妖怪対抗匣ネ駅伝2008 ハイライト - kikipedia～鬼奇ぺディア～（御二版）

2008年2月6日、妖怪本・昔話総合研究所にKARASU氏が執筆。
妖怪対抗匣ネ駅伝2008　注目ポイントのつづき。

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ぬー、ぬー。ただいまマイクのテスト中。

はい、全国６，７人の匣ネ駅伝ファンの皆様、コンバンハ。
第８５回匣ネ駅伝のハイライトをお送りいたします。
ちょっと編集作業に時間が掛かったのと
大事なところでときこさんの絶叫が入ったのと
レポーターズが全くと言って良いほど役に立たなかったので
予定よりも大幅に遅れましたが、無事にハイライトをお届けすることができてホッとしております。

それではどの大学が優勝したのかは後ほど。
まずは各区の結果を見てみましょう！

まずは一日目、
「あんこ区」こと花の第二区では、
先日お伝えしましたように「匣記念」のためにルール変更が行なわれました。
匣みつしり饅頭がどどんと用意され、観客達を湧かせておりました。
因みに中の饅頭は女装饅頭であります。
トップを走ってきたよしの選手、饅頭には大して興味が無いと思われましたが
時間をかけて食べ終わり、無事に第三区のみたすき選手に襷が渡りました。
対する鬼神ライダイガクのわさび選手は
これを食べないと先に進めないということで必死に口に詰め込んでおりましたが、
襷を渡した瞬間に逆走、トイレに駆け込んだ模様です。
ぬら天大学の三吉鬼選手は酒飲みなため甘いものは得意ではないのではないかと
下馬評では伝えられていましたが、酒を飲みながら無事に食べきりました。
え、酒飲んで良いの？オッケー？
…主催者に問い合わせたところ、「オッケーよん☆」という回答がありました。

「ま～…」
あれ、しょう２さん？どうしました？
「ま～ん～じゅ～う～」
しょう２さん！？しょう２さん！
どんがらがっしゃーんもぎゅもぎゅもぎゅもぎゅ
……ざざー……
ええと、一部不適切な映像が流れたことを深くお詫び申し上げます。

それでは第三区のハイライトに移ります。
今年最も注目株の一人でありましょう足長選手は六位で襷を受け取りました。
手長さんを肩車していない分だけ軽快な走りを見せていましたが、
時折上半身がふらつく場面も見られ、重さ対策が今後の課題と言えるでしょう。
しかし初出場ながら見事なエースぶりを発揮、妖怪海洋大学の順位を三位に引き上げました。
襷を渡した直後、相棒の手長さんとがっちり握手、笑顔でかまぼこを貪っておりました。
因みに手長選手は妖怪海洋大学の器械体操部に所属し、
吊り革での御燐ピック出場が内定しているということで、
手長さん足長さんの今後の活躍が期待できます。
…え、面白くない？いいじゃんいい話なんだから。
予想通り上位集団をキープしたぜん選手、みたすき選手、源五郎狐選手は
何となく殴り合いをしながらも終始ハイペース、日本御燐ピック協会会長のしおん氏をして
「日本陸上界は彼等が覇権を争う」と言わしめた、
地味ですが素晴らしい勝負が繰り広げられました。

あ、因みに第四区は順位変わらず、
一位妖怪狐大学、二位鬼神ライダイガク、三位妖怪海洋大学、四位ぬら天大学で
第五区に襷が渡りました。

魔の登り道、第五区からも名勝負が生まれました。
妖怪狐大学はギリギリまで選手を発表しませんでしたが、
登場したのは前回この第五区で区間賞を獲得した最強選手であるにゃがいも選手！
ぬら天堂大学のあかつき選手、鬼神ライダイガクもみじ選手らと
強烈なデットヒートを展開しました。
何故上り坂なのにそんなに早いんだ！！と沿道の観客を驚かせました。
特にあかつき選手はもみじ選手を抜いてにゃがいも選手に迫る勢いで走ります。
しかし第六区スタート地点直前であかつき選手転倒、
既に次の選手に襷を渡そうと襷を肩から外していたために襷が地面に落ち、
その襷の上に偶然おとろしさんが落ちてきたために現場は一時騒然となりました。
その間ににゃがいも選手がゴール、
もみじ選手はあかつき選手がおとろしさんを説得している隙に二位となりました。
このおとろしさん、妖怪海洋大学の差し金ではないかと疑惑を持たれましたが、
現在では完全に無関係と証明されています。

さて一日目の結果ですが、往路優勝は妖怪狐大学に決定しました。
区間賞は、第二区・よしの選手、第三区・足長選手（区間新）、
第五区・にゃがいも選手（区間新）に贈られることになります。
よしの選手は饅頭で時間をロスしてしまい区間新記録には惜しくも届きませんでしたが、
饅頭をたっぷり食べて走り切ったのですから見事と言えるでしょう。

