とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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匿名ユーザー

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もし天下無敵のお姉様が初めからデレていたら




6月某日~一目惚れ~


上条さん「何か電気がビリビリって…… 何者だオマエッ!」

美琴ちゃん「何言ってんの! 恋人でしょうが!!」

上条さん「いや、会ったばっかだろうが!!」

美琴ちゃん「さっきビリビリしたって言ったじゃない! それは恋よ!一目惚れってヤツよ!
      そして好きになった人同士が恋人になるのは当然でしょ!?」

上条さん「オマエの能力だろ!!
     えっナニ? 周りの人たちみんな黒焦げだけど、全員一目惚れだって言い張るの?」



7月17日~カードが出てきて~


上条さん「正直何でこんなのに関わっちゃたんだろうって思ってたけど 今初めてこの出会いに感謝…」

美琴ちゃん「っっしゃああぁぁ!!! 好感度アップ!! もうエンディングは近いわね!」

上条さん「警報は鳴ってないけど逃げよう」



7月26日~8月9日 ~あなたの心です~


なゆちゃん「……器物破損と窃盗の現行犯で……拘束するよ? お姉さん」

美琴ちゃん「窃盗? ああ、当麻くんのハートを盗んじゃったってことね」

なゆちゃん「データ通り、お姉さんは変な人なんだね」



7月26日~8月9日 ~一目惚れ②~


ナンバーセブン「ああビックリした!
        ちょっと痺れたが、痺れたと言っても別にお前に恋したわけじゃないから勘違いするな?」

美琴ちゃん 「分かってるわよそんなこと! 恋におちて痺れるとか、ただの迷信じゃない。 今のは私の能力よ」

上条さん「……なんだろう、どこかで俺のツッコミが必要とされてる気がする」



7月26日~8月9日 ~アイツ~


美琴ちゃん「ああー、ますますアイツを思い出すわね……その物言い。性格は全然違うっぽいのに何でかしら。
      おまけにアイツみたいに格好良くないし、アイツみたいに足長くないし、アイツみたいにイケメンでもないし……
      って、全然似てないじゃないのよ!! ふざけんじゃないわよアンタ!!!」

ナンバーセブン「知らん!!!」

白黒さん「そもそもあの類人猿は、さほどイケメンではありませんし、足も長くはありませんの」



7月26日~8月9日 ~アイツ②~


ナンバーセブン「俺を踏み台にして挑むって事は、その『アイツ』とやらはとんでもなく根性の座った奴らしいな!」

美琴ちゃん「そりゃそうよ! なんたって私の旦那なんだから! そんじゃそこらの男と一緒にされてもらっちゃ困るわ!!」

ナンバーセブン「ナニッ!? お前その歳結婚していたのか!! なんて根性の持ち主なんだ!!」

美琴ちゃん「そうよ! 新婚ホヤホヤなんだから!! あぁ~…新婚旅行はハワイとか行きたいなぁ~……」

ナンバーセブン「ハワイといえばカメハメハ大王だな! だが奴の息子は根性が足りん!
        風が吹いたら遅刻して、雨が降ったらお休みだと!? もっと鍛えろ!!」

美琴ちゃん「青い海、白い砂浜、そして愛する男の女……『あはははは! 私を摑まえてごらんなさ~い』『よ~し待て~』
     『キャッ! 摑まっちゃった』『もう放さないぞ、美琴……』『当麻くん……』 なんつってなんつって!!!」

