とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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匿名ユーザー

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小ネタ 今の気持ちを……




あたしはいつもの帰り道、いつも通りコイツと歩いている。
毎日くだらない事喋ったり、たまにちょっと寄り道したり。
そんななんでもないこの時間が、あたしにとっては何より大切なモノだ。
今日は手とか繋いでみちゃおうかな。 なんて、そんな勇気あるわけないのにね。

あぁ、もうすぐ分かれ道だ。 あたしはこの瞬間が嫌いだ。
もっとコイツと話がしたい。
もっとコイツと歩いてたい。
もっとコイツと一緒にいたい。
そんな気持ちをコイツはちっとも気付いてくれないけど……

いや、気付いてくれない方がいいのかもしれない。
今の関係が壊れるくらいなら、いっそ友達のままの方が―――

「美琴」

な、なに!?

「いや、今日何か変だったからさ……どうかしたのかなって」

ななな何でもないわよ!! 手を握ろうとしたとか、そんなんじゃないんだから!!

「……無理すんなよ」

む、無理なんてしてないわよ! バカじゃないの!?

「はぁ~…あのなぁ、これでもお前とは長い付き合いだし、お前が何かに悩んでることくらい顔見りゃ分かる。
 お前の今の気持ちだって……その…俺にはなんとなく分かってんだぞ?」

え…な……えっ!!?
ちょ、うそでしょ!? まさか、そんな……

「美琴、お前……」

ドキドキドキドキ///







「トイレ行きたいんだろ? そこのコンビニでとっとと済ませちまえよ」

「違ぇよボケッ!!!!!」





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