とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

11-515

最終更新:

NwQ12Pw0Fw

- view
だれでも歓迎! 編集

御坂姉妹の家出 2 1日目 番外編浜面サイド



「まさか浜面が鏡餅を忘れてくるなんて、いつまで経っても浜面は超浜面なんですね」
「勘弁しろよ絹旗、だから年明ける前に気づいてよかっただろ?大体スキルアウトの頃はこういう習慣はなかったんだから俺が用意するわけねーだろうが」
「まったく…きっと浜面のことだから年末年始は学園都市中の賽銭箱を超漁ってたんでしょうね」
「うっせえ!そんなセコいことするわきゃねーだろ!!せいぜいATM盗んで黄泉川に捕まるぐらいだ!」
「………結局超変わんないじゃないですか。まったく、だから浜面は超浜面なんですよ」
「…だいじょうぶ、そんなはまづらでも私は応援しているよ」
「滝壺の言葉も慰めになってないような気がするが、まあ今年は人数は少ないが華はありそうな正月だな」

元アイテムの三人は鏡餅と正月三が日分の食料を買いだめしてホームセンターから出てきた。
第三次大戦が終わり絹旗最愛が必死になって学園都市上層部と掛け合った結果、“プラン”の脅威となっていた浜面仕上を絹旗の監視付きで学園都市に住むことが許され、
現在滝壺理后と共に三人で生活していた。今日は大掃除の予定だったが前回の買い出しの時に鏡餅を買っておくのを忘れていたのだ。

「まったく、滝壺さんは相変わらず超甘すぎですね。浜面は私が超仕方なく助けてあげたんですから、本来は私の超奴隷となってもおかしくはないんですからね!」
「お前には感謝してるよ絹旗。………ってうわ、年の瀬にあんなハーレム作ってるよ。ガキ合わせて三人って、あの男相当のやり手だな」
「(あれは常盤台の超電磁砲?双子の妹なんていましたっけ?)てか、超暑苦しそうですね」
「……うらやましい」
「「えっ!!??」」
「あんなに人目を気にせずにいちゃつけるなんてうらやましい……」

滝壺は前方の暑苦しそうな四人を見て、それから浜面と見比べてみた。
そして滝壺は絹旗のそばまで行き何かヒソヒソと提案した。

「………したい」
「……超マジですか!!滝壺さんも結構……」
「お、おい二人で何話しているんだ?」
「じゃあ、滝壺さんは超左からで」
「うん」

滝壺が浜面の左側にまわると、二人はせーのの合図で浜面の腕に抱きついてきた。
これには浜面もびっくりした。

「うぉ!!お前等一体何を!?」
「滝壺さんが超寒いって言うからみんなで超固まったんです!!別に私はよかったんですけど滝壺さんがどうしてもって超言うから超仕方なくです!!」
「いやだからって前のハーレムを真似する必要はねーだろ!だって周りの目線だって――」
「はまづら……ダメ?」
「…ダメ、じゃないです」

浜面と滝壺が見つめ合っていると右側にしがみついている絹旗は不満に思い、しがみついていた右手をギュゥゥっとキツく締めて中学生の未発達な胸を押しつけてきた。

「お、おい絹旗!?て、手に当たってるから少しゆるめて」
「別にいいじゃないですか。浜面はどうせバニーに超欲情する男ですから、私みたいな中学生に超発情しませんよね?こんなので襲ってきたら超犯罪ですよ」
「お、お前なあ、こんなんじゃ変に誤解され――」
ギュゥゥゥ!!!
「いぃ!?た、滝壺!?お前までこんなことしてるとマジでヤバいって」
「……はまづら、どうしてもダメ?」
「ダメ……じゃないですよぉぉ!!ちくしょおおお!!」
「まったく、ホント超どうしょもないですね浜面は!帰ってから窒素装甲で超ぶっ飛ばしてやりますから超覚悟しておいてくださいね!!」

クリスマスが終わり新たなる年が始まる前に彼らの関係が変化し始める。
それは上条当麻が御坂姉妹に振り回されてた頃、三人目の主人公である少年は守るべき少女達と共に今までとは違う新年を迎えるときの事であった。


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

目安箱バナー