名詞
漢字一字
辞書 | 説明 |
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廣辭林新訂版 |
(名) [一]理想。 [二]意見。 [三]【哲】觀念。 |
新訂大言海 |
(名) ( (觀念:(名) 心理學ノ語、記憶、想像、槪念、ヲ指ス、眼前ニ見ル物象ハ、知覺ニシテ、眼ヲ閉ヂタル後ニモ、ナホ、心中ニ現ハルル物象ハ、觀念ナリ。) |
角川国語辞典新版 |
名 ①理念。 ②着想。思いつき。 ③〔哲〕→かんねん。 (かんねん(観念):名 ①〔心〕刺激の去ったのちに意識のうちに残る心象。 ②〔仏〕心静かに仏教の教えを考え、または仏のすがたを観察すること。 ③〔哲〕ある対象を指示する意識の徴表。イデア。 ④ある事物はこういうものだと思いこむこと。 ⑤自サ変 あきらめること。覚悟。) ④〔哲〕→りねん。 (りねん(理念):名 理性の判断によって得られる最高の概念で、全経験を統一するもの。イデー。) |
大英和辭典 |
〔名〕[一]【哲】觀念. [二]思〔オモヒ〕,考〔カンガヘ〕. [三]思付キ,考案,趣向〔シユカウ〕,考. [四]想像,觀念,智識,思想. [五]理想,標準. [六]【音】主題,主想. [七]【軍】方略〔ハウリヤク〕. |
直訳音写語は「案」又は「発想」か。
また、「考えたこと」なのか「思い付いたこと」なのか「思っていること」なのか、などの定義・実際の意味はカタカナ語が母語ではないから不明。
カタカナ語話者はこの語の日本語をすっかり忘れているのか知らないが、「日本人が」、或は、「日本語で」今も用いる語は普通に「
「いいアイデアだ」などの表現は英語表現「good idea」の直訳か。「いい考えだ」と直訳するのもよいが、別の自然な日本語表現はそれを「良い」と褒める言い方として「いいね」や「いいねそれ」などという。また、「良い考え」を謂うのに熟語で「
「アイデア」は「考え」だとした時「考えたアイデア」を訳す場合、「考えた考え」とするのは甚だくどく拙いため、普通に「考え」という名詞一つで言うか、形式名詞を用いて「考えたもの」とするか、「考えたんだ」などとするのが自然な日本語表現。
原語単位
idea=考え
カタカナ語単位
アイデア=考え