幸運な勝負 後編
佐天「いやぁ♪
さっきはすいませんでした♪」
この子絶対反省してない!!とツッコミたいが、とりあえず聞いておかねばならない事がある。
上条「…まあ、それはともかく君は御坂の友達なのですかね?」
佐天「はい♪佐天涙子って言います♪
それで、お二人はここでデートですか?」
さらりと爆弾発言をする佐天。
ちなみに、美琴は某漫画の神様みたいにずっと『あうあう』と言いながら狼狽えている。
気を付けないと、惨劇を百年位繰り返してしまいかねない。(違っ
漏電しないのは、上条が美琴の手を握ってるからだ。
上条「俺は上条当麻だ。
いや、デートじゃねぇから。
つか、君確か大覇星祭で御守り貸してくれた子だよな?」
佐天「まあ、分かってましたけど。
そうでしたね♪
何となく見覚えの有る人だなーとは思ってましたが…
まさか御坂さんの彼氏だったとわ(笑)」
美琴「ふにゃっ!!////////」
上条「…彼氏じゃねえし、何故に御坂は猫になってるんだか…」
上条の『彼氏じゃない』宣言におもいっきし凹んだ美琴を見て、佐天はある作戦を思い付く。
佐天「ちょっと御坂さん借りますね♪」
上条「いやまぁ、俺に言われてもな?」
佐天「御坂さん来てください♪」
美琴視点
美琴「…」ショボン…
佐天「御坂さん?」
美琴「は…はい!!御坂とは私です!!」
佐天「いや、誰の真似ですか?
それよりも、御坂さん!!
ちょっと彼と勝負してきて下さい!!」
美琴「?勝負なら今やってるわよ?」
佐天「いえ…最後の勝負です!!」
美琴「…どゆこと?」
佐天「ですから・・・・・」
美琴「えええっ!!
無理無理////////
そんな事したら…//////」
佐天「では、頑張って下さいね♪」
上条視点
上条「…ふう…危なかったぜ…」
実は上条は先程のキスでドキドキしていた。
だが、恐らくは佐天も美琴も気付いてないだろう。
上条「さて、どうやって切り出すかね?」
既に上条は美琴の事が好きだった。
だが、記憶喪失+不幸体質でなかなか告白出来なかった。(告白の知識は有っても告白の仕方を知らない)
上条が悩んでいる間に二人が帰って来た。
美琴の顔が真っ赤なのには触れない方がいいのだろう。
美琴「しゃいごのしょうぶゅよ!!//////」
上条「…酷く恥ずかしい目に会いそうな予感しかしないのですが…」
その後、恥ずかしすぎる勝負を終えた上条と美琴は、真っ赤になりながらも、幸せそうな顔をしていたそうな。