと名乗りました。ミトラと猫は楽しく語らいました。

im xe sel, mitora kut sod e xite, xom lu ket kut nos tan til lax xite. son mitora avaxik a nos yul fiona o edan o kakka o maal o etto o etta o lyuuj o limel o tetten o lanlan o almiv sein e lu ket xa. xom luus ik nok ka atu. mitora nak yun nos em lis kal, tal lu nat nau man lu ket na nau se tin. mitora miyut mo e main e nos se kal xilf luus. luus iklik ra, iknat se ban.
 ある日、ミトラが家族のことを話すと、猫は自分にも家族がほしいといいました。そこで、ミトラは、猫のおじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、兄、姉、弟、妹、おじさん、おばさん、いとこ達がいると思い込みました。すると彼らがそこに現れました。ミトラは、少し自分が小さくなったような気がしましたが、猫がとても喜んだので喜びました。ミトラは彼らに合わせて自分の体の形を少し変えました。彼らは家を建て、楽しく暮らしました。

xi tu, xite e lu ket tan laxat miyu hacn, hacn sein laxat xite e fe. son mitora avaxik a nos yul laas xa, xom lizl ik lad. yuli sein e lizl le til na e ilk kulik a mitora yul milx ova xial amox o lan l'et mo e kum dipit le ku sen, mitora ladik tuus siina. lan ik meif se pen, mitora na yun main e nos em lis tat tu, tet mitora nak nau man luus na nau.
 その後、猫の家族たちも友達をほしがり、友達たちはそれぞれ家族をほしがりました。そこで、ミトラは彼らがいると思い込み、村ができました。冒険心のある村の子供たちは、ミトラに口を利くいろいろな動物の形をした人々や、隣の町などの空想を聞かせて、それらも作ってもらいました。人々は、次第に増え、そのたびに自分の体が小さくなるような気持ちになりましたが、彼らが喜ぶので、ミトラは喜びました。

fia e kum sein le ku sen lobat ifan kon nos se mer, mitora ladat ifan amox, xom tu fia lobat tu se mer, yan galf amox, galfaxe amox, galftxip amox, oka amox, lobat tuus il se mer. mitora nak yun main e nos em lis tat lad lan sam, tet lu en pelsat tu man lu in sen elet nau laates. on tu fia, yet vers di at sod, tet divaik at diina, xom lan sein iknat se nil.
 物言う動物たちの世界は、星を覆いつくし、隣の星を作れば、それを覆いつくし、隣の銀河、隣の銀河団、隣の銀河胞、隣の宇宙それらも全て覆いつくされました。新しい人々を作るたびに、ミトラは体が小さくなるような気持ちになりましたが、彼らの喜ぶ顔を見ることができるので気にしませんでした。この世界では、たくさんの小さな厄介ごとがおきますが、おおむね平和で、人々は幸せに暮らしました。


hai, ka fia tant, ragna sein ovat kit nos se tel, ladat zom kai e frea mes lu allaz le sabes dail e frea. mom tuul lobatik se mer kon nos yul divaik e tu ifan, xom lan di vortat. lan le ladat dail e frea monot sat ragna sein, tal lu setat yu sin.
 一方、外の世界では、機械たちが勝手に動き出し、鉄の冠をかぶった男の子のまわりに大きな鉄の木を作りました。その根っこは星のほとんどを覆いつくし、たくさんの人が死にました。鉄の冠を作った人は、機械たちを止めようとしましたが、殺されてしまいました。

im xe sel, xe lan le fiasat i ragna ladat lan e pit sam le fiasat i ragna. lu allaz estat yu lex koreori. koreori et vien o lexe nod lan e pit leim le fiasat i ragna, tal lu itxat yu il man mo luut et myul a haps o kaik. im xe sel, livlan luut kut a koreori yul tu lex,
"re niks zom kai e frea. xom il en its miyu ti tisee."
koreori xiyut tu.
 ある日、ある機械から生まれた人が、新しい種類の機械から生まれた人を作りました。その男の子は、コレオリと名づけられました。コレオリは、普通の機械から生まれた人より強く、頭もよかったのですが、トカゲか恐竜のような姿をしていたので、みんなからいじめられていました。ある日、生みの親はコレオリにこういいました。
「大きな鉄の木を倒すんだ。そうすればみんなお前をいじめないよ。」
 コレオリはそれを引き受けました。

