なんだかんだ言ってお色気って大事

『――それでは、今回の放送はこれまでと致しましょう。
 俺が死ななければ、また六時間後に『ぼんくらじお』を放送できればいいなーと思います。
 ではでは、また六時間後(仮)ー』

 耳障りな放送が終了し、新フィールドへとつかの間の沈黙が帰ってくる。
 いつも楽しんで聞いていた支援ラジオも、現状が現状であるが故に、緊張感のなさが喧嘩を売っているようにしか聞こえなかった。
 それも終わり、耳を打つのは静かなせせらぎ。
 心地よい清流の音が鼓膜を揺らすのを感じながら、彼女――考察の騎士は今一度思考する。

(不覚でした……まさか序盤から、これほどの人数の命が喪われることになるとは……)

 いの一番に、己の失態を恥じた。
 先の放送で読み上げられた、死者達の名前は合計70人近く。
 これがカオスロワでもない限り、それだけで1つのバトルロワイアルが開催できるほどの大人数である。
 あまりにも死人が多すぎた。あまりにも血が流れすぎた。
 そしてこれだけの数だ。もしも自分がもっと具体的な行動に出ていれば、この中の1人か2人かくらいは救えたかもしれない。
 突如襲いかかった地震さえなければ――否、それも結局は言い訳だ。
 自分が不意討ちに対処できなかったために。どこかで油断があったがために。
 あんな下着がどうこうという下らない理由のせいで、誰かを見殺しにしてしまったのだ。

 ところで、彼女が地震だと感じた振動は、実は地震によるものではない。
 本来鹿児島県の土地であったはずの屋久島が、うっかり沖縄に配置されていたので、
 主催者がそれを途中で正したのだが、その大移動の際に起こった衝撃が元凶だ。
 というかマジにごめんなさい。この人の登場話書いたの俺だ。素で沖縄と勘違いしてたorz

 閑話休題。
 理由はともかくとして、自分のミスが原因で、救える命まで犠牲になってしまったという事実は、到底気分がいいとは言えない。

(不断氏と貴公子氏も亡くなられた)

 何より、同ロワの人間の死が堪えた。
 この両名との面識は、どちらかといえばなのはロワ歴の浅い彼女には少ない。
 どちらも最近では徐々に投下ペースが落ちてきており、リアルタイムで作品を目の当たりにする機会はそれほどなかった。
 それでも、無視できる存在ではなかった。
 かつて過疎期にあったなのはロワを、懸命に支えてくれていた不断の騎士
 予約の少ないトライガンキャラを巧みに操り、幾多の名作を作り上げたフィールド破壊の貴公子
 どちらも得がたい存在だった。ロワを完結に導くための、強力な味方になってくれるはずだった。
 その2人は、もう、いない。

(……今後はこれまで以上に、慎重な行動を取らなければ)

 固く誓う。
 もう二度と、あのような失態を犯すことはしないと。
 喪われた命の重みに屈し、絶望のままに歩みを止めるのは簡単だ。
 だが、それは決して許されることではない。
 自分は生かされたのだ。不本意ながらも、偶然という強運に味方され、多くの命を踏み台にして生き残ったのだ。
 であれば、その責任を負う義務がある。
 ここで膝を折ることは、志半ばに散っていった、不断の騎士やフィールド破壊の貴公子への重大な裏切りだ。

(まずは、現状把握からですね)

 内心で呟きながら、考察の騎士の手が背のデイパックへと伸びる。
 中から地図を取り出すと、案の定地形が更新されていた。
 今両手に握った紙に記されているのは、先ほどまでの日本列島ではなく、レトロなドット絵で記された複数の島々。
 リアルでは見慣れぬ西洋風の城があったのが気になったが、絵柄が絵柄だ。きっとRPG的な世界観を意識したのだろう。
 現在地がリバーエリアであることはすぐに理解できた。意外にも、ここ以外には川が一切流れていないのだ。

(エリア数は合計25。合計100人以上の人数を篩い分けるならば……旅の扉は、4つか5つ)

 割り出した旅の扉の総数は5分の1。
 前回の地方ごとの推測に比べると、やはりその割合は低い。
 生き残って新フィールドへ移動した人数が2分の1以上なのだから、恐らくこの推測はある程度正しかったのだろう。
 逆に言えば、それほどに多くの配置していたから、107人もの人間が生還したというわけだ。
 73人も死者が出たのもそれはそれで驚きだったが、こんなに大勢の人間が第一放送を聞くのもまた異常。
 恐らく主催者は、これまで以上に条件をシビアに設定するに違いない。
 ここで人数を減らしておかなければ、今後の進行もままならなくなってしまうだろうから。

