小ネタ 学園都市のバカップル 2 別離
16時30分、上条当麻と御坂美琴はいつものように、とあるスーパーに向かう途中
なぜか美琴の表情が暗い、何か思い悩んでいるようだ・・・
毎日一緒にいる上条はすぐに美琴の異変に気がついた。
「どうした美琴、何かあったのか?」
「実は―――」
「えええ!?」
美琴の突然の話に、俺は思わず叫んでしまった。
「もう時間が無いの!!お願い1人で行かせて当麻!!」
「でも・・・俺は美琴と離れたくない・・・」
「私だって当麻と一緒にいたい!でもそれじゃダメなのよ!!」
「っ!」
言葉が出なかった
美琴と離れる?イヤだ!そんなこと出来るはずが無い―――
「当麻じゃダメなの・・・、いくら当麻でもこればっかりはどうしようも無いの」
『幻想殺し』ではどうすることも出来ない『現実』
情けねぇ・・・、自分の無力さを恨んだ。
「当麻と一緒じゃ私が欲しいものは手に入らないのよ」
「俺じゃダメなのか・・・・・・」
俺が美琴のためにしてやれることは何だろう?
本当に無いのか?
「当麻のことは大好きよ。ううん、それ以上に愛してる・・・
だけど、それでも・・・私は―――」
美琴はもう決意してるんだな・・・
だったら美琴の意思を尊重しよう、俺に出来ることはそれだけだ。
「わかったよ・・・、だけどこれだけは覚えていてくれ、
美琴が俺のところに戻ってくるまで、ずっと待ってるからな」
それは絶対に変わらない想い―――
「ありがとう、当麻!絶対に・・・・絶対に戻ってくるから!」
そう言って彼女は走り去った―――
「1人でスーパーに行くのは久しぶりだな・・・」
そう呟きながらスーパーに向かうのであった。
とあるファミレスのチラシ
Joseph's『ゲコ太キャンペーン』
本日17時まで限定!
『女性のみ』でご来店された方に、もれなく『ゲコ太ストラップ』をプレゼント!
学園都市のバカップル2 終