どうでもいいけどプーチンってプッチンプリンみたいなかんじで美味しそうですよね

「…………」

オリロワ書き手断崖道は何も考えられなかった。
いや、何も考えたくなかった。
仲間も、希望も、カラオケボイスが見せてやろうといった新しい道も…それを見るための視力も。
全てあの悪魔に奪われてしまった。
そして先ほどの放送で自ロワであるオリロワの書き手の名前が呼ばれ、残りのオリロワ勢は彼女ひとりとなってしまった。
仲間であるカラオケボイスの名前は呼ばれていなかったものの、新フィールドに行く途中で別れてしまったようだ。
彼の声はもう聞こえない。
断崖道はそのまま座っていることにした。
もうじっとしていよう。
何だかやけに寒いが気にならない。
このまま殺されたって構わない。
所詮dat落ちのロワ書き手。希望を持つこと自体無駄だった。
もうどうせ絶望しかないのだ。


彼女は静かに、そして長々と俯いていた、周囲がスノーフォレストエリアという極寒の地であることも、気にならなかった。
彼女は絶望に飲み込まれていたから。

だから彼女に魔の手が迫ることになる。
漆黒のスーツを羽織り、冷酷な眼光を放つ死神の。


「動かず、闘わず、ただ座ってるだけか?何もせずに助かれるほど書き手ロワは甘くないのだよ」

女プーチン書き手はそう言って断崖道を殺そうと自分に支給されていた暗殺針を構える。
だがその瞬間、

「ゴールド・エクスペリエンス!」

スタンドが現れ、プーチンに拳を振るう。
プーチンは舌打ちしながら自分もキング・クリムゾンを発現し、G・Eの拳をガード。

「誰だ…」

暗殺者である自分が不意討ちされたことに対し不快感を露にし、自分を攻撃してきた書き手に視線を飛ばす。
そこにはマシロくんの姿をした書き手が立っていた。

「そこの女性に手を出すな!殺すというなら先に僕と闘え!
 この漫画ロワ書き手最後の4人が1人。【輝く】フォテイが相手だ!」
「フォテイ…?ということは◆40jGqg6Boc氏か」
(なるほど。これも因果か…)



フォテイがここに至るまでの経緯を簡単に説明しよう。

マーダーであることも知らず戦人の襲撃から守ったCpp氏の不意討ちを喰らって気絶し、彼によって諏訪湖に落とされた。
いや、旅の扉に送り出されたというほうが正しかろう。
新フィールドへ送られている最中で騒がしいメカポッポ(ぶっちゃけると今回の話ではあまり出番はない)に叩き起こされ目が覚める。
そしてスノーフォレストエリアに移送されていた。
放送が始まったのはその後。

幸いフォテイの所属する漫画ロワに死人はいなかったのだが、呼ばれた参加者の名前には前のフィールドで出会った『CppH18E08cは大変な支給品を出していきました』の名前もあった。
メカポッポの話によるとCpp氏は空気なりたくなかったためにマーダーになったという。
だが恩人であるフォテイには手を出すつもりはなかったと。
フォテイは何ともいえない心境だった。
ただ気になったことといえば、彼は最後に輝けたのだろうかということだ。
自分の作品で命を散らせてったキャラクターのように。

そしてフォテイは今度こそ対主催と合流しようと足を進めた矢先に女プーチン書き手が断崖道を殺そうとしている場面を目撃。
影の唇蝶戦人にやったような『バルスをかましてすぐ撤退、熱血の【輝く】フォテイ』作戦をやろうとしたが、同じ作戦を続けてやるのは失敗フラグじゃね?
ということでフォテイは自分に支給されていたゴールド・エクスペリメンスのDISCを自らの頭に挿入し、女プーチン書き手を止めに入りさっきの状況にいたる。




女プーチンはいつでも殺せる断崖道を無視。
フォテイに集中する。
2人はそれぞれゴールド・エクスペリメンスとキング・クリムゾンを展開しながら互いを睨みつける。
そして……

女プーチン書き手はキング・クリムゾンを引っ込めた。

「…逃げるんですか?」
「漫画ロワ書き手は戦闘民族…骨が折れそうだ。
 それに私は戦いを好まぬのでね」
「嘘を言わないで下さいよ。見ただけですけど貴方だって相当の強者のはず。
 戦いを好まない?じゃあなんであの人を襲ったんだ!」
「勘違いするな。カオスロワ書き手である私は熱血バトルをするつもりはないというだけだ…」
「は?」
「フン、私はカオスロワ書き手だと教えても分からないのかね。ならば一つ教えておいてやる」

困惑するフォテイに対しプーチンは答える。

「バトルで参加者を殺すなど時代遅れなのだよ」
「な……」

あの……女プーチン書き手さん。
かっこよく言ってるつもりですけど……思いっきり車輪さんの台詞をパクってますから。

「1レスSSで参加者をズガンしたり、大量虐殺することこそが私の…いやカオスロワのやり方なのだからな」
「ふざけるな!ズガンだと…君はそう言ったのか!?」

ズガン。
軽い…もしくはほぼ全くない描写で終わらせるパロロワ1不名誉な死に方。
車輪が毒殺に拘るように、プーチンはズガンを信条としていたのだ。
こうやってフォテイと対峙する形になってしまった以上、ズガンするというのは無理になる。
まあここでこの話が終わって次の話の冒頭でフォテイが死んでればズガンの完成なのだが。
それは問屋が…いや俺が卸さなかったのあった。

