タイミング

原語

  • timing

和訳

名詞

  • トキ、(とき)、頃合い、頃、 最中 (さなか/さいちゅう)(ところ)(さい/きわ)、間際、間合い、時間、時機、(ま/あいだ/かん)、瞬間、局面、(すき)、合間、瀬、(ひま/いとま)、時期、折り、(きざめ)(いま)
    • 予定、日程、 日時 (にちじ) 日日 (ひにち)、期日、日取り、(とし)(つき)()
  • 状況、状態、現状、事情、世の中、情勢、世、世界、時代
  • ウォリ、機会、折り、狙い目、好機、()(しお)、瀬、局面、潮時、適時、適宜、時宜
    • 節目 (ふしめ)、分かれ目、転換期
  • ウォリ、機運、巡り合わせ、運、導き、(えん/えにし)、巡り会い、出会い、理運、邂逅、事象、天命、天恵、付き、果報、恩寵、冥加、因果関係
  • 調整、調節、時間調整

その他の品詞

  • に、のに、の時に、の(さい)に、折りに、に当たって、隙に、合間に、と同時に

接辞

  • (どき/じ)、~(ぎわ)、~頃、~しな

慣用句・諺・四字熟語・未分類

  • ここぞという時に、いざという時に

漢字一字

  • 時、頃、間、期、隙、暇、折、瞬、今
  • 状、情、況、世
  • 機、時、潮
  • 運、縁、恵、恩、寵

やまとことば

  • をり(折)、ころ(頃)、とき(時)、ころほひ(頃ほひ)、ま(閒)、せ(瀨)、きは(際)、をりふし(折節)、いとま(暇)、さだ(時)、ひ(閒)

備考欄

辞書 説明
廣辭林新訂版 (無記載)
新訂大言海 (無記載)
角川国語辞典新版 名 ①時間を合わせること。
②時機をみること。調子を合わせること。
大英和辭典 timing 1 〔名〕[一]【拳鬪】敵ノ攻擊ト同時ニ加ヘル一擊.
[二]=time thrust.
(time thrust:〔名〕【劍】敵ガ動作ノ準備ニ息ヲ吸ヒ込ンデヰル所ヘ加ヘル衝〔ツキ〕.)
[三]†事件,出來事.
timing 2 〔名〕[一]時間ヲ計ルコト.
[二]【自動車】調時法.

その他の品詞は「~(の、する)タイミングで」の形で翻訳。
直訳音写語は「頃合い」或は「時機」か。形式名詞は「(とき)」か。或は、生贄言葉の一つと思われる。
輸入黎明期は、英語の意味合いに近い「時間調整( 潮時 (しおどき))」の意味として用いられていたと思われるが、今は単に和語の「(とき)」と意味同じにして、形式名詞にも侵蝕してしまった語と思われる。
即ち、日本語モドキの「タイミング」は、標準日本語・伝統日本語の名詞・形式名詞の「(とき)」に同じ。
また、カタカナ語に於いて「(とき)=timing」でも、英語で日本語の「(とき)」はtimingではない。

「このタイミング」に対して標準日本語では普通「(いま)」、「どのタイミング」に対して「 何時 (いつ)」と言うが、本当に日本語大丈夫か、本当に日本語母語か。
或は語彙力低下の伴った表現で「(なに)」を言うのにすべて「どの」でその(あと)に必要な名詞で修飾するという間抜けな日本語モドキの表現か。「どの」は連体詞だから必ずその(あと)に修飾語が要る。
即ち「時」を謂うのに「いつ」ではなく別の何かを用い、「所」を謂うのに「どこ」ではなく別の何かを用い、「物」を謂うのに「どれ」ではなく別の何かを用い、「人」を謂うのに「だれ」ではなく別の何かを用いるということか。

「時間」を指す、最も抽象的で汎用性が高い言葉は「(とき)」で、大まかな時を「(ころ)」と謂い、程良い頃を「 頃合 (ころあ)い」と謂い、瞬く()、即ち極めて短い時を「瞬間」と謂い、特定のその時・瞬間を「(おり)」と謂い、空いた時を「()」と謂い、専ら、何かをするのに好都合な()を「 合間 (あいま)」と謂う。
日本語表現で、時を見定めることを「頃合いを見る」などと言う。

この語の標準日本語に於ける表現・言い方は、直訳音写語と思われる「 頃合 (ころあ)い」のほか、普通に「(とき)」、「(ころ)」、「(おり)」と言うと云うことが日本人・日本語母語話者として極々当たり前に自然と出てくるが、本当に日本語大丈夫か。本当に日本語母語か。
「朝礼の(とき)に昨日の進捗を報告をする」。「明日の雨が上がる(ころ)に出掛ける」。「出向く(おり)に粗品を差し上げる」。

同義等式

原語単位
 timing=折
カタカナ語単位
 タイミング=時

附箋:T 英語

最終更新:2025年06月15日 21:05