とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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小ネタ 告白 1



深夜、ベッドの上で御坂美琴は考えていた。
「ああ~、どうすりゃいいのよ~」
何を考えているかというと、中学生らしく好きな人ーーー
上条当麻についてである。つい最近自覚した上条に対する想いは
日に日に強くなっている。しかし自覚したからといって美琴の性格
では素直になれず告白どころか最近は話しかけることもためらっている。
現に今日も上条に話しかけられ電撃を放って逃げてしまった。
「どうしよう。まともに顔も見れないなんて・・・しかも電撃うって
逃げたから嫌われちゃったかな~~」
前からしてることなのでいまさら?と言う感じなのだがそれには気付けない
美琴であった。
所変わって上条はというと・・・・・
「御坂の奴今日はどうしたんだ?話しかけたらいきなり逃げるし・・・・まっ
いっか寝よ寝よ」
電撃に関しては特に気にしてなかった。
しかしそんなことは知らない美琴は本気で悩んでいた。
「でも・・・このままじゃだめよね!こ、告白しなきゃ!でも
ふられたらどうしよう」
恋する乙女の苦悩は続く・・・・・・・・・・
一週間考えに考えた美琴はついに決心した。
「よしっ!明日あの馬鹿を呼び出そう!」
そして上条に「明日いつもの公園に18:30に来て。話が
ある」と言うメールを送った。
「もう引き返せないわね・・・・・」
そして時はたち現在18:40
「いや~遅れてすいません」
「遅いじゃない・・・・」
「ちょっといろいろありまして・・・で、話って
なんだよ?」
美琴はビクッ!としてから話を切り出した。
「これから言うことは全部本当だし大真面目だからちゃんと
聞いてね」
「わかった」
そして美琴は真っ直ぐに言った。
「私はあんた・・・・当麻のことが好き。最近は当麻の
事を考えると胸が苦しくなる。この想いに気付いたのは
最近だけどこの想いは誰にも負けない。」
上条は驚いた様子で、しかし真剣に聞いていた。
「これが私の気持ち・・・・・当麻の気持ちも聞かせて?」
上条は少し考えている様子だった。美琴はどんな返事でも
受け入れるつもりだった。
そして上条はゆっくり口を開いた。
「気持ちはすっげーうれしいでも・・・・今の御坂とは付き
合えない」
「どう・・して?」
美琴は覚悟していたはずなのに聞き返してしまった。
「それはお前が中学生だからだ。お前と付き合うのは嫌じゃない。
むしろ嬉しい。」
けどな、といって続ける
「お前は中学生で俺は高校生だ。これは意外に大きな問題なんだ。
だから御坂・・・いや、美琴とは付き合えない」
「じゃ、じゃあ・・私のことはきらい?」
今にも逃げ出したいのをこらえて震える声で言った。するといきなり
抱き寄せられてこう囁かれた。
「そんなわけないだろ?だから美琴。今は無理だが時期が来たら必ず
答えを伝える。だから・・・・それまではこの関係でいてくれないか?」


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