ナンバーセブン「うおおおおーーー!!! 根性ーーー!!!」

白黒さん「ああぁーーー!!! ツッコむのメンドくせぇぇーーー!!!」



8月21日~単価18万円~


クールビューティー「作り物の体に作り物の心 単価にして18万円 在庫にして九九六八も余りある
          そんなモノの為にあなたは―――」

美琴ちゃん「ちょっと待って、その技術を応用すれば、180万で当麻くん10人買えるって事!!?
      ど、どうしよう!! 私の体もつかしら!!?」

クールビューティー「考えてる事が卑猥です、とミサカは冷ややかな目をお姉様に向けます」

セロリさン「レベル0のDNAマップで、クローン造る訳ねェだろ」

上条さん「オマエの幻想をぶち殺す」

美琴ちゃん「敵味方交えてのツッコミ三連発!?」



8月23日~27日 ~今度こそ手作りクッキー~


涙子さん「手作りですか……まさか白井さんみたいに、変な薬入れたりしませんよね?」

美琴ちゃん「(や~ね~佐天さん! そんなことしないわよ) しまったぁ!! その手があったか……」

涙子さん「本音と建前が逆ですよ」



8月23日~27日 ~ウワサ~


涙子さん「――でやっぱ元気になった原因は ウワサの彼氏さんなのかなー?」

美琴ちゃん「ウワサになってるの? アイツが私の彼氏だって?」

涙子さん「いや、まぁ、御坂さんの普段の様子を見てれば、大体の想像つきますけど」

美琴ちゃん「もっとウワサ広めて!!
      いやむしろ、私はアイツとの子供を身篭ってるくらいの、インパクトのあるヤツ流してちょうだい!!」

涙子さん「どんだけ必死なんですか」



8月23日~27日 ~今度こそ手作りクッキー②~


上条さん「おまえこそこんな所で何やってんだ?」

美琴ちゃん「アンタにコレ渡そうと思ってね」

上条さん「御坂が作ったのか? へー、うまそうだな」

美琴ちゃん「略して『御坂うまそうだな』、か。 食べてもいいわよ? もちろん性的な意味で」

上条さん「略すな略すな。 食わん食わん」



8月27日~30日 ~でぇーと~


セクシー&エキゾチック(殿方と二人きりで……… これが噂に聞くでぇーとというものですの?)

美琴ちゃん「あぁ違う違う。 私がデートするのは当麻くんだけだから」

セクシー&エキゾチック「その『当麻くん』という御方は存じ上げませんが、
            その前に何故、わたくしの心の声が分かりましたの?」



8月31日~マスタード~


上条さん「とりあえず鼻についてるマスタードは拭いとけよ」

美琴ちゃん「(ふっふっふ……
       ドジッ娘を演じて、アンタに『カワイイ! ちゅっちゅしたい!』って言わせる為の作戦なのよコレは)
      で、どう? カワイイならカワイイって素直に言ってもいいのよ?」

上条さん「ああ、はいはい、カワイイカワイイ」

美琴ちゃん「!!! デレた!!?」

上条さん「デレてねーよ」



8月31日~恋人役~


美琴ちゃん「いい? アンタは今、私の『恋人』なの」

上条さん「『役』はどうした『役』は」



9月1日~いろいろあった~


上条さん「昨日いろいろあったから疲れてんの」

美琴ちゃん「それはアンタが悪いんでしょ!? あんなに激しく何回も……全然寝かせてくれないんだから!!」

上条さん「全く記憶にございませんが!!?」



9月1日~他の子とも~


美琴ちゃん「……アンタ、まさか他の子とも似たような事してた訳? どんだけ子供作る気なのよ!!」

上条さん「違ぇっつってんだろメンドクセェ!!!
     じゃーいいよ! 一から説明してやんよ!! まずは闇咲って奴がだな―――」



9月14日~MNWのバグ~


MNW(了解、あなたに一任します、とミサカ一四四五八号は首を縦に振ります)

MNW(よろしくお願いします、とミサカ一九〇〇二号も賛同します)

MNW(ミサカもお願いするー、ってミサカはミサカは頼んでみたり)

MNW?(はぁ~、当麻くんカッコいいなぁ~、と御坂は自分の旦那を絶賛します)

MNW(おい、今の不快なノイズはなんだ、とミサカ一〇〇三二号は一気にやる気を無くします)


