もしヒロインが毎回御坂美琴で主役がニブくない上条当麻だったら
《1巻 魔道図書館・御坂美琴》
~1‐1 ベランダに干された女の子~
??????「おなかった」
カミやん「…………、」
??????「おなかへった、って言ってるんだけど……聞いてんの?」
カミやん「ああ、すまん。すっげぇ可愛いから見惚れてた」
??????「可愛っ!!?///」
~1‐2 自己紹介~
ミコっちゃん「私の名前はね、御坂美琴って言うの」
カミやん「か、上条当麻です。親しい友人からは、カミやんなんて呼ばれてます。
えっと…み、美琴さんのご趣味は…?」
ミコっちゃん「な、何でお見合いみたいになってるのよ!///」
~1‐3 好感度~
ミコっちゃん「ご飯を食べさせてくれると私は嬉しいな」
カミやん「なぁ、ここでお前の好感度上げたら、美琴ルートに直行するのか?
もしそうなら、いくらでもご飯作るんだけど……」
ミコっちゃん「えっと……流行語【スラング】、なの? 何を言ってるのかよく分かんないんだけど……」
カミやん「んー…分かりやすく言うとだな。これからも毎日、俺の作ったご飯を食ってくれないかって意味なんだけど」
ミコっちゃん「えっ…ちょ…それって……///」
~1‐4 手料理~
カミやん「あ~…駄目だわ……冷蔵庫の中全滅してやがる………ちょっとスーパー行って食材買って来るよ」
ミコっちゃん「そ、そこまでしなくてもいいわよ! この野菜とかまだ食べられそうじゃない!」
カミやん「万が一、腹でも壊したらどうするんだよ! もっと自分の体を大切にしなさい!」
ミコっちゃん「そんなに心配しなくても……///」
~1‐5 魔道書~
カミやん「とにかくそれって『本』なんだよな? 国語辞典みたいな」
ミコっちゃん「うん」
カミやん「頼む!和英辞典出してくれ! 英語の宿題があるんだ!」
ミコっちゃん「いや…本当に辞典がある訳じゃないから……」
~1‐6 完全記憶~
カミやん「で、10万冊って―――――どこに?」
ミコっちゃん「頭の中に入ってんの。私完全記憶能力者ってやつでさ、見たものを忘れる事ができないのよね」
カミやん「すげぇじゃん!! その能力があれば英語の宿題なんて……」
ミコっちゃん「アンタの頭には、それしかないのか」
カミやん「いや、他にもあるぞ? ……美琴の事…とか」
ミコっちゃん「あ…あっそう……///」
~1‐7 歩く教会~
ミコっちゃん「これは『歩く教会』っていう極上の防御結界なんだからっ!」
カミやん「ふ~ん…ちょっとよく見せて」
ミコっちゃん「いいわよ? …………………
………………………な、何で服を見ないで、私の顔ばっか見てんのよ!!///」
~1‐8 異能の力VS幻想殺し~
カミやん「俺の右手が触れただけで木っ端微塵、って訳だな」
ミコっちゃん「アンタのチカラが本っっっ当な・ら・ね? ………どうかしたの?変な顔して」
カミやん「いや……この後の展開を想像すると鼻血が出そう……」
ミコっちゃん「?」
~1‐9 破壊された防御結界~
カミやん「今のは100%俺が悪かったんでせう?
ミコっちゃん「あれだけの事があったっていうのに、どうして普通に話しかけられるのよ!!!」
カミやん「わ、分かった…この不肖上条当麻、責任を持って美琴さんを幸せにすると約束します。
これからは一家の大黒柱として、誠心誠意尽力―――」
ミコっちゃん「ちょ、暴走してる暴走してる! そこまで言ってないから!!///」
~1‐10 ついてきてくれる?~
ミコっちゃん「……、じゃあ。私と一緒に地獄の底m」
カミやん「当たり前だろ!!!」
ミコっちゃん「食い気味に即答!?///」
《2巻 吸血殺し・御坂美琴》
~2‐1 食い倒れ~
ミコっちゃん「―――――食い倒れた」
カミやん「……まぁ、そんだけハンバーガー買えばな。じゃあ残り貰っていい?」
ミコっちゃん「いいけど…あっ、でも、それ私の食べかけ……///」
~2‐2 電車賃~
カミやん「電車賃ぐらい誰かに借りられないのか」
ミコっちゃん「―――。それは良い案」
カミやん「あ、いや…俺に期待されても金ないし……よし!ちょっと待ってろ! 家にある漫画本、古本屋に売ってくる!」
ミコっちゃん「いやいやいや! そこまでしなくても!!」
~2-3 100円の攻防~
ミコっちゃん「無理? あ、もちろん古本屋以外で」
カミやん「んー…無理だな。 あっ!なんなら一泊くらい家に泊まるか?ここから近いし」
ミコっちゃん「きゅ、急展開!!///」
インデ目録「とうま……」
~2‐4 彼女の正体~
カミやん「お前一体どこのどなたのナニ子ちゃん?」
ミコっちゃん「私、魔法使い」
カミやん「あ~なるほど。俺が恋の魔法にかかってるのはそのためか」
ミコっちゃん「こ、恋っ!!?///」
二次元星人「キモッ!! 今日のカミやん、何かキモイわ!!」
~2‐5 実害~
カミやん「別に実害がある訳じゃねーし、そっとしとけよ」
二次元星人「実害あるやん! カミやん、おかしなっとるがな!!」
カミやん「そんな事はないよ。 僕はただ、本当の愛に気付いただ・け・さ!」
二次元星人「戻ってこぉぉぉぉぉい!!!!!」
《3巻 体細胞クローン・御坂美琴》
~3‐1 クラスチェンジ~
カミやん(っていうかさっきは短パンじゃなかったっけ何でぱんつにクラスチェンジしてるんだ!
