第四章 心の拠り所~imagine breaker~
目の前にある布団は2つ
白い髪、赤い瞳の少年の足元に『自分と同じ顔の少女』が転がっている。
「やめ・・・て・・・」
止めたいのに、体が動かない。
『自分と同じ顔の少女』の体が、弾けた。
「あ・・・ぁあ・・・ぁ・・・」
また何も出来なかった。
また守ることが出来なかった。
また見ていることしか出来なかった。
『お姉さまのせいですよ』
声が聞こえた。
『お姉さまがいなければ』
『お姉さまさえいなければ』
美琴の周りを『彼女と同じ顔の少女』が囲む。
『ミサカ達が死ぬことなんてなかったのに』
白い髪、赤い瞳の少年の足元に『自分と同じ顔の少女』が転がっている。
「やめ・・・て・・・」
止めたいのに、体が動かない。
『自分と同じ顔の少女』の体が、弾けた。
「あ・・・ぁあ・・・ぁ・・・」
また何も出来なかった。
また守ることが出来なかった。
また見ていることしか出来なかった。
『お姉さまのせいですよ』
声が聞こえた。
『お姉さまがいなければ』
『お姉さまさえいなければ』
美琴の周りを『彼女と同じ顔の少女』が囲む。
『ミサカ達が死ぬことなんてなかったのに』
「(御坂、大丈夫か御坂)」
目が覚めたら目の前に上条がいた。
どうやら昼間から寝てしまったらしい。
小萌先生は学校へ行っている。
「ゆ・・・め・・・・・・?」
「大丈夫か?ひどくうなされっ!」
夢だとわかったら安心した。
そして不安にもなって、
気がついたら上条に抱きついていた。
「ごめん・・・でも、今だけは」
このままでいたい。
安心できる、彼の胸の中に。
「・・・・・・御坂」
上条は優しく美琴を抱きしめる。
その温かさに彼女は気づいた。
(そっか、私、こいつのことが好きなんだ・・・)
気づいてしまったら、止められない。
「美琴」
「え?」
「美琴って、よんで、とうま」
「美琴」
彼は恥かしながらも名前を呼ぶ。
「大丈夫だ。俺が守ってやるからな」
目が覚めたら目の前に上条がいた。
どうやら昼間から寝てしまったらしい。
小萌先生は学校へ行っている。
「ゆ・・・め・・・・・・?」
「大丈夫か?ひどくうなされっ!」
夢だとわかったら安心した。
そして不安にもなって、
気がついたら上条に抱きついていた。
「ごめん・・・でも、今だけは」
このままでいたい。
安心できる、彼の胸の中に。
「・・・・・・御坂」
上条は優しく美琴を抱きしめる。
その温かさに彼女は気づいた。
(そっか、私、こいつのことが好きなんだ・・・)
気づいてしまったら、止められない。
「美琴」
「え?」
「美琴って、よんで、とうま」
「美琴」
彼は恥かしながらも名前を呼ぶ。
「大丈夫だ。俺が守ってやるからな」