小ネタ とあるカップルのまったり会話
当麻 「すまん! 待ったか!?」
美琴 「もう遅いわよ! まぁどうせアンタの事だから、
目覚まし時計が壊れてて、財布もどっか行っちゃったからそれを探して、
そんでここに来る途中、困ってる女の子がいたからそれを助けてたから遅れたんでしょうけどね!!」
当麻 「お前エスパーかよっ!!」
当麻 「とりあえずどっか喫茶店でも入るか」
美琴 「遅れたんだからアンタのおごりね」
当麻 「……お前、俺の貧乏力なめんなよ?」
美琴 「冗談よ。 でもやっぱ罰ゲームは欲しいわね……
そうだ! 今日は一日中、あたしがアンタに甘えっぱなしってのはどう!?」
当麻 「やだ」
美琴 「なんでよ!」
当麻 「だってそれ罰になってねーじゃん。 むしろご褒美ですよ」
美琴 「///」
美琴 「あっ!ネコちゃんだ! カワイイ~~」
当麻 「お前の方がカワイイ☆ZE!」
美琴 「いやそーゆーのはいいから、早く頭を押さえて! 電磁波で逃げられちゃうでしょ!」
当麻 「へいへい」
美琴 「うにゃ~ モフモフ~~」
当麻 「…美琴ってネコと似てるよな」
美琴 「な、なによ急に」
当麻 「いや、普段は気まぐれでワガママなんだけど、
構ってやるとじゃれてきたり、甘えてくるところなんかが似てるかなって」
美琴 「じゃあアンタはハリネズミね」
当麻 「…それ髪型だけ見て言ってねぇか?」
美琴 「ちょっと待って! あそこの自販機でウィンナーソーセージ珈琲の新しい味が出てる!」
当麻 「うわ~…嫌な予感しかしねぇ…」
美琴 「うん……ウィンナーソーセージ珈琲からし練乳味果肉入りだって……」
当麻 「どこに向かってんだよヨントリーフーズ……」
美琴 「それよりあたしは果肉が何なのかが気になるわ」
美琴 「次はあのお店に入らない?」
当麻 「…ファンシーショップは男子高校生にはハードルが高いのですが……」
美琴 「別にいいじゃない。 アンタだって好きでしょ?ゲコ太」
当麻 「いつから俺はそんなキャラに!?」
美琴 「だって、ストラップずっと変えてないじゃない」
当麻 「こ、これはアレだ……その…み、美琴との思い出の品だからで…って、言わせんなそんな事!!」
美琴 「そ、そっか///」
美琴 「そのフィアンマってのはどれくらいヤバかったの?」
当麻 「ん~……3一方通行って感じかな」
美琴 「何その単位!?」
当麻 「ヤバさを表す数値。 1一方通行で一方通行一人分」
美琴 「じゃあソイツは一方通行三人分か……」
当麻 「ちなみに今迄で一番はアックアってヤツかな。 もうホント手も足も出なかった
ありゃ、5一方通行はあったな……」
美琴 「…それならあたし、10一方通行の人知ってるわよ」
当麻 「えっ!? 誰だよその危険人物!!」
美琴 「ウチの寮監」
当麻 「お前んとこの寮監は神の右席より強いのか……」
美琴 「あっ、一方通行で思い出した。 この前お店でたまたま見かけたんだけどさ、アイツどこにいたと思う?」
当麻 「そうだなぁ…アイツが行きそうなとこってコンビニくらいしか思い付かないけど」
美琴 「正解は女性用ランジェリーショップ」
当麻 「ぇえ!!?」
美琴 「打ち止めと番外個体の荷物持ちだったみたいだけど、
なんか一人だけアワアワしてて、すごく面白い動きしてた」
当麻 「なにそれ超見たかった」
美琴 「黒子ったらあたしの下着、子供っぽいからって全部どっかにやっちゃったのよ!! ひどいと思わない!?」
当麻 「そっか、そりゃ災難だったな。 …で? 結局どうしたんだ?」
美琴 「仕方ないから、前にムリヤリ買わされたのはいてきたわよ……その…黒くてちょっと透けてるヤツ……
しょ、しょうがないでしょ!? 他になかったんだから!!」
当麻 「ソッカ、ソリャサイナンダッタナ。(ちょっとナイスだ、白井)」
当麻 「もうこのケータイもボロボロだな……」
美琴 「さすがにそろそろ変え時じゃない?」
当麻 「そうだな。 愛着あるからあまり変えたくないんだけど、
たまに通話が途切れたり、メールが打てなくなったりするからな」
美琴 「もはや携帯電話としての存在理由がほぼ無いわね」
当麻 「よし、買い換えよう! せっかくだから家族割りできるヤツにしようかな」
美琴 「か、家族って!! 気が早いわよバカッ!!///」
当麻 「あ、いや…母さんと同じ機種にしようかなって意味だったんだけど……///」
美琴 「!!! そそそそうよね!! も、もちろん分かってたわよ!? 冗談よ冗談!! あははははは!!」
当麻 「だ、だよな!! 冗談だよな!! あははははは!!」
美琴 「……………///」
当麻 「……………///」
美琴 「あっ! そういえば今日あんまり甘えてないじゃない!!」
当麻 「ああ、最初に言ってたアレか。 うやむやになって忘れてたな」
美琴 「というわけで、今から一日分まとめて思いっきり甘えたいと思います!」
当麻 「いいけど、ほどほどにな? その…上条さんの理性が吹っ飛ばない程度に……」
美琴 「それはどうかな~♪ えっとじゃあまずはねぇ―――」