よく使用する変数の初期化

システムの評価をしていると
ゼロ入力やsine波入力などの信号列を入力したくなるよネ!!

そんなとき、今までだとexcelを起動して
ゼロのセルを縦にバーと引っ張ってテキスト形式で出力して
できたゼロ信号とかやってませんか?

そんな貴方のために、scilabでは
信号解析でよく使用する信号を簡単に作成できる
関数群が用意されているんですよ、奥様!!
まあ素敵!!これからはこの浮いた時間で
夕食のおかずを一品追加できますわ!!

というわけでそれらの関数を説明します。

1.ゼロ行列
すべての要素がゼロとなる行列は
関数zeros()を使用します。

zeros(n,m)
n : 列数の指定
m : 行数の指定

1列4行のゼロ行列の変数xの作成
-->x = zeros(1,4)
 x  =

    0.    0.    0.    0. 

2列3行のゼロ行列の変数xの作成
-->x = zeros(2,3)
 x  =

    0.    0.    0.
    0.    0.    0.  



2.要素がすべて1の行列
要素がすべて1となる行列は
関数ones()を使用して作成します。

ones(n,m)
n : 列数の指定
m : 行数の指定

1列4行のゼロ行列の変数xの作成
    • >x = ones(1,4)
x  =

   1.    1.    1.    1.  

2列4行のゼロ行列の変数xの作成
    • >x = ones(2,4)
x  =

   1.    1.    1.    1.  
   1.    1.    1.    1.  



3.等差数列での初期化
ある値Mから始まり、値Nごと増加した値を要素とする列ベクトルも
作成可能です。また最大値リミットも指定が必要です。

X = M:N:L
最小値M
増加値N
最大値L

'0'から'4'までを'1'ずつ増加させた要素を持つ列ベクトル
-->x = 0:1:4
 x  =

    0.    1.    2.    3.    4.

'1'から'5'までを'0.5'ずつ増加させた要素を持つ列ベクトル
    • >x = 1:0.5:5
x  =

   1.    1.5    2.    2.5    3.    3.5    4.    4.5    5.  
最終更新:2009年06月22日 00:40
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