アットウィキロゴ

 紀霊は、後漢後期の人物。袁術の将。


情報

紀霊


事跡

 建安元年(196年)、呂布徐州を襲って劉備を帰順させ、小沛に駐屯させた。
 袁術は将の紀霊ら歩騎三万人を遣わし、劉備を攻めさせた。劉備は呂布に救援を求めた。
 呂布は速やかに歩兵千、騎兵二百の装備を整えて劉備へ馳せ赴いた。
 紀霊らは呂布が来たと聞いて、みな兵を(おさ)めて敢えてまた攻めることをしなかった。
 呂布は沛県の西南一里の地点に駐屯し、鈴下*1を使わして紀霊らを(まね)いた。紀霊らもまた呂布に共に飲食することを請うた。呂布が紀霊らに謂いて曰く、
「玄徳は(わたし)の弟だ。弟が諸君に困らせられる所となって、故にこれを救いに来たのだ。布の性は闘いを合わせることを喜ばず、ただ闘いを解くことだけを喜ぶのだ」
 呂布は門候に令して営門の中に一隻の戟を挙げさせ、言った。
「諸君は布が戟の小支を射るのを観よ。一発にして中たれば、諸君はまさに(攻撃を)解いて去るべし。中たらざれば留って闘いを決するべし」
 呂布は弓を挙げて戟を射て、正しく小支に中った。諸将は皆驚いて、
「将軍は天威だ!」
 明日にまた歓会し、然る後におのおの(兵を)罷めた。

 帰還後の紀霊の消息は不明。


年表




所属項目(タグ)


関連項目・人物

「紀霊」をタグに含むページは1つもありません。



-
最終更新:2016年03月22日 01:54

*1 親近する兵卒。