とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

28-200

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匿名ユーザー

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小ネタ 上条提督




ある日の自販機前で

美琴「最近あのバカに会わないわね。そりゃまぁ大学入って忙しいのはわかるけど、恋人たるこの私にかれこれ3ヶ月も連絡ないってどういうことなのよ!!!」
  「もしかして私がまだその気でいるだけで既にもう愛想つかれてるとか…!?いやないないな…ないわよね?」
  「まぁもし大学でほかの女に手出してたら監禁してあげるだけなんだけどねー ウフフ…アハハ」

そんな不気味な笑い声を上げる高校生のもとに一人の青年が近寄る。我らがヒーロー上条さんである。

上条(やべえ、大学になれるのに必死ですっかり忘れてたなんて言えねえ とりあえずここは俺の秘技DOGEZAの出番ですね)

上条「よ、よー久々だなーみこっ美琴「あんたねええええええええええ」ちゃん」
美琴「どこの世界に恋人に3ヶ月も音信不通になる奴がいるかああ!!こんのヘタレ彼氏!!」
上条「本当に申し訳ありません!大学のゴタゴタですっかり忘れていまして…どうかこのとおり平にご容赦!!」

一切の無駄が省かれた芸術の域に達しているであろう土下座をなんなくこなす上条さん。普段からどれだけ鍛えられているかがうかがい知れる。

美琴「ふ、ふん!そんな土下座程度で許してもらえると思ってんのかしら?私はそんな安い女じゃないわよ!」

そうは言いながらも顔のニヤつきが抑えられないのか、必死に隠そうとそっぽを向いている。
流石に何年も付き合っていれば彼女の本心が読めるのだろう。

上条(よし、あとはここで一気に畳み掛けて頭を撫でてやれば電撃は喰らわない。上条さんも学習するのだよ(キリッ)

上条「な、なぁみこっちゃんこれで許してくれないか?頼むよ」

これまた慣れた手つきで美琴を抱き寄せ、頭を撫でていく。

上条(勝ったな…!計 画 通 り!)

このまま平穏に事が済むかと思われたその時、誰も予想し得なかった出来事が起きた。

美琴「アンタがそこまで言うなら、今回は特別に許してあげるわ」

???「えっと、特にやることはないの?んー…もっと私に頼っていいのよ?」


美琴「ん?」
上条「げっ」

急に挙動不審になって慌ててPCで何かを確認する上条。

美琴「アンタなにやってんの?それにさっきの声…女の子よね?なにスカイプでもしてるのかしら?ちょっと見せてもらうわよ」
上条「やめろ、やめるんだ美琴!俺にもプライバシーはあるんだ!!」
美琴「そんなもん守ってたらアンタのハーレムができちゃうじゃない!おとなしく観念してさっさとそれを渡せええぇ」

PCをかけて必死の戦いを繰り広げているが、戦況は美琴に有利。当然といえば当然だ。結局上条さんが尻に敷かれる構図は既に完成してる。今更ひっくり返るものでもないのだろう。

激戦の末上条からPCを奪うことに成功した美琴の視線は画面に釘付けになった。
まず目に飛び込んできたのは、右の方に立っている可愛らしい女の子。
なにかのゲームなんだろうということしか理解できなかった美琴は即座にこういったことに詳しそうな知り合いに連絡を取る。

美琴「あ、もしもし初春さん?今ちょっといいかしら。写メで送ったものが何かわかるかしら?」
初春『はい、これは巷でブームになっている擬人化された軍艦の某育成ゲームですね』
美琴「育成?この右の子を?」
初春『そうですね、その子以外にもレベル上げできるんですけど、たいていそこの子は秘書艦と言って提督の一番のお気に入りの子なんですよー』
美琴「へ、へーこの子がお気に入りね…」
初春『しかもこのゲーム面白いイベントがありまして、レベルを99まで上げるとなんと結婚できちゃうんですよ!これをケッコンカッコカリなんて呼んでます』
美琴「レベルが100超えてる子がたくさんいるのだけれど…?」
初春『結婚しなければレベルが99から上がるということはありません。なので100レベル以上の子とは全員結婚したということになりますねー』
美琴「ほーう。そう…ありがとね初春さん。また」

情報を整理しよう。今画面には指令Lv115とLv100超えのキャラが14人、さらに結婚待ちのLv99のキャラがざっと30人はいることを示す文字が並んでいる。

上条「違うぞ美琴!これは遊びじゃない!これは仕事…そう仕事なんだ!日本を守る立派な仕事なんだ!」
美琴「……」
上条「\(^o^)/」
美琴「とうまー最期に言いたいことはあるかしら…?」

上条(朝潮のための指輪買ったんだけどなぁー渡せなかったなぁ)

上条「やっぱ駆逐艦は最高だぜ!」

その日上条当麻は3度目の死(仮)を迎えることとなった。









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