アラート

原語

  • alert

和訳

名詞

  • 警報、注意報、報知

接辞

  • (ほう)

漢字一字

  • 報、知

ヤマトコトバ

  • ヌリテ(鐸)、カネ(鐘)、ツゲ(吿)

備考欄

辞書 説明
廣辭林新訂版 (無記載)
新訂大言海 (無記載)
角川国語辞典新版 (無記載)
大英和辭典 〔名〕[一]【軍】警戒,注意.
[二]氣ヲ配ッテヰルコト,警戒,見張リ.

「警戒アラート」だのいうものは「落雷が落ちる」や「左に左折」などの表現と同じく、言語理解が正常であれば普通に二重表現だと分かるものであり、一字一句で訳せば「警戒警報」或いは「警戒警戒」という甚だ面白可笑しく滑稽な言葉だが、なぜそのような稚拙な表現が生まれるのかは、稚拙な言語理解に因る稚拙な表現なだけの未開人仕草であろうが、その二語を一つとして標準日本語では普通「 警報 (けいほう)」と謂う。言語能力、大丈夫か。
若しくはそれが二重表現だという認識無く、別語として認識している可能性もあるが、未開故に不明。
なぜ「警報」と言わない・言えないのかは、カタカナ語の方の理解が不十分、或いはおそらく「警報」をただの「(ほう)(しら)せ)」という理解で「警」はその意味が失われ、ただの飾りという理解で、それを修飾する言葉(「警戒」や「注意」など)が必要で添えてあるものと思われる。
或いは、それが若干二重表現であろうと関係無く、普通に日本語で「 警戒警報 (けいかいけいほう)」と言いたくない・言えない、或いは同じ漢字をすぐに使ってはならない等等の人人(地球人)が容易に理解できない病、どこかしらにカタカナを交えないと気が済まない現代日本人の強迫性発作(日本人版火病)に因るものとも考えられる。これはこの語に限った話ではなく、総じて、現代日本人の書く文章にも言える。

おおまかに「(ほう)」に於ける「注意」は蓋然的・潜在的な危険が認められることを示すのに対し、「警戒」は確定的に危険が認められることを示す。
例として「窃盗に注意」はその地域で最近何件かの窃盗があり、あなたも巻き込まれるかもしれないという意味合いを含み、「窃盗に警戒」はその地域では治安の悪さから日常的に窃盗が行われており、常に用心しておかなくてはいけない、というふうな解釈になるということ。
地震注意報が無いのは、地震発生は潜在的にはあるもののはっきりとした日時などを予測できないものであるため、それがはっきりと分かって(確定して)初めて警報(地震速報)ということだからである。
果たしてカタカナ語話者の言語理解は大丈夫か。

同義等式

原語単位
 alert=警報
カタカナ語単位
 アラート=警報

附箋:A 英語

最終更新:2025年07月15日 20:57