ナイフ

原語

  • knife

和訳

名詞

  • サヒ、サスガ、 匕首 (あいくち/ひしゅ) 短刀 (たんとう/みじかがたな)(かたな/とう) 小刀 (しょうとう/こがたな/ちいさがたな)、刺刀、 菜刀 (ながたな/さいとう)、懐刀、 腰刀 (こしがたな/ようとう)、刀子、鞘巻、剔刀、鎧通し、 剣鉈 (けんなた/つるぎなた)、野太刀、包丁、出刃包丁、牛刀、切り出し、脇差、馬手差、 差添 (さしぞえ)、筈刺、鉈
  • 刃物、切れ物、刀剣

漢字一字

  • 刀、鉏、鉈

やまとことば

  • かたな(刀)、さひ(鉏)、のだち(短刀)、こだち(小太刀)、こがたな(小刀)、さすが(刺刀)、ひもがたな(紐刀)
  • つるき(劍)

備考欄

辞書 説明
廣辭林新訂版 (名) [一]西洋風の小刀。
[二]「ワイフ」になき人、卽ち獨身の男子。
(ワイフ:(名) 妻。女房。)
新訂大言海 (名) 西洋形ノ小刀。洋風ノ小刀。
角川国語辞典新版 名 洋式の小刀。
大英和辭典 〔名〕[一]ナイフ,小刀,庖丁.
[二]外科刀〔ゲクワタウ〕,手術刀〔シユジユツタウ〕.
[三]外科手術.
[四]【】刃物〔ハモノ〕.
[五]【詩・修】刀,劍.
[六]【政】〘俚〙內內ノ論議(又ハ反對).

ナイフの完全同義語(語義の抽象性なども踏まえた)は「かたな」であって多く訳語などで「こがたな」とするのは、「かたな」が専ら、所謂「日本刀(太刀)」を指すことによるものと思われるが、「日本刀」のような大形の刃物で専ら武器として用いる物は本来「 太刀 (たち)」と謂い、カタカナ語に於ける「刃が片側にのみある刃物」と思われる意味の用法についての「ナイフ」は日本語に於ける「(かたな)」である。
また、「かたな」は太刀や包丁を含み大小を問わず、「かたな」は片刃の刃物で「つるぎ」は諸刃・片刃を問わない刃物の総称である。

同義等式

原語単位
 knife=刀
カタカナ語単位
 ナイフ=刀

附箋:K 英語

最終更新:2025年07月06日 20:55