小ネタ 御坂美琴に関する重大なネタバレ
※ 注意
今からご覧になる話は、常盤台の超電磁砲こと御坂美琴に関する重大なネタバレが含まれています。
原作未読の方やネタバレを気にする方は、絶対に読まないでください。
◇
美琴はテンパっていた。
急な雨だったが学校に置き傘を置いてあったので、濡れて帰るという事にはならなかったが、
美琴が差す傘の中には、美琴の他にもう一人の人間がいるのである。
「いや~、助かりましたよ。上条さんの傘は風で吹っ飛んでちゃったからさ」
上条である。
「べべべべつに私は構わないけど!?
あ、あああ、相合傘なんて! そんな大した事でもないしっ!!?」
狭い傘の中という事もあり、肩と肩は重なるし、腕と腕はぶつかるし、
何より顔と顔が非常に近い。当然ながら、二人は密着している状態なのだ。
「…あれ? 美琴、何だか顔が赤くないか? もしかして風邪気味なのか?」
「な、なな、何でもないけどっ!!?」
何でもないという事はないだろう。
上条の指摘通り、顔は赤いし熱も出ている。
ついでに心臓は破裂しそうな程にバクバクしているし、呼吸も荒い。
上条が耳元で喋るだけで、思わず跳ね上がってしまう。
しかしこれらの症状は、実は風邪ではない。
そしてここからがネタバレになるので、お気をつけいただきたいのだが―――
(そんなのっ! こんだけアンタが近くにいるからに決まってんでしょうがっ!!!)
[ ネタバレ ] 実は美琴は、
上
条
の
事
が
好
き
だ
っ
た
の
で
あ
る
!!!