小ネタ 甘さの秘訣
「……でね、佐天さんがまた初春さんのスカートめくってさー、ほい」
「あむ、もぐもぐ、うん」
「そしたら黒子が『初春ですらあのような下着ですのに、お姉様ときたら』っていうのよ、はい」
「あむ、もぐもぐ、白井の言うとおりだ」
「なによ、あれだってちゃんとラブリーミトン製の大人向けのやつなのよ? はい」
「あむ、もぐもぐ、確かに大きくなってきたしな」
「ちょっと、どこ見てんのよ!! はい」
「あむ、もぐもぐ、ここから見下ろすとそこは必ず目に入るの、不可抗力なの」
「まったく、わたしが彼女だからいいものを……で、おいしい? はい」
「あむ、もぐもぐ、美人の彼女様に食べさせてもらってますしねー、だけどさ」
「ん? ほい」
「あむ、もぐもぐ、そろそろどきません? 足しびれてきたんだけど?」
「黙ってなさいよ、この椅子はお気に入りなの、ほい」
「あむ、もぐもぐ、美人の彼女が彼氏を人間扱いしてくれないなんて」
「ふこうだーでしょ? わかったわかった、はい」
「あむ、もぐもぐ、やっつけ仕事された……しかし、これじゃ燕だな」
「……じゃあ、こうやって口移しするべき?」
「…………あむ、もぐもぐ、こっちのがうまい」
「あう、ふにゅ、ま、まだたくさん、ある、か」
そうして彼女はおいしくいただかれましたとさ