少年の覚悟と少女の決意
終章 全てを見通す科学者~wizard~
学園都市 窓のないビル
その一室には液体に満ちたカプセルのようなものの中には
男にも女にも聖人にも囚人にも見える『人間』アレイスター=クロウリーが逆さに浮いていた。
「幻想殺しに超電磁砲・・・・・・か。さて、私の計画をどれほど壊してくれるのか。
計画の大幅な修正が必要だな・・・・・・」
アレイスターは数ヶ月前、土御門元春に言われた言葉を思い出す。
「いつか寝首をかかれる・・・・・・か。できるものならやってみたまえ」
逆さの『人間』は不敵な笑みを浮かべる。
終章終了