とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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もしヒロインが毎回デレている御坂美琴だったら




   《一巻 魔道図書館・御坂美琴》



~1‐1 ベランダに干された女の子~


?????「おなかへった」

上条さん「ぁぅ、えっと?」

?????「倒れ死に、とも言う」

上条さん「………」

?????「ご飯を食べさせてくれると嬉しいな」

上条さん「…んー……」

?????「そしてできれば、『あーん』で食べさせて」

上条さん「いやもう、最初から訳わかんないからツッコめねぇよ」



~1‐2 自己紹介~


美琴ちゃん「私の名前はね、上条美琴って言うのよ?」

上条さん「偽名じゃねーか! 大体何で俺の名字!?」

美琴ちゃん「将来的にはそうなるから、別にいいじゃない」

上条さん「いくねーよ!」



~1‐3 好感度~


美琴ちゃん「ご飯を食べさせてくれると私は嬉しいな」

上条さん「何でだよ! ここでお前の好感度上げてどーするよ?
     変なフラグが立って美琴ルートに直行なんて俺ぁ死んでも嫌だからな!!」

美琴ちゃん「いいから食べさせなさいよ! こっちはそのフラグを立てられようと必死なんだから!!」

上条さん「逆ギレの開き直り!?」



~1‐4 手料理~


上条さん「こんな残り物ぶっ込んだ男料理じゃなくてキチンとファミレス行こう! 何なら出前でもいいし!」

美琴ちゃん「嫌よ! 初めてアンタが作ってくれたご飯だもん……一口たりとも残さないわ!!
      たとえ生ゴミ同然の食材を使った、すっぱい野菜炒めモドキだとしても!!」

上条さん「わかってて食べるの!? お前勇者だな!」



~1‐5 魔道書~


上条さん「とにかくそれって『本』なんだよな? 国語辞典みたいな」

美琴ちゃん「うん。 エイボンの書、ソロモンの小さな鍵、ネームレス、月刊ヌレヌレお姉さん、死者の書。
      代表的なのはこういうのだけど」

上条さん「ちょっと待て。途中で、俺の持ってるエロ本と非常によく似たタイトルが出てきたんだけども」



~1‐6 完全記憶~


上条さん「で、10万冊って―――――どこに?」

美琴ちゃん「頭の中。私、一度見たものは絶対に忘れない、完全記憶能力者なの。
      だからアンタのホクロの数までわかるわよ」

上条さん「自分でも知らない俺の情報出ちゃったよ!! いつ見たの!?ねぇいつ記憶したのぉぉ!!?」



~1‐7 歩く教会~


美琴ちゃん「これは『歩く教会』っていう極上の防御結界なんだからっ!」

上条さん「……常盤台の制服にしか見えねぇよ」



~1‐8 異能の力VS幻想殺し~


上条さん「俺の右手が触れただけで木っ端微塵、って訳だな」

美琴ちゃん「そうね。でももしそうなったら、
      私の服がビリビリに破けて裸を見られちゃう訳だから、責任とってお嫁さんにしてね?
      ちなみにそうならなかったら、
      アンタが嘘をついたって事になるから、罰として私のお婿さんになること!」

上条さん「結果的に行き着く先は同じじゃね!!?」



~1‐9 破壊された防御結界~


上条さん「今のは100%俺が悪かったんでせう?」

美琴ちゃん「お嫁さん」

上条さん「ほら、喧嘩両成敗って言葉もあることだし……」

美琴ちゃん「お嫁さん」

上条さん「す、すぐに目を逸らしたから! 見てないから俺!」

美琴ちゃん「お嫁さん」

上条さん「しつけぇ!!」



~1‐10 ついてきてくれる?~


美琴ちゃん「……、じゃあ。私と一緒に地獄の底まで…じゃなかった。市役所までついてきてくれる?」

上条さん「何で言い直したの!? 地獄の底で合ってるよ!」



   《2巻 吸血殺し・御坂美琴》



~2‐1 食い倒れ~


美琴ちゃん「―――――食い倒れた」

上条さん「あの、もしもし?」

美琴ちゃん「その上食べ過ぎて動けない。あ~、誰か優しいツンツン頭の人が部屋まで運んでってくれないかな~
      私今動けないから、押し倒されても抵抗できないんだけどな~」