続いて二日目の結果をお伝えします。
下り道の第六区に出場したのは、
妖怪狐大学からはあき選手、鬼神ライダイガクからははっする選手、ぬら天堂大学からはどうもこうも選手です。
実ははっする選手とあき選手とどうもこうも選手は生き別れの兄弟である
という噂も流れるくらいに顔かたち、走り方が似ており、
選手達もそれを意識してか終始ぴりぴりとしたレース展開になりました。
途中の休憩所のドリンクに絵の具を混入、落とし穴あり、ジャージが隠される、
トゥシューズに画鋲が入っているなど様々な嫌がらせが待ち受けるレースでしたが、
その困難をライバル意識でカバーした三人は果敢に罠に突っ込んでいきました。

第七区、最初に襷を受け取ったのは鬼神ライダイガクのからす選手です。
からす選手は昨年は第二区で走っており、その際は饅頭をたらふく貪っておりました。
今年の区間では何も無いのでちょっぴり寂しそうに走っていたのが印象的です。
妖怪狐大学のひょーせん選手はそんなからす選手の背後をぴったりキープ、
からす選手の不審行動を阻止しておりました。
尻目選手はずっと手を前に出して走らねばならず、
早々に肩を脱臼してフェードアウト。
後続の妖怪海洋大学海坊主選手に抜かれておりました。
しかし海坊主選手もツートップに比べれば残念ながらまだ力量不足と言わざるを得ないでしょう。
何しろからす選手はスネコスリを物色しながら、
ひょーせん選手はそのからす選手を監視しながら走っていたのですから…。
結局順位に変動は無く、一位が鬼神ライダイガクのまま第八区に襷が繋がりました。
スネコスリ食はひょーせん選手の活躍で妨害できたと思われておりましたが、
先日、我々がＶＴＲでその時の映像をつぶさに調査したところ、
からす選手が走った後に沿道にいたスネコスリが数匹消えており、
匣ネ駅伝実行委員会に問い合わせてみました。
実行委員会の方からはこの件について「知らなかった」と回答が寄せられております。

そして第九区、案の定危険なはぐれメタル…もとい、はぐれ鉄鼠が出現しました。
選手達の安全が危惧されましたが、
見た目に反して鬼神ライダイガクのたま選手、妖怪狐大学のぽこぺん選手ともに猛者でありました！
何度も登場するはぐれ鉄鼠をぼっこぼこのぎったぎたにして
ついでに「悪い鉄鼠はいねがー！！」と叫びながらはぐれ鉄鼠を追いかけまわし、
ついにたま選手がはぐれ鉄鼠から法衣を脱がして
ぽこぺん選手がワンピースを着せてあげていました。
はぐれ鉄鼠は泣きながらお山に帰っていきました。
たま選手、ぽこぺん選手は無事にゴールしています。

最後を飾る第十区、
アンカーには前大会に引き続いて妖怪狐大学からすどー選手、鬼神ライダイガクからとれじゃー選手が出走しました。
すどー選手は雨にも負けず風邪にも負けず雪にも夏の暑さにも貧乏にも負けない、
そんな走りに私はなりたいと以前インタビューで言った通りの安定した走りで定評があり、
とれじゃー選手は爆発力がある走りをする選手として期待の抜擢です。
妖怪海洋大学は天狗選手を投入しましたが、
普段走り慣れていない天狗選手は飛行をしてしまい、
この時点で妖怪海洋大学は失格となりました。
すどー選手ととれじゃー選手は互いに一歩も譲らず
抜きつ抜かれつの好レースで観客を魅せていましたが、
最後に勝敗を決したのは、何と並び順でありました！

今年ゴールテープを持つのは人気アイドルユニット「アマびーズ」なのか、
あるいは正体不明のスナギモーズなのか、様々な噂が飛び交っておりましたが、
選手から見て右側を「アマびーズ」、左側を「スナギモーズ」が持つということが判明。
右側にいたとれじゃー選手のテンションが一気に上がり、
そのままぶっちぎりでゴール、復路優勝は今年も鬼神ライダイガクとなりました。

さぁ、気になる総合優勝ですが、今年の優勝は（ダララララララララ・ダン）
妖怪狐大学です！
妖怪狐大学は三年ぶり四十回目の総合優勝となります。

今年も最後には鬼神ライダイガクと妖怪狐大学の一騎打ちの様相を呈しましたが、
しかしぬら天堂大学も三位と素晴らしい記録を残しており、両雄共に油断の出来ない状況です。
妖怪海洋大学も反則さえなければ好成績を残せたでしょう。

復路の区間賞は
第六区・不明、第七区・からす選手、第九区・たま選手（区間新）、第十区・とれじゃー選手です。

今年の匣ネ駅伝もやっぱり異様な盛り上がりを見せましたね！
来年はどんなドラマが待っているのか今から楽しみです。

それではまたお会いしましょう！！

（「しょう２がそっちに逃げたぞー！」）
（「まん…じゅ、う…」）
（「麻酔銃を持って来い！）

不適切な音声が入ったことをお詫び申し上げます。

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妖怪対抗匣ネ駅伝

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