小ネタ 「み」「さ」「か」の話
さ: どうも! 今日はわざわざ、ありがとうございます!
か: あー…佐天さんだっけか? 何か俺に聞きたい事があるんだって…?
さ: はい! いくつか質問してもいいですか?
か: まぁそりゃ、構わないけども
さ: じゃあ一つ目の質問です。 今、好きな人はいますか?
か: いや、特にはいないな
さ: なるほどなるほど。 じゃあ好きなタイプは?
か: えっと…寮の管理人のお姉さんみたいな人かな
さ: 年上ですか!? う~ん…年下じゃ駄目ですか? 例えば中学2年生とか
か: 何で中2限定!? いや、高校生が中学生に手を出すわけにはいかんでしょ
さ: 2歳しか違わないじゃないですか! いや、生まれた月によっては1歳差ですよ!?
か: そう言われてもなぁ…
さ: じゃあ聞きますけど、管理人のお姉さん(75)と、中学2年生…付き合うならどっちですか!?
か: えええ!!? そりゃ…まぁ、中学生のがいいけど……てか、お姉さんじゃなくね!?
さ: 上条さんは中学生、特に2年生が好き…と
か: えー…?
さ: じゃあ次の質問です。 好きな能力は何ですか?
電撃使いとか、発火能力とか、空力使いとか、電撃使いとか、
瞬間移動とか、電撃使いとか、あとは電撃使いとか色々ありますけど
か: ……何かやたらと電撃使い推してねーか?
さ: 気のせいです!
か: 別にないな。 どんな能力でも使い方しだいだし、てか能力がなくても普通に生きていけるしな
まぁアレだよ。 あくまで能力はただのアビリティであって、そんなもので本当の人の価値は計れないってことだな
さ: う…レベル0で悩んでたあたし的には、ものすごくクラッとくる言葉ですよ。危ない危ない
か: ?
さ: でもあったら便利ですよね。電撃使いとか
か: ま、まぁな。 停電の時に役立つし、電力を自分の能力で補えば電気代も浮くしな
さ: そんな時は、レベルも高い方がいいですよね?
か: そりゃな。 静電気を出したところで、部屋は明るくならないだろうし。
けど、さっきも言ったけど、別になきゃないで―――
さ: ふむふむ。 好きな能力は電撃使い、それも高レベル…と
か: いやいやいや。 俺の話、聞いてた?
さ: それでは続いての質問です。 好きな中学校は? 例えば常盤台とか
か: ねーよ
さ: えー!? 学園都市が誇る超お嬢様学校ですよ!? 女の子の憧れなんですよ!?
か: いや、俺、男だし。 あとお嬢様が自販機にハイキックしたり、瞬間移動からのドロップキックとかしないから
さ: 好きな中学校は常盤台…と
か: 聞こうぜ!? 人の話を!!
さ: みかんは好きですか?
か: えっ…何だよ急に。 まぁ好きだけど
さ: ミルフィーユとかミートボールは?
か: 好きだな、うん。 つーか好き嫌いはないよ、俺
さ: 頭に「み」のつくモノが好き…と
か: えええええぇぇぇぇ!!? 何だその無理やりな誘導尋問!!
さ: とりあえずこんなとこかな。 今日は本当にありがとうございました!
か: ど…どういたしまして………結局、何が聞きたかったんだ…?
さ: 御坂さん!! 上条さんから、好きなタイプとか色々聞いてきましたけど、聞きますか!?
み: え……ぇええ!!? い、いや、私は全くこれっぽっちも興味ないんだけど、
は、話のネタにはなるかもね!? あくまで私は興味ないけど!!
さ: じゃあいきますよ!? 好きなタイプは…ズバリ年下だそうです!
み: へ、へぇ~…そうなんだ~……ふ~ん……
さ: しかも、中学2年生がどストライクだそうです!
み: ! か、関係ないけど、私と同い年ね。 関係ないけど
さ: ホントだ! いや~偶然ですね!
み: ほ、他には何かない!?
さ: あとはですね、好きな能力は電撃使いだそうです! しかも高レベルの!
み: !! ア、アレ~? また私に当てはまっちゃった…? ど、どうでもいいけど
さ: そう言えばそうですね!
み: ほ、他には…?
さ: あとは…そうだ! 「常盤台の女の子っていいよな」って言ってましたっけ!
み: !!! お、おかしいわね……まるで私の事を言われてるような………
いやいや、アイツの事だからきっと偶然よね。うん
さ: それから…えっと…確か………あっ! 思い出しました!
頭に「み」のつく人が好きとも言ってましたっけ!!
み: !!!! え、いや、でも、そ、それって…そんな…ま、まさか……
さ: それと、あとは………短めの茶髪にヘアピンをしてて、スカートの下に短パンをはいてて、
カエルのキャラクターグッズを集めてる女の子が好きだって、言ってたような言ってなかったような…?
み: !!!!! そそそそれって100%私の事じゃないの!!!?
さ: あたしもそう思ってたところです!
み: ででででもアイツ、そんな素振りは一度も……
さ: きっと照れ隠しですよ! 上条さん、かなりの奥手みたいですから!
み: じじじじゃあ!!!
さ: ええもう、実は御坂さんにベタ惚れですね。あたしの見立てでは
み: ちょ、ちょっとアイツに電話してみるわね…///
さ: はい! 頑張ってくださいね!
その後、電話をし終わった美琴に、
佐天はこっぴどく怒られる事になるのだが、
それはまた別のお話