koreori lukot mom kai e frea kont dil yu lent di e ragna. yan lu lukot jol e zom kai e frea, latat nos i max e zom a fia poten zom. yan im took e keks duen fil, ai koreori lamaktik mitora. mitora til tem myulen ket fir o het fir flap myulen goma o nia fil fir o inj har, et mo ank myulen fian lij.
 コレオリは、たくさんの機械の人形たちに阻まれながら、大きな鉄の根っこを辿りました。そして、大きな鉄の木の幹にたどり着くと、ウロから木の中の世界に入りました。そして長い旅の末、ついにコレオリは、ミトラに会いました。ミトラは、白い猫のような耳、狐のようなふさふさした白い尻尾、白い長い髪の毛と赤い瞳を持ち、小さな女の子のように愛らしい姿をしていました。

koreori kuk tu lex,
"der em sil sen nil ol niks zom kai e frea o dis da!"
yan koreori vandik mitora vol em tikn ver. mitora vasik vol em sonk fir. tikn ver o sonk fir vasat se vart, il le mitora ladat ik dask. im took e vas duen fil tin, tikn ver vastik sonk fir. mitora veitik yu envi divaik xelen mirok, elfik o leevik.
コレオリはこういいました。
「お前を倒して、大きな鉄の木を倒せば、俺は幸せになれるんだ!」
 そうすると、コレオリは黒い龍となってミトラに襲い掛かりました。ミトラは、白い虎となって戦いました。黒い龍と白い虎の戦いはすさまじく、ミトラが作った全てのものは砕け散りました。長い長い戦いの末、黒い龍は、白い虎を打ち破りました。ミトラは、神としての力の大半を奪われて、逃げ去りました。

koreori nak nau man vast.
"tur, yuu its sil der da."
koreori ziinik fia tant. son lan sein le fiasat i ragna en xa miyu aljan. laas monkates a xial e jan. koreori terik xiv iten xial e jan kon envi e zom kai e frea. nak, laas fai sat se mer zom kai e frea ok ifan.
 コレオリは、勝利に喜びました。
「これで誰も俺をいじめたりしないぞ。」
 コレオリは外の世界をのぞきました。すると機械から生まれた人たちは地上からいなくなっていました。かれらは、空の町に移り住んでいたのです。コレオリは、大きな鉄の木の力を使って空の町からの声を聞きました。なんと、かれらは星ごと大きな鉄の木を焼き尽くそうとしていました。

"lad van fia antes del ern jigol vol osk tu fia kon iire antes! la haps emi, ans raklat dem la. lins l'ext ans del ern jigol fin haps emi! see, la fitat mols t'ano antes siina in a. lu til xad on tu hot in a. ketta, re vort ok zom kalsifar prest!"
「我らの雷によって世界を浄化し、我ら選ばれし民の世界を築くのだッ!あのトカゲめ、まんまと騙されおったわ。トカゲの分際で我ら選ばれし民を冒涜する悪魔め。まぁ、我らの作戦の時間稼ぎにはなってくれたようだな。そこだけは存在価値があったようだな。さあ、忌々しい呪いの木とともに朽ち果てるが良いッ!」

koreori xaklik nos demat yu, nak emt. yan lu nak varae vart a lan kaen fia tant. koreori waanik zom kai e frea, fepik tek a jan. il xial e jan rigik yu tek kai e frea alova yuu. fok lu fesnik lent di e ragna, jiok lan kaen tu ifan. mom e zom kai e frea lobik tu ifan kon nos se mer, tu ifan emik seer.
 コレオリは、自分が騙されたことに気づき悲しみました。そして外の世界の人間たちへの甚だしい憎しみが湧き上がりました。コレオリは、大きな鉄の木を揺すり、葉を天に飛ばしました。空の町は、大きな鉄の葉によって一つ残らず壊されました。さらにたくさんの機械の人形たちを放ち、この星の人間たちを皆殺しにしました。大きな鉄の木の根っこは星を覆いつくし、その星は静かになりました。