(中でも配置されている可能性が高いのは、キャッスルエリアのいずれかの城)

 そして特にこの仮説は、自信を持って断言することができた。
 いくら数を少なくしたとしても、おかげで誰も見つけられないようになってしまっては本末転倒。
 旅の扉の中の1つくらいは、どこか目立つ場所に配置されているはず。
 となると城はうってつけだ。外観が目立つというのもあるし、他にも1つ根拠がある。
 ドラゴンクエストなどのRPGをプレイしたことのある人間なら分かるだろうが、
 城の内部とはなかなかに入り組んだ構造となっているものだ。
 一番目立つ施設であると同時に、隠し場所にも困らない。
 場所の目星をつけるのが難しすぎず、なおかつ中で探すのも簡単すぎない。
 旅の扉を設置するには、これ以上ないほどに理想的な場所だ。
 加えて、これだけの建築物である。この結論に至らずとも、単に人が集まることを想定して、やってくる人間も多いだろう。
 クアットロの身体を持つ考察の騎士は、攻撃手段には乏しいのだ。仲間を集めるに越したことはなかった。

(となるとやはり、当面の目的地はキャッスルエリアとなるわけですが……)

 ふと、その時。
 一旦思考を打ち切り行動に出ようとした瞬間、考察の騎士の視線が落ちる。
 現状を思い出した彼女の目が、自らの身体をじっと見つめた。
 ここはリバーエリア。飛ばされてすぐに放送が始まったので、スタート地点から動いてはいない。
 耳をすませば、川のせせらぎが聞こえてくる。それはまだいい。
 問題はその音が、四方八方から聞こえるということ。
 そう、ここは川のド真ん中。
 要するに――

(……これも不覚としか言えません……)

 のっけから川に落とされたということだ。
 はぁ、と深くため息をつく。
 あまりにあまりな新天地への到達のおかげで、身に着けたセーラー服はずぶ濡れ状態。
 水を吸った衣服は重いし、何より肌にべたべたとまとわりついて気持ち悪い。
 白地であるが故に、盛大に透けてしまっているのもマイナスだ。
 ふくよかな双丘に張り付いた布は、くっきりと肌色のバストラインを浮き上がらせている。
 これが別の参加者ならまだよかった。だがここにいるのは、ブラジャーをつけることも許されなかった考察の騎士。
 つんとせり出す天頂の果実は、綺麗な桜色を盛大に主張している。
 要するに、乳首丸見えである。透けた生地越しに浮き出た様が何とも扇情的だ。
 いくら何でもこれはまずい。できれば誰かに見つかる前に、さっさと乾かしてしまいたい。
 だが手早く乾燥させるためには、それこそ服を脱ぐ必要がある。裸体を隠すものがない以上、それはもっとまずい。
 殿方に見られるのは恥ずかしいし、服をなくしたり盗まれたりしてしまう危険性もある。
 こうなれば西にあるファームエリアに行って、作業服でも探すとするか。
 できれば誰にも会うことなく、そこまでたどり着きたいのだが。
 一縷の望みを胸に秘め、意を決して一歩を踏み出したその瞬間。

「――あひぃっ!」

 願望はあっさりと打ち砕かれた。
 みょうちくりんな声のする方では、白髪のフェイト・T・ハラオウンが、思いっきり鼻血を噴いて悶絶していた。


 ちろちろと流れる川の音に、時折強い音が混ざる。
 肌色と栗色の二色の人影が、水辺の中心に立っていた。
 されど、状況は先刻と同じではない。
 まず姿が違う。先ほど川に立っていた彼女は、一応セーラー服を身に纏ってはいた。
 しかし今、考察の騎士の身体を覆うものはなかった。一糸纏わぬ、生まれたままの姿というやつだ。
 早い話が、全裸である。
 髪留めも眼鏡も取り去って、その豊満なスタイルの肢体を、冷たい清流の真ん中に立たせている。
 時折両手に水を掬うと、それを身体のあちこちにかけた。
 衣服越しでない生の乳房を、細かな水滴がすぅっとなぞる。
 女性的なウェストラインを、静かに伝っていく透明な雫。
 ふるふると揺れる尻の動きに合わせ、玉のように弾ける冷水。
 抜群のプロポーションを誇る身体をくねらすたびに、全身の水分が艶やかに煌く。
 長い睫毛を濡らした視線は、一種淫靡な魅力を醸し出していた。
 そんな印象とはアンバランスに、女の象徴たる下半身のモノが、
 いわゆる「はえてない」状態になっているのは、そう見えるよう描写したルル×スバラバーズのせいに違いない。
 いずれ合流した時には、対主催の立場とかとは関係なしにとっちめてやりたい。割と真剣にそう思った。