上条さん「……おい青髪。お前のこと呼んでるぞ」

美琴ちゃん「えええぇぇぇぇ!!!?」



~2‐2 電車賃~


上条さん「電車賃ぐらい誰かに借りられないのか」

美琴ちゃん「―――。それは良い案」

上条さん「何故そこで真っ直ぐこっちを見る?」

美琴ちゃん「お願い貸して! ちゃんと後で身体で払うから!!」

上条さん「嫌だよ! そしていらねぇよ!」

美琴ちゃん「何でよ!1プレイ100円なんて破格の安さじゃない!! じゃあいいわよ!お金払うから私を抱いて!!」

上条さん「本末転倒じゃねぇか!!」



~2‐3 100円の攻防~


美琴ちゃん「無理?」

上条さん「無理。貸せないものは貸せない」

美琴ちゃん「……。美人に免じてあと100円。何だったら脱いでもいいし。てか身体で払うし!」

上条さん「今さっきやったよ! そのくだり!!」



~2‐4 彼女の正体~


上条さん「お前一体どこのどなたのナニ子ちゃん?」

美琴ちゃん「私、当麻くん使い」

青ピ「どや顔で何言うてんねん! 魔法使いとちゃうんかい!」

禁書ックス「ていうか今まで黙ってたけど、あいさのつもりなら巫女装束くらい着てほしいかも!
      何で制服のままなのかな!」

上条さん「それ以前に、俺使いって何!?」



~2‐5 実害~


上条さん「別に実害がある訳じゃねーし、そっとしとけよ」

美琴ちゃん「そうよ邪魔しないでよ! これから当麻くんと、しっぽり大人の時間を過ごすんだから!」

上条さん「ごめん、実害あったわ」



   《3巻 体細胞クローン・御坂美琴》



~3‐1 クラスチェンジ~


上条さん(っていうかさっきは短パンじゃなかったっけ何でぱんつにクラスチェンジしてるんだ!)

美琴ちゃん(あっ!せっかく見られるなら、ぱんつ脱いでノーパンにクラスチェンジしとけばよかった!)

上条さん(いやいやいや、それは駄目だろ。ミニスカにノーパンってどんだけ痴女だよ)

美琴ちゃん(大丈夫。アンタ以外には見せないように、細心の注意を払うから)

上条さん(そういう問題じゃねぇから!!)