xi tu, koreori keak fia rigol poten zom, miyuk tu a fia leim. yan lu mok sat du teom ok fia e zom kai e frea man lu nak miyu buuna. tal lu serik mitora l'emes ivn xem tu fia l'emes leim. mitora ladat fia lis tin xi lu vadek koreori, rat tu se nekt. ka fia e koreori, kum kalis le ku sen le mitora ladat xat, tal laas lfis vil miyu ol viid mi miyu sin. son mitora lunates lana makl viid a ka le laas ra. koreori fos sat mitora lana vast mer. tu at axo ban veer saen mok teom. yan ojaxo teom luutes et onk im tur tan.
 その後、コレオリは、木の中の壊れた世界を直し、普通の世界に作りかえました。すると退屈になったので、この大きな鉄の木の世界ごと永い眠りに付こうとしました。しかし、小さな存在となったミトラが、時折普通になった世界に訪れてことを知りました。ミトラは、コレオリに負けた後、小さな小さな世界を作って隠れ住んでいました。コレオリの世界には、僅かにミトラが作った物言う動物たちがいましたが、魔法の力がなくなってしまうと生きられなくなってしまいます。だからミトラは、彼らの住むところに魔法の力を蒔きに着ていたのです。コレオリは、完全な勝利のためミトラを捕まえようとし始めました。それは、永い眠りに着く前の最後の楽しみでした。そして、今も彼らの永遠の追いかけっこが続いているのです。

