とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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ビリデレメモリアル 3



×月7日金曜日

午前7時25分、上条はいつものように公園の自販機の前を通りかかったところで、後ろから声をかけられた.

美琴「おはよ!」
当麻「ん?お,おう(おっ元気になったみたいだな、よかったよかった)」
美琴「昨日はごめんね…わたし途中で寝ちゃったんでしょ?」
当麻「あー気にすんなって。疲れてたんだろ?長い時間探しまわってたしな。そもそも俺は白井に連絡しただけだし。白井にお礼言っとけよー」
  「(白井がいなかったら今頃どうなってたことやら…寮の門限過ぎてただろうし,あぶないあぶない。)
美琴「そ、そうね(あのままアンタの家に行ってもよかったんだけどな…)」
  「あ,そうそうはいお弁当」
当麻「ありゃ?別に来週からでもよかったのに。おまえ疲れてたみたいだし、あんまりむりすんなよ」
美琴「…ほしくないの?」パチパチ
当麻「いえありがとうございます御坂サンだからビリビリだけは勘弁してください」
美琴「むー…やっぱあげなーい」プイ
当麻「うぇ!?御坂そりゃねーだろ!」
美琴「アンタ…昨日の約束もう忘れちゃったの?」
当麻「昨日の…?あ!」
美琴「何か言うことは?」
当麻「ごめんなさい…美琴さん」
美琴「さんはいらないでしょ!」ビリビリ
当麻「うぎゃー!あー悪かったよ美琴!」
美琴「ふ,ふん!最初っからそう言えばいいのよ!」カアアアアア
当麻「(昨日名前で呼んだら気絶してたくせに…)ボソ」
美琴「なんか言った?」
当麻「なんでもありませーん!」

当麻「ん?そういえばそのぬいぐるみ…もう包帯してないんだな」

上条は美琴ちゃんを見ながら言った

美琴「あ、うん。美琴ちゃんもう悲しくないってさ。だから包帯も必要なし!…いろいろ心配かけてごめんね?」
当麻「そっか…」
  「…なぁ美琴」
美琴「え?」ドキッ
当麻「おまえはやっぱ笑ってる時が一番可愛いと思うぞ」
美琴「あ,ありがと…」カアアアア
当麻「今日はやけに素直じゃないか」
美琴「う,うるさいっ!わたしはいつだって素直よ!っ」ビリビリ
当麻「おわ!お,おいやめろって!ギャー不幸だー!」
美琴「逃げんなー!」

数日後,とある休日

常盤台学生寮

御坂はこの日上条と会うために電話をかけた

プルルルル プルルルル

当麻「はい上条です」
美琴「あ,あの,御坂ですけど…」
当麻「おう,どうした?」
美琴「あ,あのね?今日暇?」
当麻「んー今日は特になにもないぞ」
美琴「えっとその…,今日の五時にいつもの自動販売機に来てほしいんだけど」
当麻「わかった五時だな」
美琴「じゃあまたあとでね…バイバイ」
当麻「おーう」

プツ ツーツーツー

美琴「ふう…」
黒子「お姉さま」
美琴「わっ!黒子!アンタいつのまに!?」
黒子「がんばってですの」
美琴「黒子…ありがとね…」

自販機前

当麻「おーっす美琴」
美琴「…やほ」
当麻「どうしたんだ?」
美琴「今日は,アンタにどうしても聞いてほしい話があるの…いいかな?」
当麻「お,おう」
美琴「えっと…」
  「先月アンタにお弁当作ってあげたじゃない?」
当麻「ああ,いやーあのときはホント助かりましたよ。ありがとな」
美琴「う,うん。あのときは正々堂々勝負できないからとかそんな理由で作るって言ってたけど,あれは嘘なの」
  「ホントは,アンタと会うきっかけがほしかっただけなの」
  「それでアンタはわたしに手作りのぬいぐるみを作ってくれたよね?あ,あのときはホントにうれしかったんだからね…!」
  「そして,二人でお弁当食べてたときに,結婚式招待しろよなとか言われて,とてもショックだったの」
  「でもそれはわたしが素直じゃないからいけないの…アンタが鈍感なのもいけないんだけど」
  「そしてわたしがぬいぐるみ落としちゃって,一緒に探してくれたよね?それで…アンタはいつも笑っているわたしが大好きだって言ってくれた」
  「わたしも…上条当麻が大好きだよ」
  「だから…付き合ってください…お願いします!」
当麻「…ああ,これからもよろしくな!」
美琴「ほんとに!?ありがとう!」
当麻「おわっ!みみみ美琴!いきなり抱きつくなって!」
美琴「えへへー」
当麻「ったく」
美琴「ねえ」
当麻「ん?」
美琴「わたしたち恋人同士になったんだよね?」
当麻「そうだな」
美琴「じゃあ,名前で呼んでもいい?」
当麻「え,ああ」
美琴「当麻♪」
当麻「はいよ」
美琴「大好き♪」
当麻「…おまえ大分キャラ変わったな」
美琴「むーいいじゃない当麻のバカ…」
当麻「ごめんごめんわるかったよ」
美琴「じゃあキスしてくれたら許してあげる」
当麻「ええ!?」
美琴「…いやなの?」ビリリ
当麻「い,いえいやじゃないですけど…じゃあ目瞑ってくれよ…」
美琴「ハイ,瞑ったよ♪」
当麻「い,いくぞ…」
   チュ
美琴「…」
当麻「…」
  「あーもうすぐ完全下校時刻だなーそろそろ帰らないとな…」
美琴「帰りたくない…」
当麻「へ?」
美琴「もっと当麻と一緒にいたい」
当麻「あのなぁ。別に明日から会えないわけじゃないんだから今日は遅い」

上条の言葉をさえぎるように御坂は得意の上目づかいを駆使しながら話した

美琴「今日…泊っていい?…ダメ…かな?」
当麻「え!?いやいやいやそれはいろいろまずいだろ!おまえ寮はどうすんだよ!そ,そんな目で見るんじゃない!」
美琴「別に一日くらいどーってことないわよ」
当麻「しかしだなぁ…」
美琴「いいでしょ!わたしたち恋人同士なんだから!」
当麻「ったく,おまえにはかなわねーよ(まあインデックスは小萌先生のところにいるし,今日ぐらいいいか…)」
美琴「ふふっ♪じゃあ夜ご飯つくってあげるね!スーパー行ってから当麻の寮行きましょ?」
当麻「へいへい」

当麻宅

  ガチャ

イン「おかえりなんだよとーま,短髪と仲直りできた?」
当麻「あれ?イ,インデックスさんいつの間に…」
美琴「当麻?これはどういうことかしら?返答次第ではただでは済まさないわよ…!」
当麻「だーふこーだぁー!」

おしまい

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