「いやぁ……ええのぉ、ええのぉ~……♪」

 ふと視線を川辺へと向ければ、中年親父のようににやついた視線が、じっとこちらを見つめている。
 あの人には見張り役としての自覚があるのだろうか。今日何度目とも知れぬため息をついた。

 現状を説明すると、現在考察の騎士は水浴び中である。
 元々キツキツのパンツを穿いていたせいで、全身汗まみれになっていた身体を、着衣を乾かすついでに洗い流しているのだ。
 こうした大胆な行動に出られる理由としては、そこにいる白髪の女性の存在が挙げられる。
 名を、南斗脱衣拳伝承者と名乗った。
 なのはロワからも何人か参加者を集めている、らき☆ロワというロワに所属する書き手だそうだ。
 前述のルル×スバとラジオ関連で交友があるということも手伝って、考察の騎士の身分に対する理解は早かった。
 一応危険人物ではないということで、行水の際の見張りをお願いし、彼女がこれを快諾。
 「クア姉の裸体をナマで拝めるだなんて、むしろこちらが見物料を払いたいくらいですッ!」ということで、今に至る。

(……妙に裸に興奮しているあたり、そっちの気がある人なんでしょうか)

 水の冷たさ以外で背筋が寒くなるのを感じたが、贅沢は言っていられなかった。
 可能性はゼロではない。なんせ相手の姿はフェイトなのだ。
 おおよそリリカルなのはという作品を知っている人間ならば、なのフェイという単語は避けて通れるものではない。
 要するに、百合の素養は存分にあるということ。
 取って食われたりしないだろうか? そう考えると、ほんのり頬が朱色に染まった。

「脱衣拳氏には、合流したい書き手はいるんですか?」

 思い切って切り出す。
 この沈黙はあまり味わいたい類のものではなかったし、何より彼女のことを知っておくに越したことはない。
 故に脱衣拳へと、その胸中を問いただした。

「んー、どうだろうねぇ。私は気ままにナイスバディ達を脱がすだけだから、団体行動を取るつもりはないかなー」

 どうもこの脱衣拳という女性には、自分を殺すつもりこそないものの、同行するつもりもないらしい。
 書き手ロワにはこういう人種も多いのだそうだ。そしてこの手の人間は、大体主義を曲げることがないと相場が決まっている。
 優れた戦闘能力を持つフェイトの姿をしているが故に、彼女と行動を共に出来ないというのは、少々惜しかった。
 ……不穏当な発言に対する不安は拭い去れないが。

「考察ちゃんはどうするの?」
「私はルル×スバ氏や無常氏と合流し、主催の打倒を目指したいのですが……正直、不安材料は多いです」

 そして気がかりは、脱衣拳に対するものだけではなかった。

 現状この書き手ロワに残ったなのはロワ書き手は、ルル×スバラバーズと無常の騎士の二名。
 片やリスタート前から投下数トップを独走するエース・オブ・エースで、片やじわじわと投下数を伸ばし続けてきたナンバー2だ。
 仮に味方にすることができれば、強力な戦力となってくれるに違いないだろう。
 しかし、問題もある。
 この2人が素直に対主催になってくれるのかが、相当怪しいのだ。
 無常の騎士はその名が示すとおり、マーダー寄りの展開を多く手がけた書き手である。
 おまけに得意とするのはステルスと奇襲、そして事故死。どう考えても安全な人物とは思えない。
 ルル×スバはこれに比べると遥かにましだが、こちらも油断できる相手ではなかった。
 対主催繋ぎを書くことが多く、自身も相当な燃え好きなのだが、一方で相当なドSである疑いがあるのも事実なのだ。
 セフィロスのマーダー覚醒、チンクの両腕欠損、そしてルルーシュとシャーリーの衝突。
 更に多く手がけてきた大規模バトルも考慮すると、厄介なマーダーとなっていてもおかしくないのである。
 まさかアニロワ2ndで召喚したという、ゲッターエンペラーを従えている、なんてことはないだろうが。

「……悩んでいても、仕方がないことではありますがね」

 言いながら、ちゃぷちゃぷと水音を立てる。
 裸足で川底を踏みしめながら、脱衣拳の待つ河原へと上がった。
 乾かしていた着衣を受け取ると、一礼の後に身に着ける。
 上着も、スカートも、小さすぎるパンツもよく乾いていた。これなら支障を来たすこともないだろう。
 相変わらず下着に違和感を覚えるのはともかくとして、だが。

