交叉

中継点の中心核であり特異点

 各地の世界から、追放された存在が創り上げた異世界群の特異点。
 存在しないはずのモノたちによって作り上げられた、存在しないはずの世界。

 本来は世界があるべきではない場所に創られた世界のため、隣接する世界と衝突することが多い。
 そのためか、世界のあちこちに穴が開き、隣り合う世界と繋がってしまっている。

 以前は繋がった世界同士での抗争が絶えず、血で血を洗う歴史が繰り返されていた。
 しかし、交叉を創り上げた追放された存在の子孫が名家として君臨。各世界を制圧や和解などで治めることで、現在の平穏が作り出された。

 現在では、名家を中心とした有力な種族が住む世界として中継点の中核を担っている。
 重要機関も多いため、各地の世界から人が集まり、最も発展している世界となった。

 もっとも、発展に比例して混沌具合も天井知らずに高まっている。





三つの大地を持つ広大な世界

中央地

 最も大きな、球状の大地。
 各世界への穴が存在する場所で、雑多に建造物が立ち並んでいる。
 商業地ほどではないが、多くの商品が集い。行政地ほどではないが、多くの政治機関が集まっている。
 特筆して挙げられる特徴といえば、集合住宅や宿泊施設が多い点くらいだろうか。

行政地

 二番目に大きな、球状の大地。
 六つの名家を初め、多くの有力者の屋敷が点在する高級住宅街。
 同時に政治機能が集まっている部分でもあり、非常に警備の厳重な地域でもある。
 学習機関や研究機関も集中しており、この大地が一種のデータベースのような存在と言っても過言ではない。

商業地

 最も小さい、球状の大地。
 あちこちの世界から流れ込む文化や技術を取り込み、多くの商品が集まる流通の要。
 小さな大地は人口の密集と、交通機関の充実につながり。中継点で一番活気のある地域となった。
 土地が狭いためか、横の繋がりが強くなり。住民には大らかで友好的な性格が多い。
 しかし商人気質でもあるため、金銭関係のトラブルは耐えない。



最終更新:2012年02月21日 22:26