とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

22-802

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匿名ユーザー

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小ネタ 学園都市のバカップル 1 しばしの別れ




第二十三学区の空港、2人の男女が別れを惜しんでいた。
上条当麻と御坂美琴である・・・


「それにしても、よく白井は耐えたよな・・・」

「あの子も『お姉さまが行くなら黒子もついていきます!!』ってずっと言っててさ・・・、そんなこと出来るわけ無いのにね・・・」

「俺もついていきたいよ・・・」

「無理よ・・・」

「そうか・・・そう、だよな・・・」

「私達、付き合い始めて3ヶ月になるんだね」

「ほとんど毎日一緒にいたな・・・」

「そうね・・・」

付き合いだしてからの3ヶ月

楽しかった――――

ずっと一緒にいたいと思った―――

だが、その幸せな日々も――――

「なぁ美琴、行かないでくれって言ったらどうする?」

「いまさら無理よ・・・」

「そうか・・・学校にも迷惑かかるしな」

「当麻、私がいないからって浮気とかしちゃダメよ!」

「するわけないだろ!」

「そう?いっつも女の子にフラグとか立てちゃったりしてるくせに」

「上条さんはフラグなんて立てた覚えはありません!」

「どうだかね~?」

美琴は無理して笑う、瞳に涙をためているが無理をして笑っている。

前日に、約束をしていたのだ

笑ってお別れをしようと・・・

「約束、守ってくれたんだな」

「難しいね、辛いのに笑うのって・・・」

「俺はお前の涙を見たくないんだ、お前が泣けばきっと俺はお前を連れて逃げてしまう」

「それも良いかもね・・・」

「ハハ・・・」



「もう時間だ・・・、行かなくちゃ」

「美琴、元気でな・・・」

「当麻も・・・」

2人は抱き合い、別れのキスをする。









1週間後

「ただいま~当麻!!会いたかったよぅ!!」

「おかえり美琴!!俺も会いたかった!!」

2人は再会を喜び、抱きしめあう。


「美琴がいないってだけで、もう辛くて辛くて・・・上条さんの生活は肉抜きの牛丼みたいに何も無くて・・・」

「毎日電話やメールしてくれたから、当麻がいなくても私もがんばれたんだよ!」

「この1週間の楽しみは美琴と電話とメールだけだったんだ」

「はい、これお土産」

「ありがとうな!」

「でもさすが常盤台中学だよな、修学旅行でアメリカに行くんだもんなー」

「別に今じゃ海外くらい普通だって」

「海外で普通だったら、そのうち修学旅行で宇宙に行きそうだな・・・」

「あははー、さすがにそれは無いってー
 でも次は修学旅行じゃなくて当麻と旅行に行きたいな・・・」

「俺もだよ美琴・・・」


学園都市のバカップル 終








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