小ネタ 箱の中身は何だろな~?パート3
美琴「ちょろっと~」
上条「ん?」
美琴「アンタよアンタ」
上条「上条さんに何のご用ですか」
美琴「アンタにやってもらいたいゲームがあるのよ」
美琴の前には箱ののったテーブルがあった。
上条「・・・・またこれですか・・・・・」
溜め息を吐く上条。
美琴「なに嫌そうな顔してるのよ」
上条「だってこれ三回目だぞ。いいかげんうんざりもしますことよ」
美琴「いいからやりなさい」
上条「やだ」
美琴「正解したらちゃんと賞品あげるわよ」
上条「いやだ」
美琴「へ~~~~アンタ、私にそんな事が言える立場?」
上条「へ?」
美琴「この前(パート2)アンタ私にとんでもない事したわよね?」
上条「げっ!」
美琴「アンタが中学生の短パン剥ぎ取る変態だったなんてね~」
上条「あれは御坂妹が・・・・」
美琴「つべこべ言わずとっとと箱に手を入れなさい!」
上条「はいはい・・・・・」
しぶしぶ箱の中に手を入れる上条。
その瞬間、箱の中の右手を何かが掴んできた。
上条「うわ!」
驚いて箱の中から手を抜こうとするが、しっかりと掴まれていて抜くことができない。
上条「な、何でせうかこれは!?」
慌てながら美琴を見る。
上条(あれ?)
美琴は顔を赤く染め、視線はやや俯いていた。
上条(何で赤くなってるんだ?)
少し冷静になった上条は自分の右手を掴んでいる物を確かめる。
やわらかい。まるで人の手のような・・・・
上条(もしかして・・・・・)
箱を見てみると箱の側面にも穴が開いており、そこに美琴の右腕が・・・
上条「美琴の手!?」
美琴「せ、正解よ!」
上条「おいおい・・・・」
美琴「せ、正解したアンタに賞品をあ、あげるわよ!」
チュッ
そう言うなり美琴は上条の頬にキスをした。
上条「え?・・・・・・み、美琴!?今・・・」
美琴「じゃあ!私は帰るから!」
耳まで顔を赤く染めたまま、美琴は走り去っていった。
上条「・・・・・・・」
一人残された上条もまた、顔を赤く染めいた。
END