10月第二金曜日~MNWのバグ②~


MNW『新エネルギー採掘機関にて、「原石」を発見しました、とミサカ一二四八一号は報告します』

MNW『霊長の証にて、ミサカも「原石」を発見しました、とミサカ一八〇七二号も報告します』

MNW『黄道アクセスライン普及委員会にて、「原石」の保護を開始します、とミサカ一九三四八号は手を差し伸べます』

MNW?『第7学区にて、「当麻くん」を発見しました、と御坂は当麻くんの貞操を奪うため襲い掛かります』

MNW『おい、誰か早くコイツを何とかしろ、とミサカ一〇〇三二号はイライライライラします』



11月10日~ハワイ到着~


美琴ちゃん『これって日帰りとかありえないわよね泊まりがけになるって事だよね
      つまり今夜はお楽しみって事よね据え膳食わぬは男の恥って諺知ってるわよね
      ていうか夜まで我慢できないなら今この場で襲われても私的には何の問題も無いんだけどどうすんのどうすんの!?』

上条さん『さぁーて、バードウェイ達はどこかなーっと』



11月10日~英語力~


美琴ちゃん『(こいつは私の英語力に頼らざるを得ない!? 
       ま、まさかここに来て行動の主導権をガッチリ掌握する時がきたですって!!)
      つまりは、私が上になって腰を振るって事かぁーー!!!』

上条さん『英会話の話だったよな!?』



11月10日~キューピッドアロー~


ミサワ『結婚指輪の老舗じゃなかったけ?』

美琴ちゃん『そうよ。 何か問題でもある?』

ミサワ『……どう考えたってチューガクセーのオーダーに応じるとは思えないけど』

美琴ちゃん『大丈夫大丈夫! ここは自由の国アメリカだから。愛さえあれば何でもできるって』

ミサワ『自由の意味、履き違えてない?』



11月10日~重さ~


ミサワ『まだ付き合ってもいねーそれも野郎に向けて女の方から指輪渡すとかチョー重いだろー』

美琴ちゃん『えっ!!? 私って重い女!?』

ミサワ『……今気付いたのかよ』

美琴ちゃん『あっ…よく考えたら平気じゃない。 だってそもそも、私と当麻くんは付き合ってるもん
      よしよし、セーフセーフ』

ミサワ『……たしかにミサカも、お姉様は重いとかそういう次元じゃない気がしてきた』



11月10日~水着売り場~


ミサワ『スリングショット? マイクロビキニ? ブラジリアン系? アイフロントにオーバックなんてのもあるみたいだけど』

美琴ちゃん『いや、ここは絆創膏で行くわ!!!』

ミサワ『う~わぁ~…さすがのミサカでも引くわぁ~……』

美琴ちゃん『大丈夫よ。 そんな格好するのは当麻くんの前だけだから
      っていうか、当麻くんの前だけなら、そもそも何も着ける必要が無いわね』

ミサワ『ますます引くわぁ~………』



11月10日~スロープへ~


上条さん『何で御坂はこっちについてきてんの!?』

美琴ちゃん『隙あらばアンタといちゃつく為に決まってんでしょうが!!』

上条さん『ですよねー。 聞いた俺がバカでした』

大統領『日本のガールは肉食系だとは聞いていたが……ここまでとはな』



11月10日~帰れない理由~


上条さん『……御坂。俺は学園都市には帰らない』

美琴ちゃん『……分かった。このままホテルへ直行って事ね?』

上条さん『今上条さんは、とってもシリアスな話してるんだけどな』



11月10日~同じ道~


美琴ちゃん『アンタと私は、同じ道を進んでる。その事を忘れんじゃないわよ』

上条さん『………一応、どういう意味か聞こうか』

美琴ちゃん『だから、これから先結婚して、人生という名の道を―――』

上条さん『はーい、もーいーでーす』






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