とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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匿名ユーザー

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少年の覚悟と少女の決意




行間


1日前、上条は雷神トールと再開していた。
「久しぶりだな、上条ちゃん」
「お前、トール!」
「まあ、待て。なにもここで戦おうってわけじゃまい。少し落ち着けって」
一端覧祭ではフロイライン=クロイトゥーネをめぐる戦いのあと、自分で脇腹を拳銃で撃ち、上条と戦い
上条は敗北をした。
そんな人間がいきなり自分の目の前に現れたのだ。驚くのも無理はない。
「そうか、で、お前らは今度は何をするつもりだ」
今度は何を企んでいる。上条の顔は険しくなる。



おいおい、今はグレムリンじゃねえよ。諸事情により今はオッレルスの側についている」
「信じていいんだな?」
「ああ」
「そうか、で、お前は一体何をしに来たんだ?」
「俺たちはグレムリンと決着をつけに行く」
「!?」
「そのためにまず、オッレルスたちと合流するためにイタリアへ行く。上条ちゃんも来るか?
別に、断ったってかまわねえ」
せっかく手に入れた平穏。ここで『行かない』と言っておけばこの平穏を堪能できる。
しかし、そんなことはできない。

ラジオゾンデ要塞は上条を追い、学園都市は巻き込まれた。
ハワイではグレムリンの魔術師と戦った。
バケージシティではグレムリンの首領、魔人オティヌスと対峙した。
一端覧祭では、フロイライン=クロイトゥーネをめぐる戦いに介入した。
もう、巻き込まれただけとは言えない。これは上条自身が選んだ道だ。



行くに決まってんだろ」
「そうか、それでこそ俺の敵だ」
「明後日の10時、23学区の空港に集合だ」
「わかった」
こうして2人は別れた。




行間終了





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