とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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だれでも歓迎! 編集

小ネタ 上条さんがお疲れです。



上条「うあー、だりー、ねみー……ここから寮まであと3kmも歩くなんてだりぃ。ちっと休憩してくかね。はぁどっこいしょっと」
美琴「あれ? アンタこんなところで何してんの?」
上条「あー、御坂か。今日はビリビリは勘弁な。上条さんは日直と小テストと体育の授業でお疲れなんですのよー」
美琴「……それくらいで疲れるなんて、アンタおじさん?」
上条「体育の授業で校庭五〇周マラソンとかやらされてみろ。お前だってそんなこと言えなくなっから。ったく災呉の野郎……」
美琴「ふーん。ねぇ、ちょっとそこ座っていい?」
上条「あ? 公共のベンチなんだから座ったっていいに決まってんだろ」
美琴「いやそういうことじゃなくて……まぁいいわ」
上条「んで? 何か俺に用か御坂?」
美琴「と、特に用事はない……けど。……ねぇ、もうちょっとそっち詰めていい?」
上条「ベンチがこんなに広く余ってんのに何で寄ってくるんだ。まぁいいけどな」
美琴「……ねぇ」
上条「あー?」
美琴「もう全てにおいてやる気なしって感じの返事ね……。あ、アンタの手……ちょっと貸してくれる?」
上条「手? 手相占いでもやるのか? ほらよ」
美琴「そうじゃなくて、えっと……手をつないでもって何か肩に乗ってる!?」
上条「zzzzzzzzz……」
美琴「寝てる!? 私に寄りかかって寝てる?? アンタほらこんなところで寝たら風邪引いちゃう、じゃなくて顔が近い近い近いああだからそうじゃなくて!」
上条「zzzzzzzzz……」
美琴「無防備に寝てる……。まいっか。感謝しなさい、この美琴さんが肩を貸してあげるんだから光栄に思うのね」
上条「zzzzzzzzz……」
美琴「完全に寝てる……い、今なら何言っても聞こえないわよね。えっと、わた、わた、わた、私はその、あ、あ、アンタのことがす……好きだったんだから。ずっと前から」
上条「何が前から好きだって?」
美琴「!”#$%&’=`@#!!!」
上条「ふわぁ、よく寝たぁ……あれ、お前の肩借りちまったのか。悪りぃ、帰れなくて困っただろ。起こしてくれて良かったのに」
美琴「…………もしかして、聞こえた?」
上条「ふわぁぁあぁっ……え? 何が?」
美琴「だから……さっきの、聞こえた?」
上条「御坂? 質問の意味がわからないんだが……」
美琴「きっ、聞こえてないんだったらいいわよ、別に……馬鹿」

終。


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