「君は……参加者を…キャラクターを何だと思っているんだ!」
「ハ。どこでキャラがズガンされようが野垂れ死のうがフラグ折られようがこれがバトルロワイヤルというものだ」

ズガン、大量虐殺。
その言葉を聞いてフォテイが黙っていられるはずがない。
キャラを輝かせて活躍させて散らせるフォテイにとってズガンなど言語道断だ。
活躍の場を一切与えずズガンしまくりなカオスロワのノリをプーチンは書き手ロワに持ってこようとしているのだ。

「これ以上話し合っても無駄のようだな。私はこれで失礼させてもらう。
 縁があったらまた会おうか。『エース』」
「なっ…!待て、君は一体…」

『エース』。書き手ロワ2の時のフォテイの名を呼んだことを最後にプーチンは雪の森の暗闇の中へ姿を消していく。
追おうとするフォテイだったが、女プーチン書き手の気配は完全に途絶えてしまっている。
それに……

『そこの女性は断崖道というオリロワの書き手。
 その名前のとおり参加者を不幸の道へと誘う作風を得意し、後に4人殺しの惨劇を生み出させることとなる』
「この人を放っておけないしなぁ…」

フォテイは断崖道を介抱することにした。

「それにしても…あの人は何故わざわざ僕の昔の名前で呼んだんだろう……」

フォテイは知る由もなかった。
女プーチン書き手は書き手ロワ2にてエースと相打ちになった男と同一人物であると。
そしてもう1人の同一人物が書き手ロワ3の変態成分として猛威を振るっているとは知らないほうがいいかもしれない。


【一日目・朝/スノーフォレストエリア】


【【輝く】フォテイ (◆40jGqg6Boc氏)@漫画ロワ】
【状態】健康。
【装備】ゴールド・エクスペリエンスのDISC@書き手ロワ2nd
【道具】支給品一式、不明支給品0~1
【思考】基本:殺し合いには乗らない
    1:漫画ロワ書き手(ワンキュー優先)、対主催の人と合流する。
    2:断崖道を保護する
【備考】
※容姿は何故かマシロくん@漫画版舞乙-HiMEです。ちなみに男の子です。
※仮面ライダーZX@仮面ライダーSPIRITSに変身出来ます。
一回の変身は十分間持続し、次の変身には二時間の時間を要します。回数制限は特になしで。
※【輝く】の称号は周りに光を出す効果があるようです。でも自分でも周りが見れない。その他の効果について不明。

【メカポッポ@マルチジャンルバトルロワイアル
【思考】基本:フォティについていく
※参加者と出会ったり施設に近づくとそれに関する情報が与えられるようです


【断崖道<◆d3hAP9FFr2>@オリロワ】
【状態】両目失明
【装備】ゴスロリ服。S&W M60
【道具】支給品一式。
【思考・行動】
 基本:無気力
 1:?????????
※少なくとも、怪我を治せるような特殊能力は持っていません

女プーチン書き手は次なる獲物を求めて同エリアを徘徊していた。

「殺り損ねたか……まあよい。所詮2人見逃した程度……大量虐殺を行なうには足りなさすぎる。」

彼の現在の殺害スコアは3名。
大量虐殺を行なおうとする彼にとっては少なさ過ぎる数値だ。
死亡者70名で考えれば尚更である。
まぁ第一放送までに3人殺害というのは結構順調だとは思うのだが、そこらへんはロワが違ったというべきだ。

「うむ、あまり成果があげられんとなると……手当たりしだいズガンしていくのは悪手なのかもしれないな。
 やり方を変える必要があるかもしれん。ステルスというのは…どうだ?」

彼の考えていることは大人数の対主催集団にステルスマーダーとして潜り込み隙を見つけて大人数を一気にズガンするという大胆な作戦であった。
だがステルス路線に変更するには問題が発生する。
自分がマーダーであることと顔が何人かに知られているのだ。
対主催に潜り込もうとしたら顔をあわせてしまうというのは避けたいところ。
だが、それは彼の持つ能力が解決した。
女プーチン書き手はプーチン大暴走の他に某顎以外の主催メンバーを全員女化させている。
その能力が彼にも与えられていたのだ。
とどのつまり性転換というもの。

「性転換後はキョン子か。確かに私が性転換させたキャラの一員でもあるんだがな…」

女プーチン書き手は性転換の描写を見事にキンクリして既に性転換を終えていた。
その姿は彼いや彼女が仰っているようにキョン子の姿だった。
都合よく服装も黒スーツから北高の女子制服となっている。

「フッフッフッこの姿だと信用されやすい。むしろ好都合だ。
 さあ対主催の集団を探すとしようか……」


【一日目・朝/スノーフォレストエリア】

【女プーチン書き手@カオスロワ】
【状態】ダメージ(中)、キョン子の姿
【装備】暗殺用針@カオスロワ
【道具】支給品一式×3、キング・クリムゾンのDISC@漫画ロワ、CD-ROM、ののワさん@ニコロワβ、
    不明支給品0~5
【思考】
基本:参加者をズガン、大量虐殺する
1:対主催集団に潜伏して大量虐殺を行なう
2:これがバトルロワイヤルというものだ
※外見はウラジーミル・プーチン@ムダヅモ無き改革です。
※性転換することでプーチンとキョン子の姿を使い分けることができるようです。身体能力は変わらないようです

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尻叩きの苦悩 【輝く】フォテイ Shining Heart くじけぬ心よ
恐山ル・ヴォワール 断崖道 Shining Heart くじけぬ心よ
大阪はいつもズガンのちGuu! 女プーチン書き手  ?

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最終更新:2009年08月07日 11:06
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