………………よし、脳内保存完了)
~3‐2 妹~
カミやん「あーなんだ、妹の方か。お前、本当に美琴に似てるよな」
ミコっちゃん「まぁね。クロ…ふ、双子だし」
カミやん「……はぁ、やっぱり二人同時に好きになるって、人として駄目だよなぁ……
あー! でも、どっちの美琴も可愛いし、俺はどうすればいいんだーーー!!!」
ミコっちゃん「ちょっ、声が大きいわよ!!///」
~3‐3 散らばったジュース~
ミコっちゃん「必要なら私も手を貸すけど」
カミやん「サンキュー。気が利く女の子っていいよな」
ミコっちゃん「こ、これくらいどうって事ないわよ///」
~3‐4 大量のジュース~
カミやん「ほらインデックス、甘い物はお前担当だろうが。 あ、でも美琴が運んで来てくれたのは全部俺のな」
ミコっちゃん「も、もうバカ!///」
インデ目録「……私達の入り込む余地はないのかな」
あいさ「流石に。諦めた方がいいと思う」
~3‐5 ノミ取り~
ミコっちゃん「特定周波数で害虫だけ殺っといたから」
カミやん「おお!便利だな」
ミコっちゃん「そこまで便利でもないわよ。動物には逃げられちゃうし……」
カミやん「そんなの幻想殺しがあれば大丈夫だろ。これからはいつも俺が隣にいる訳だし」
ミコっちゃん「ぉぉぉおおおお!!!?///」
インデあいさ「「……………」」
《4巻 女教皇様・御坂美琴》
~4‐1 御使堕し~
ミコっちゃん「今から三つ数えるからその間に元に戻しなさい!」
カミやん「よ、よく分かんないけど、何か魔術にかかってるって事だよな。 だったら俺の右手で……」
ミコっちゃん「やっ、ちょ、ど、どこ触ってんのよ!///」
~4‐2 年上の女性~
ミコっちゃん「アンタさっき『年上の女性【ねーちん】」って呼んだじゃない!」
カミやん「ねーちんじゃ駄目か……じゃあ、『おねぇちゃん』…とか?」
ミコっちゃん「そ、そう呼びたいなら呼べば!?///」
シスコン軍曹「見た目はねーちんの方が年下だけどにゃー」
~4‐3 目の前の問題~
ミコっちゃん「私はただ目の前の問題に全力を尽くしてるだけよ」
カミやん「確かに問題だよな、何で美琴が制服を着てるのか。
神裂の代わりなら、もっとエロい格好してもらわないと」
シスコン軍曹「だよにゃー」
ミコっちゃん「真面目な話してるんだけど!」
~4‐4 天使~
カミやん「えーっとぉ……てんし? 天使って羽が生えてて、頭にわっかが浮いてるあの?」
ミコっちゃん「まぁ、イメージはそんな感じね」
カミやん「見た目はちょっと子供っぽくて?」
ミコっちゃん「うんうん」
カミやん「ファンシーグッズが好きで、短パンを穿いてて……」
ミコっちゃん「そうそう…って、途中から私の事じゃない!」
カミやん「ああ、何だ。目の前にいる人が天使だと思ってた」
~4‐5 中身~
ミコっちゃん「『中身・魔術師「ステイル=マグヌス」』よ! もう本当に最悪だわ!!」
カミやん「俺はどれだけ見た目が変わろうと、絶対に美琴を愛せる自信があるけどな」
ミコっちゃん「へ、変な事言わないでよ!///」
シスコン軍曹(カミやんとステイル……腐った女子しか喜ばないぜい……)
~4‐6 告白~
ミコっちゃん「本当にアンタ何もしてないの? 本当は何かしたんじゃないの? 怒らないから正直に告白しなさい!!」
カミやん「…うっ……」
ミコっちゃん「!! その目は何か隠してるわね…白状しなさい! アンタ何したの!?」
カミやん「ま、魔術に関係してるかどうか分からないんだけど……
毎晩寝る前に、美琴の写真におやすみのチューしてます。…ごめんなさい」
ミコっちゃん「そ、そ、それ以外で!!///」
~4‐7 魔術を使ったかどうか~
シスコン軍曹「能力者が魔術を使うと過負荷がかかるんだぜい。カミやんはどう見ても健康体じゃないですかにゃー?」
ミコっちゃん「じゃあ、確かめてみればいいじゃない」
カミやん「いひぃはっ! な、何を!?」
ミコっちゃん「何動揺してんのよ。やっぱり怪しいわね」
カミやん「ア、アホか! 好きな子に体中触られて、平気じゃない男がおりますか!」
ミコっちゃん「え、あ…ご、ごめん……///」