とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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匿名ユーザー

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小悪魔のイタズラ だにゃー




どーもどーも!
今回の天の声担当、土御門元春だぜい。ヨロシク頼むにゃー。
ま、俺の自己紹介なんて長々やってもアレだし、ちゃっちゃとカミやんの部屋でも覗いてみるかにゃー。

禁書目録「とうま! Trick or treatなんだよ!!」

カミやん「インデックス……ウチにお菓子が買えるほどの余裕があると思うか?」

禁書目録「……世の中、世知辛いんだね……」

あれっ? おかしいな…目から汗が……
おっと、チャイムが鳴ったぜい。お客さんかにゃー。

カミやん「はいはい、なんですかー? 新聞ならお断りですよーっと」

???「トトト、トリック オア トリ―――」

カミやん「間に合ってまーす」

問答無用で閉めたぜい。一瞬だったけど女の子が見えたにゃー。
……何でコイツばっかモテるんだ?

???「ねえ!ちょっと開けてよ! この寒空でこの格好、辛いんだから!!」

カミやん「知らねぇよ! そっちが勝手に着て来たんだろうが!!」

???「う、うっさい! いいでしょ別に!! ハロウィンなんだから!!」

なんだかもめてるにゃー。どんな格好で来たんだ?

カミやん「つーかソレ、いつぞやの小悪魔ロリメイドとかいうヤツだろ!? まだ持ってたのかよ!!」

???「しょうがないでしょ!? 捨てるのもったいないし…それにハロウィンっぽいのがコレしかなかったのよ!!」

ロリメイド…だと? おいカミやん!!今すぐそのドア開けろ!!

???「あーもう!! (バチバチ)」

カミやん「うおっ!? 能力使って無理やり鍵、開けんなよ!」

???「アンタがいつまでも開けないのが悪いんでしょ!?」

おぉ…画面でお見せできないのが残念だぜい……
なんてロリでメイドなんだ。 舞夏に着せたら似合うだろうにゃー……
にしてもこの女の子、見覚えがあるぜい。 たしか常盤台の超電磁砲だったかにゃー?

禁書目録「とうまー、お客さん誰……って短髪!!? なんなのかな!またそんな格好して!!」

超電磁砲「だからハロウィンよ! せっかくだし、楽しまなきゃでしょ!?」

禁書目録「だったら短髪に本当のハロウィンってモノを見せてあげるんだよ!!
      とうま!あいさに頼んで、本物の吸血鬼をここに呼んでもらうんだよ!!」

それはシャレにならねーぜい……

カミやん「落ち着けインデックス。 まぁ入ってきちまったモンはしょうがねーし、上がれよ。」

禁書目録「!!! とうま!!」

カミやん「いつまでも玄関で立ち話ってわけにもいかないだろ?」

超電磁砲「お、お邪魔しま~す」

禁書目録「……とうまのバカ………」


カミやんの部屋の中、意外と片付いてるにゃー。
コタツに入るカミやんと二人の美少女。両手に花とはこのことだぜい。 ちくしょう、もげろ。

禁書目録「……短髪は最近、ウチに来すぎじゃないかな」

おーおー、禁書目録は機嫌が悪いにゃー。
ま、二人っきりの時間を邪魔されればそうなるわな。 ちくしょう、爆発しろ。

超電磁砲「そ、そう? 気のせいじゃナイカナー」

カミやん「気のせいじゃないだろ。土、日なんて毎週来てるぞ? もしかして俺に会いに来てるとか?」

禁書&超電「!!!」

うおっ!? カミやんにしては鋭いにゃー………まさかエツァリが化けてるんじゃないだろうな。

超電磁砲「そそそそんなわけないでしょ!!! う、自惚れてんじゃないわよ!!」

カミやん「そんな怒るなよ……冗談なんだから」

やっぱりカミやんはカミやんだぜい。

超電磁砲「あ……冗談なんだ……」

禁書目録(短髪がツンデレで助かったんだよ)

超電磁砲「…そういえばすっかり忘れてたけど、どっち?」

カミやん「何が?」

超電磁砲「だから、トリックかトリートか」

カミやん「……ウチにお菓子が買えるほどの余裕があると思うか?
      って、なんで一日に二回もこんな悲しい事言わなきゃならないんだよ……」

超電磁砲「ふ~ん、じゃあイタズラね……(って、コイツん家来ることで頭いっぱいで、イタズラとか考えてなかった!)

