とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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匿名ユーザー

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小ネタ 第一声




目が覚めた。
そして隣にあいつはいない。
みそ汁のいい匂いが食欲を刺激するということは、
なるほど、台所か。

今日の第一声は決めているのだ。
どんなリアクションをするのだろうか?
気付いたのならきっとすぐにふにゃるだろう。
家電の命のためすぐさま抱きしめねば。
気付かないなら怒りだすだろうか?
いや、へたをすれば泣きだしそうだ。
その前には抱きしめますけどね。

そうして、台所への扉をあける。



なかなか会心の出来である。
きっとアイツも喜ぶだろう。
間抜けな顔して眠っていたが、
もうすぐ起きてくる頃だ。

今日の第一声は決まっているのだ。
どんな表情をするのだろうか?
気付いたのならきっと照れたような恥ずかしそうな笑顔をしてくれるはずだ。
すぐに抱きしめて行動してくれるようなやつじゃないし。
気付かないならどんな顔をするだろう。
アイツなら泣きながら身を引きそうね
その前には私から抱きしめてあげよう。

そんな時、扉が開いた。



顔を見合わせた二人はすこしして同時に言う。



「「大っきらい!!」」



四月馬鹿とはよく言った物である。










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