~3‐2 妹~


上条さん「あーなんだ、妹の方か。お前、本当に美琴に似てるよな」

美琴ちゃん「……、美琴、ってお姉様のこと?それとも私のこと?」

上条さん「妹じゃない美琴の方…って、この設定だとややこしいにも程があるな」



~3‐3 散らばったジュース~


美琴ちゃん「必要なら私も手を貸すけど」

上条さん「別にいいよ俺がやるし。大体お前が手伝う必要性なんてどこにもねーだろ」

美琴ちゃん「あるわよ! このまま一緒にジュースを運べば、アンタの家に難なくついて行けるじゃない!」

上条さん「それ聞かされて、『じゃあお願い』って言うと思ってたのか!?」



~3‐4 大量のジュース~


■■■■「その宝の山は何? 君。水道水が飲めないモヤシっ子?」

上条さん「んな訳ねーだろ。大体ジュースの方が体に悪りぃじゃねーか」

美琴ちゃん「そんな事ないわよ。この強力赤マムシドリンクなら、
      疲れも吹っ飛んで、夜はギンギンのビンビンになるんだから」

上条さん「そんなの自販機から出てたっけ!?」



~3‐5 ノミ取り~


美琴ちゃん「特定周波数で害虫だけ殺っといたから。ついでにアンタにもしとこうか?」

上条さん「えっ!? 俺にもノミうつってる!?」

美琴ちゃん「うつってるうつってる、下半身にわりと大き目のが。だからパンツ脱いで」

上条さん「なるほどね。って脱ぐ訳ねぇだろぉぉぉ!!!!!」

■■■■「上条君のナニは。ノミのように小さい。と」

禁書ックス「ど下ネタなんだよ」



   《4巻 女教皇様・御坂美琴》



~4‐1 御使堕し~


美琴ちゃん「ちょっとアンタ!今から三つ数えるからその間に元に戻しなさいよ!さもないと……」

上条さん「ど、どうするのでせう…?」

美琴ちゃん「ステイルの姿で【このまま】アンタとイチャイチャするわよ」

上条さん「すっげぇ効果的な脅しだな」



~4‐2 年上の女性~


美琴ちゃん「ヘタクソな演技をして。アンタさっき『年上の女性【ねーちん】』って呼んだじゃない!
      ……ん? 年上ってことは、今の私ってアンタの好きなタイプなんじゃない!?」

上条さん「いや無理だよ。お前のこと、ステイルにしか見えないもん」

美琴ちゃん「幻想殺し発動してるのに!!?」



~4‐3 目の前の問題~


つっちー「おいおい御坂ねーちん。ちょっとばっかり好戦的すぎるにゃーですよ?」

美琴ちゃん「何言ってんのよ土御門。私はただ目の前の問題に全力を尽くしてるだけよ。
      どうすれば当麻くんが振り向いてくれるのか、とか、どうすれば当麻くんを落とせるのか、とか」

つっちー「それは目の前すぎて、結局何も見えてない状態だぜい」



~4‐4 天使~


上条さん「えーっとぉ……てんし?」

美琴ちゃん「うん。厳密には天の使いじゃなくて主の使いなんだけど。それがどうかした?」

上条さん(ん~~~?)

美琴ちゃん「あっ、言っとくけど私の事じゃないわよ? 確かに、私が天使みたいに可愛いってのはわかるけど」

上条さん「言ってねぇよ。そんな事」



~4‐5 中身~


美琴ちゃん「『中身・魔術師「ステイル=マグヌス」』よ! 何で私があんな大男にならなきゃいけない訳!?
      どうせなら中身・アンタになりたかったわよ! それだったら、あんな事とかこんな事とか色々できたのに!!」

上条さん「……御使堕し使ったの、コイツじゃないよな?」

つっちー「それはないにゃー…きっと…多分…おそらく…」



   《5巻 悪党・上条当麻と最終信号・御坂美琴》



~5‐1 デジャビュ~


上条さん「ちょっと待て。お前その毛布取って顔見せてくれ」

美琴ちゃん「いいけど…私この下は何も着てないわよ。
      つまり裸を見られちゃう訳だから、責任とってお嫁さんにしてね?」

上条さん「あれっ!? 何かすごい既視感!」



~5‐2 どうしろと~


美琴ちゃん「私の検体番号は20001号で、『妹達』の最終ロットとして製造されたんだけど、
      でも『実験』が途中で終わっちゃったじゃない? だから他に行く当てもないし、他に頼れる人もいないし……」

上条さん「それで…俺にどうしろと?」

美琴ちゃん「だから少しの間だけでいいから、だい…泊めて?」

上条さん「今抱いてって言おうとしたよね。確実に言おうとしてたよね」



~5‐3 本音~


上条さん「悪いけど、他を当たってくれ」

美琴ちゃん「いえーい即答即効大否定。けど諦めないわよ、アンタに抱いてもらうその時まで!」

上条さん「本音出ちゃったよ!? やっぱり狙いはそっちじゃん!」



~5‐4 素敵な場所~


美琴ちゃん「へぇー。結構素敵な所に住んでるじゃない」

上条さん「何の皮肉だよそれ?」

美琴ちゃん「住めば都って言うでしょ? それに愛さえあれば、他には何も要らないわよ」

上条さん「そうか。じゃあ、愛はないから色々と必要なんだな」



~5‐5 先手必勝~


上条さん「なぁ、お前どこまでつい―――――」

美琴ちゃん「お世話になります。不束者ですが」

上条さん「……」

美琴ちゃん「ご馳走になります。色々な意味で」

上条さん「いやもう、本当に他当たってくれないかな」








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