勝者上条 2 VS 姫神
その日、3人は出会った。
「「アンタ、(上条君。)この人誰?」」
「うおぅ、いきなりの殺気に上条さんは恐怖を隠せません」
「「いいから」」
「……はい」
新たなる敵の出現。
目的を果たすため、互いにまずは情報収集だ。
そしてその目的はびくびくしながら情報を話すのだった。
「こっちは常盤台の御坂美琴、こっちは姫神愛沙、クラスメートだ」
「く、クラスメート!!?」
「そう。クラスメート。」
(まだこんな強敵がいたなんて!!)
姫神の後ろに見える、巨大な威圧感。
それは、学校。
「上条君。今日も一緒にお弁当。食べよう」
(日常を担当する、属性、クラスメート!! 憩いの場、帰ってくる場所、正ヒロインのためのキーワードが満載!!!)
「別にいいぞ、土御門や青ピも自炊はじめたみたいだし、みんなで食べようぜ」
(ま、負けられない!!)
「ど、どーせアンタの事だから、栄養バランスなんて考えてない献立なんでしょうが。
な、なんならわ、わたしがアンタの弁当を作ってあげてもいいわよ。
アンタが体調崩したら、わたしが本気で電撃出せる場所がなくなっちゃうから仕方なくなんだけどね!!」
(属性。ツンデレ。強力な属性。でも)
「ん? その必要なし。なんか自炊できる男子の意見も聞きたいらしくてさ、今日からクラスの女子数名がローテーションで弁当作ってくれるんだとさ。みんな勉強熱心だよな」
(属性。鈍感には相性が最悪。なぜか私にも余計な壁が立ちはだかったわけだけど。御坂さんが正しくorzの姿になっているのはさすがにかわいそう)
「それにさ……」
「「???」」
「お前かわいいのにさ、隈とかできたらもったいないだろ? どんなにきつくてもお前にならつきあってやるからってなんですこの空気?」
御坂はあうあう言いながらバチバチしている。
さらに
「おおう、姫神、それもはや、魔法のステッキじゃなくて魔法のこん棒ですよね。
あ、パワーアップしたの、へぇー。
でもそういうのは悪の怪人とかに向ける物であって、一般人のオレに向けちゃダメだと思」ガン
敗者・上条 美琴 姫神
勝者・上条