「色々とありがとうございました
「いいよいいよ、こっちもいい物拝ませてもらったし」

 完全に着替えを終え、改めて礼を述べる考察の騎士。
 脱衣拳もまた、笑顔で応じた。発言や行動や嗜好こそアレだが、基本的にはいい人のようだ。

「では、お気をつけて」

 言いながら、踵を返す。
 彼女が味方になってくれないことは分かっていた。
 脱衣拳には脱衣拳の目的がある。南斗脱衣拳伝承者なりの正義がある。
 はた迷惑な正義ではあるものの、それを止めることは自分にはできない。
 ならばせめて後腐れなく、こうして素直に別れるのが一番いい。
 そして自分も、自分の正義を貫くのがベストなのだ。この殺し合いを打倒する、という正義を。
 そう信じ、城へと向けて、新たな一歩を踏み出した。

 の、だが――


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 ~i    翔   ヽ j  "、、,、-'":::::::::::::::::::::::::~(: j iiレ(/) ))& 彡}ナ"彡;、 '"::::::::::: イ  義  斗
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''Y'r''.rf" r' ,,、-、 |  | ;;ii  ,r" ,,,,,,,;;;;;;;''(l| 从 彡: : : : : : : : ~=、 ̄ ̄;;;;;;;;;、,r"::::::;;、-ー -,,;;;;))リ / ノ     ,,rァ
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   ,、ー'ー/;;;;从从从从i;;;| ::::、ノ: : :彡llllll": リリ ,,,: ((入、)~'' ,'  ||从||从:リ | ::::/ノ:ノ i| ゚ )、 '''<, ::::::i
ツ  .::::::::;' ,'从iiiii从从从;;;|,,;;;フ: 从: llll: iiiiレ : :从 iii゙t "''');;;,j,,,|i从从从リ. j::;;;/ ゚/~'リ=ソ l '、'、ヽ '"|,        , '
 ::::::::::  l ||;;;;i、iiiiiiiii;;;;;;;从;r""): : : : 从: ::lllii 从:: 彡:'゙ァ-ー'''〉从从iii从ii,,ノ:;;/ / / /  リ |. j t::::::i,       /:::
※画像はイメージです

 それはまさに、一瞬の早業だった。

 考察の騎士が背を見せた瞬間、駆け抜けたのはまさしく雷光。

 光速の影が彼女の身を掠め。

 彼女の下半身を一陣の風が吹き抜け。

 すとん、と落ちる感触と。

 ばっ、と抜き取られる感触と共に。

「なーっはっはっはっは!
 確かにいい物は見せてもらった! だーがこの南斗脱衣拳伝承者が、着衣の1つも切り裂かずに終われるものかよ!
 残念だったな考察ちゃん! 貴方の着衣は私がもらったァ! ムヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョ~……」

 ソニックムーヴに置き去りにされた声が響く中。

 1人残された考察の騎士は。

 スカートとパンツをその拳で切り裂かれてまんまと強奪され。






 下 半 身 す っ ぱ だ か の 刑 に処せられたことを、ようやく認識したのだった。






「……そんな馬鹿なあああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ―――っ!!!」

【一日目 朝/リバーエリア】

【考察の騎士@リリカルなのはクロス作品バトルロワイアル】
【状態】健康、顔が真っ赤、下半身裸(はえてない)
【服装】陵桜学園のセーラー服(高良みゆき@らき☆すた のもの)、ノーブラ
【装備】
【持物】基本支給品、不明支給品0~2
【思考】
 基本:殺し合いには乗らない。同じ対主催の参加者を助けたい。
 1.ま と も な 服 が 欲 し い
 2.可能なら、なのはロワの書き手と合流したい。
【備考】
 ※外見は陵桜学園の制服を着たクアットロ@リリカルなのはStrikerSです。

【南斗脱衣拳伝承者@らき☆ロワ】
【状態】ダメージ(小)、満足感
【装備】DMカード、六芒星の呪縛@ニコロワ
【道具】支給品一式、まふうじの杖@書き手ロワ2nd、イヴのパンツ@ジャンプロワ、陵桜学園のスカート、支給品×0~1
【思考】基本:ナイスバディーな女性の服を切り裂き脱衣KO。対象外はひっこんでろ。
1:ムヒョヒョヒョヒョヒョ、たまりませんのぉ~♪
2:あの2人(ギャルゲ写本パヤロワ断章)を追いかけ、脱がせる
3:邪魔する奴は指先一つでダウンさ~♪
※外見は白髪のフェイトです
※南斗聖拳の一派、南斗脱衣拳を修得しています

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生まれたことを喜劇だと笑い飛ばせば 考察の騎士 行け!アビスマン!
いい体をしている子はどんどん脱がしちゃおうねぇ♪ 南斗脱衣拳伝承者 たとえ胸の傷が痛んでも

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最終更新:2009年06月25日 17:58
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