急に超電磁砲がテンパりだしたぜい。見ていて飽きない子だにゃー。

カミやん「どうした御坂? …まさかノープランでした、なんてことは……」

超電磁砲「ちょ、待ちなさいよ! イタズラでしょ!? こうなったら電撃でも浴びせて……」

カミやん「待て待て待て!! それいつもの事だし!イタズラでもなんでもないし!
      てか無理してやらなくていいよ!! ハロウィンなんて日本じゃマイナーなイベントなんだしさ!!」

超電磁砲「そう言われると逆に燃えてくるのよね……絶対にアンタにイタズラするわ!!」

なかなか面倒くさい子だにゃー。 こりゃ諦めそうもないぜい。

超電磁砲「で? なにすればいい?」

カミやん「えっ…? 俺に聞くの?」

超電磁砲「だって、思いつかないんだもん………」

さ~て、カミやんはどう応えるかにゃー。見物だぜい。

カミやん「結局ノープランかよ……
      じゃあそうだな、俺にキスするってのはどうだ?」

禁書&超電「!!!!!」


す、すげぇ……これがカミやんのフラグ建築能力か……
今まで散々見てきたが、やっぱり何度見ても驚かされるにゃー。
本当に運命の赤い糸とかも右手で打ち消してんのか、疑問に思えてくるぜい。

超電磁砲「……きす……あたしが……あいつに……きす……」

禁書目録『とうま! さっきから黙って聞いてれば!! 何を考えているのかな!!!』

カミやん『大丈夫大丈夫! 御坂はそんなことしないって。 諦めて帰ってもらうための作戦だよ』

んー…カミやんと禁書目録がコソコソ内緒話してるぜい。聞き取りにくいにゃー……

禁書目録『そんなこと言って! どうなっても知らないんだよ!!』

カミやん『平気だって。 俺に任せろ!』

おっ! 作戦会議が終わったみたいだぜい。

カミやん「どうした御坂?」

超電磁砲「ひゃい!!!!?」

カミやん「準備できたか?」

超電磁砲「じゅじゅじゅ準備!!!? ももももちろんよ!!!!」

カミやん「じゃあ俺は目ぇ瞑ってるからな。ちゃちゃっとヨロシク。
      (大丈夫だ。俺は御坂の性格はよく知ってる。 コイツはこういうとき必ず逃げ出―――)

   チュッ

カミやん「……………へ?」

おおー!! いったーー!!
まぁ、おでこって所が子供っぽいけどにゃー。

超電磁砲「あ、あた、あたし! もう帰るから!! ま、またね!!」

真っ赤になって全速力で走っていったぜい。ま、この場に残っても気まずいだろうからにゃー。

カミやん「…………………ハッ!!!
      い、いや~ まさか御坂があんなことするとは思わなかったな~ なんて……」

禁書目録「とうま………?」

カミやん「ナンデショウ?」

禁書目録「そういえば私も聞いたよね? Trick or treatって……」

カミやん「ソウデスネ」

禁書目録「でもお菓子はないから仕方ないよね。 私もイタズラするんだよ。」

カミやん「イ、イタズラって…? なぜに歯を剥き出しに? いや、やめて、噛まないで!! 不幸だー!」

いやー面白いものを見れたにゃー。
けどカミやん。本当の不幸は、俺がこのことをクラス中に広めたときだぜい?
みんなからタコ殴りされればいいにゃー、このリア充が!!

カミやん「本当に不幸だー!!!」




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