atta atta.
めでたしめでたし。


○変更点
  • 「~の」にあたるeが復活。前は関係詞もe(x)だったからバッティングを避けるため「~の」のときはe(x)の使用を避ける傾向があった。だから"zom kai frea"に。のちに関係詞はl(e)になったためバッティングの心配はなくなり"zom kai e frea"になる。制アルカの"zom tas e fent"と用法は同じ。
  • 星はliifaだが、文脈から言ってifan(惑星)であることは明白
  • 関係詞はe(x)からl(e)に。
  • 「多い」はdaからdiに
  • 複数はseからseinに。
  • ちなみに近似複数はsoからsif
  • itは子音で始まる語の前ではiになる。
  • 「普通」はbinからleimに
  • 指示用法のxeなどは前置。tuやluなどでは当時から実装されていたはず。
  • sab(着る)はいまだに正式な用法だが、leinの方が丁寧な気がする。
  • 「得る」はxom→xim
  • 「未来」はsik→sil
  • 断定のdecは、dac, da, deなどの異体が複数存在するように。
  • 内包関係詞が復活。alsができてlesに落ち着く。
  • 今回、地の文はなるべく当時の記述スタイルに忠実に過去系は使わない方針で。昔から地の文は現在時制で書かれる傾向が中期制アルカ時代からあった。「~た」で終わる文章は完了の-ikをつけることに。
  • 単位動詞の七相体系が実装される。将前sat 開始kit 経過-or 完了-ik 継続-es 終了took 影響iltの七つ。動作は将前から継続、状態は経過から影響を用いる。状態動詞の「変化の始点」は開始相でなく完了相だから"lu nak nau"は「彼は喜びを感じ終えた(状態終了)」ではなく「彼は喜んだ(動作の完了ないし状態の始点)」と訳す。
  • この当時はまだ経過相と継続相はともに-esだったはず。これは2008年5月末のアクセント改定で-arと-esに分かれ、11月4日にar(やる)とバッティングしていた-arが-orになった。
  • 「無・ゼロ」はu→yuu
  • 副詞を導く格詞はrax→s(e) seができてから、動詞の後につけるだけで"an rigat mer"(私は完全に破壊した)みたいに副詞にできるパターンが廃れ、"an rigat se mer"のように、「se mer」のように副詞化のとき、seをつけるのが半ば義務化した。
  • kamilなど頻度を表す語彙は動詞の後ろより動詞の前に来るパターンが多くなった。
  • 失敗のrekはどちらかというと「エラー」的意味合いが強いためfesに変更。
  • 「試す」はmisからmisk。miの継続相(当時は経過相も含む)misとバッティングするため。
  • 今回allaz(10~14歳の男)ばかりじゃつまらないからlanko(男の子、allaz及びalmanaの総称)も使用。ちなみに女の子はreiyu
  • 定冠詞というわけではないが、一般のものと区別するために話題になっているものは"lu lanko"や"lu ket"のように指示代詞をつける方針。
  • zalでなくknoosを使ったのはいい意味で。形容詞において「ポジティヴな意味、ネガティヴな意味、中立な意味」で語形が区別されるようになったため。zalだと「おかしな、風変りな」という悪い意味になってしまう。
  • 「青」はsoor→soret jan sor(高い空)とjan soor(青い空)で紛らわしくなったため。
  • erkeは川一般から「大河」と意味が狭まったため、川一般を表すereiに変更。
  • seが「複数」接辞から副詞を導く格詞になった影響で、tuse, diseなど膠着的に生成されていた複数代詞が屈折変化するように、tuse→tuus, dise→mase→lese→lees。同様にanse→ans tise→tiis luse→luus lase→laas
  • mesluk(歩きまわる)はxelk(散歩する)でいい気がした。
  • atisは風景というより遠景のような意味なのでixtaに
  • 弱逆説は"dee"より"tet"の方がよく見るし、発音しやすい気がする。
  • 「必要」はxat→xir. xat(ある、居るの過去形)とバッティングしまくりだから
  • 親族名称に愛称や卑俗な呼び方ができたため、今回は原文の雰囲気を出すために愛称に。
  • 叔父や叔母に当たる表現はtateだけで男女の区別がつかないが、一般的な「おじさん」や「おばさん」にあたるtette, lanlaができたので代用。
  • 制アルカでいう「et ma(~なる)」構文はなるべく「em」に変更する方針。実際「et miyu」はほぼ見ない。
  • 「隣」はmoxでなくamox
  • daがdiになった影響でdapitはdipitに。davaikはdivaikに。数字のtaとdaは同じようなシチュエーションで使われるから紛らわしかったらしい。
  • 「増やす」はfagからmeif
  • 制アルカでいう「e an」「e ti」に当たる表現は所有代詞で表すようになった。ant, tiil, luut, laat, eres, antes, tiiles, luutes, laatesのように屈折語形を用いる。のちに位相爆発が起こるとそれぞれに屈折語系ができ、人工言語にしては珍しい複雑な人称代名詞体系になる。
  • 昔からillanやiltul、xelan, xetulという表現は見ず、ただilやxeで表され、有生か無生かは文脈判断という場合が多い。
  • 「生む」はsot→livl
  • 若気の至りをしているコレオリさんの口調はアルデン位相。この当時から女性が話すユンク位相はあったはずだが、4月頃に不良言葉のアルベン位相ができ、11月におばさんのマユ位相ができ、12月19日に一気に増殖してできたものの一つにこのアルデン位相がある。強気かつ知的な男性が話す位相とされる。
  • 程度が細かく細分化された。ここで出るvartは「とてつもなく」という最上級の程度を表す。程度の強い順にvart(とてつもなく), tinka(ものすごく), tin(とても), tar(かなり), yue(やや), kal(すこし), kalis(わずか), leiz(ほんの)
  • 「奪う」はvieneft→veit。セレン氏の癖でveitでなくviet(ライオン)と綴られることが多い不遇の動詞。vieneftが元語形なだけに実際の発音はvietなのかもしれない。
  • 「~された」に相当するものは-ontから-olに。ern le jig yuもいいけどern jigolの方がすっきりしているからそっちで。
  • ちなみに「~の」に相当するeは母音で始まる語の前ではtになる。だからe anoはt'anoに。
  • aldert(呪われた)よりkalsifer(神々に呪われた)のほうが何となくかっこいい。
  • 例外なくはenovaでなくalova。
  • 「最後」はbees→veer。たぶん、音が汚かったから。

flia体による晩期制アルカ

召喚の儀(pelt e artes)より。
2009年4月1日に一日がかりで執筆。
オリジナルテキストについては大きな鉄の木を参照。



最終更新:2010年03月31日 17:58
添付ファイル