とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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匿名ユーザー

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小ネタ 上琴昔話




かつてこの日の本には、邪馬台国ならぬ魅子台国があったそうな。
小国ながらもその国の者は皆奇術を使いて、攻め入る軍勢を滅し、
そんな国にある日、当麻なる男が迷いこんだ。



当麻「狩りをしてたら森に迷った。不幸だ」

当麻「・・・・・・あ!女の子が狼に囲まれてる!!」

当麻「うおー!」タタタ  

バンッ!!

狼「キャン!!」

当麻「ここは俺が。君は早く逃げろ!」

少女「はぁ?私は大丈夫よ」

当麻「そんなこと言ってる場合じゃないだろ!」

狼達「「「グルルル!」」」

上条「くっ!」

狼「ウォ!!」バッ!

当麻(父さん、母さん。俺は今日死にます。でも女の子を助けて死ねるなら本望です!!)


ビリビリ!  ドサッ

当麻「・・・・・・へ?」

少女「だからう言ったでしょ。大丈夫だって」

少女「で、アンタらはまだやるの?」ビリッ

狼達「「「・・・・・・」」」ダラダラ

ダダダダダダ!!

当麻「な、何が起きたんだ?」

少女「ホントに助けなんて必要なかったけど」

少女「ま、狼の群れに立ち向かう度胸なんて、うちの男どもには無いでしょうから、そこは認めてあげるわよ」

少女「ところでアンタ、もしかして迷子?」

当麻「あ、ああ。帰り道がわかんなくてな」

少女「ふーん。もう陽も落ちてるし、助けてくれたお礼にうちに来る?」

当麻「本当か?じゃあ一晩頼むよ」




スタスタ

当麻「そう言えば名前聞いてなかったな。俺は当麻。君は?」

美琴「美琴よ」

当麻「美琴。何でさっきはあんな所にいたんだ?狩りをしていたようには見えなかったが」

美琴「散歩よ」

当麻「散歩!?陽も落ちてたのに?」

美琴「そうじゃないと警備が厳しいのよ」

当麻(警備?もしかして村長の娘とか?)

美琴「さ、着いたわよ」

当麻「世話になるぜ・・・・・・って広っ!!」

少女「お姉さま。そちらの方は?と御坂は訪ねます」

美琴「客人よ。丁重に持て成しなさい」

当麻「美琴そっくりだな。妹か?」

美琴「ええ。ほら、挨拶しなさい」

御坂「御坂です。いつもお姉さまがお世話になっております。と御坂はご挨拶を客人にします」

美琴「コイツには私がこれから世話をするの!それにさっき会ったばかり!まぁ、確かに助けてはもらったけども・・・・・・」

御坂「・・・・・・いい加減その癖を直しては?と御坂はうんざりします」

美琴「ぐっ、と、とにかくさっさと夕食の支度をするように言ってきなさい!」

御坂「はいはい。と御坂は適当に頷きます」スタスタ

当麻「夕飯を作らせるって、もしかしてこの家で一番偉かったり?」

美琴「両親は今は魏の国に行ってるから、私が任されてるのよ」

当麻「そっか。まだ若いのに大変だな」

美琴「本当よ。おかげでやたらと散歩もできないわ」






少しして


美琴「さ、夕食も出来たし、行くわよ」

当麻「ご馳走になるぜ」





当麻「・・・・・・」

美琴「?どうしたのよ」

当麻(これだけの量の米!それにこの辺りでは取れない木の実や魚。それにここの広さは一体・・・・・・)

当麻「どんだけすごいんだよこの家」

美琴「そう?昔からだから私にはわからないわね」

当麻「まあ大きな村だし、そんなものなのかな」

美琴「さあ、アンタ達。入ってきていいわよ」

ゾロゾロゾロゾロ

当麻(なっ、美琴!?)

美琴「さすがに驚いたかしら」

当麻「あ、ああ。一体何人いるんだ?」

美琴「うーん、ここにいるのは全員で20人くらいだけど、国中に散らばってるのを入れると2万人近くいるわね」

当麻「どういうこと?」

美琴「いろいろあるのよ。じゃあ全員座ったし食べましょう」



それから


当麻「おー!こんな美味い飯初めてだ!」モグモグ

美琴「ね、ねぇ。その煮物私が作ったんだけど、どうかな?」

当麻「そういや少しの間いなかったな。どれどれ」モグッ

当麻「とっても美味いじゃねーか!食材だけじゃない。こんなに美味しいのは美琴が作ったからだよ。これは俺の家に来て欲しいくらいだぜ」

美琴「ふぇ!?」

美琴(家に来て欲しい→嫁に来て欲しい→愛してる)

美琴「・・・・・・」

当麻「おーい」

美琴「ふ・・・・・・」ビリッ

当麻「ふ?」

美琴「ふにゃー」ビリビリビリーッ!!

当麻「おわっ!!」バッ

ピシューン!

当麻「な、何が?」

御坂1「・・・・・・貴方様だ」

御坂2「貴方様ですね」

当麻「ん?」

御坂達「「「貴方様こそ、お姉さまの結婚相手だ!」」」

当麻「はぁ?」

御坂4「お姉さまと結婚し、この魅子台国を治めるのは、お姉さまの雷にも打ち勝つ者と、お父さまからのお言葉です。と御坂は説明をします」

御坂5「ですのでそのお言葉通り、お姉さまの雷に打ち勝った貴方にお姉さまを嫁がせます」

当麻「た、確かに美琴は可愛いし料理も上手いしそれなりに可愛げもあるけど、いきなり魅子台国とか結婚とか言われても。それに美琴だって・・・・・・」

美琴「・・・・・・ふ」

当麻「美琴?」

美琴「不束者ですがよろしくお願いします!」

当麻「えー!?」


―――――――
 ―――――
  ――


打ち止め「こうして結ばれた2人はその後、力を合わせて国を守りながら幸せに暮らしました。ってミサカはミサカは芳川に習ったことをさっそくあなたに教えてみる!」

一方通行「あンの糞ニート、クソガキに間違った教育しやがってェ!!」










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