ストライク・ザ・ブラッドに登場する用語。
有史以前に優れた文明を有し、人類を殺し合わせていた超人類。
その正体は
外宇宙からの降臨者。
詳細
来歴
- 空からやってきた宇宙人
- 高度な文明を誇り、地上人類を支配した。
- 本人たちも忘却するほど長い期間に渡って人類を支配する
- 原住民である地上人類とは違うことを覚えておくため自らを天部と称した。
「だから彼らは、自らを“天部”と名乗ったんだって。自分たちが地上の人類とは違う、天空
からの来訪者だと忘れないために。もっとも今じゃ、そんなの誰も覚えてないんだけど」
彼らは、その優れた技術を活かして、様々な下位種族を創り出した。
護衛や兵士に適した高い戦闘力を持つ獣人種。建設や荷物の運搬に適した膂力を誇る巨人
族。愛玩や家事労働向けの妖精種。水中での労働を目的とする魚人族。そして数えきれないほ
どの彼らの亜種である。
自らの神力と下位種族を駆使して、〝天部〟は凶暴な魔獣たちを駆逐し、地上に数多の巨大
都市を建設した。文明は高度な発達を遂げ、今や星々の海に辿り着くことすら夢物語ではなく
なりつつある。
- ナラクヴェーラやレヴィアタンなどの兵器を作った
- それを人類にばらまき殺し合う様子を鑑賞していた。
- 大聖殲と呼ばれる古代大戦の前には反乱側の手に落ちていた。
キイが投げやりに天井を仰ぐ。〝天翔る戦車〟をはじめとする〝天部〟が開発した兵器の多
くは、すでに反乱軍の手に落ちていた。実際の兵器の製造は、〝天部〟が下位種族と呼んで侮
っていた魔族や人間たちが行っていたのだから当然だ。ウバイド領で眷獣が使われたことで、
反乱軍も容赦なくそれらの兵器を投入してくるだろう。
- カインの反乱とそれに伴う犠牲でほとんどが死に絶えた
- カインを討つために異境で使える強力な眷獣を生み出すために種族全体を贄とした。
- 生き残りは地上の各地へと散り、高度な文明や精神性を生かしたという。
だから世界最強の吸血鬼が使役するべき、世界最強の眷獣を創造するために、〝天部〟は自
らの種族そのものを贄とした。それほどまでの犠牲を払わなければ、眷獣を手に入れることは
できなかったのだ。当然、今の古城たちにそれを真似できるはずもない。
生態
- 強靭な肉体と神力(後述)を持つ
- 寿命が長い上に不死身に近い再生能力を有する。
- 真祖たちはこの生命力を生かして数多の眷獣を取り込んだ。
姿形こそ似通ってはいたが、脆弱で短命な人類と違って〝天部〟の寿命は長く、肉体的にも
強靭だ。高い運動能力や筋力に加え、神力と呼ばれる超常の力を持っている。さらには不死
身に近い再生能力までも。
太陽の輝きを浴びた瞬間、〝天部〟の生体組織は崩壊し、灰になる。待っているのは確実な
死──否、消滅だ。強靭な肉体の生命力を持ち、さらには遺伝子操作技術すら手に入れた
〝天部〟だが、太陽光を克服することは、ついぞ叶わなかったのである。
自らの神力を保つため、そして生命を維持するために〝天部〟が欲するのは、人類の血液。
人の生き血を吸わなければ、〝天部〟とは生きていけない生物だったのだ。
神力
「……〝天部〟の念動力……」
紗矢華が震える声で呟いた。レンは大げさに苦笑して首を振り、
「神力と呼んでもらいたいね。超能力者……きみたちが過適応能力者などと呼ぶ、まがい物と
一緒にされるのは不本意だしね」
元ネタ
デーヴァ(サンスクリット語:देव、deva)、
デーヴィー (サンスクリット語:देवी、devī)
サンスクリットで「神」を意味する語。
女性形のデーヴィーは印欧祖語に由来する。
主にヒンドゥー教、仏教などインド系の諸宗教における神仏に使われる。
漢訳仏典では、天部、天、天人、天神、天部神などと訳される。
イラン・ゾロアスター教神話においてはダエーワと呼ばれ悪神として扱われる。
関連項目
天部の有する神力を利用した術技。
天部の創造した兵器。
天部を殺すために作り出された魔術。
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最終更新:2022年08月27日 19:23