<第1話>
※夢世界のチュートリアル。まだまだ難易度低め。
(黒い画面でうわさ話)
「そういえばあの子が起きないって本当?」
「噂によればあの人も起きないらしいよ」
「え、それって何かの病気?」
「怖いなぁ……」
「噂によればあの人も起きないらしいよ」
「え、それって何かの病気?」
「怖いなぁ……」
(うわさ話ここまで)
<カービィの家>
???「……カービィ」
???「カービィ。……カービィってば」
???「カービィ、起きて下さいよ」
???「かああああああびいぃいいいいいいい!」
???「カービィ。……カービィってば」
???「カービィ、起きて下さいよ」
???「かああああああびいぃいいいいいいい!」
(カービィ飛び起きる。画面がようやく明るくなる)
グーイ「……ようやく起きましたね。おはようございます、カービィ」
(カービィ、グーイに挨拶)
グーイ「昨日はデデデ城で一悶着あったそうですね。凝りませんね、大王さんも」
(カービィ、何かしらのアクション)
グーイ「『デデデだから仕方ない』? 大王さんのこと、よく分かっているんですね。……そういえば町の方が何やら騒がしいのは気のせいでしょうか」
(カービィ、何かしらのアクション)
グーイ「ああ、見に行って下さるんですね。ありがとうございます」
(カービィ、グーイに挨拶)
グーイ「昨日はデデデ城で一悶着あったそうですね。凝りませんね、大王さんも」
(カービィ、何かしらのアクション)
グーイ「『デデデだから仕方ない』? 大王さんのこと、よく分かっているんですね。……そういえば町の方が何やら騒がしいのは気のせいでしょうか」
(カービィ、何かしらのアクション)
グーイ「ああ、見に行って下さるんですね。ありがとうございます」
(操作可能に。どこかにマキシムトマトの一個くらい隠れているかも)
(出ようとするとグーイが「いってらっしゃい」とか言う←一回限定)
(出ようとするとグーイが「いってらっしゃい」とか言う←一回限定)
<カービィの家の外>
(イベント開始。見慣れない少年が辺りをうろうろしている)
少年「おかしいなぁ。この辺りに落としたはずなんだけれど」
(うろうろ)
少年「どうしようどうしよう。あれをなくしたなんてばれたら……」
(うろうろ)
少年「どこに行っちゃったんだろう……」
(少年、カービィに気付く)
少年「わ、わわわ! び、びっくりしたぁ。この星の人かぁ」
(少年、何やら驚く)
少年「あー! 君の持っているそれ、僕の落とし物! 返して!」
(少年がカービィに飛びかかってくるが、ひらりとかわすカービィ)
少年「それが無いと僕困っちゃうんだよぉ! お願い、返して!」
???「カービィ、カービィ大変だよぉ!」
(少年の言葉が終わるか終わらないかのうちにワドルディがかけてくる)
(カービィ、何かしらのアクション)
ワドルディ「何が大変って町が大変な事になってるんだよぉ! とにかく来て!」
(カービィ、ワドルディについていく)
少年「ああ! ちょっと、僕を無視しないでよ!」
(少年も後を追う)
(うろうろ)
少年「どうしようどうしよう。あれをなくしたなんてばれたら……」
(うろうろ)
少年「どこに行っちゃったんだろう……」
(少年、カービィに気付く)
少年「わ、わわわ! び、びっくりしたぁ。この星の人かぁ」
(少年、何やら驚く)
少年「あー! 君の持っているそれ、僕の落とし物! 返して!」
(少年がカービィに飛びかかってくるが、ひらりとかわすカービィ)
少年「それが無いと僕困っちゃうんだよぉ! お願い、返して!」
???「カービィ、カービィ大変だよぉ!」
(少年の言葉が終わるか終わらないかのうちにワドルディがかけてくる)
(カービィ、何かしらのアクション)
ワドルディ「何が大変って町が大変な事になってるんだよぉ! とにかく来て!」
(カービィ、ワドルディについていく)
少年「ああ! ちょっと、僕を無視しないでよ!」
(少年も後を追う)
<城下町>
ワドルディ「何人かの人が眠ったまま目を覚まさないんだよぉ」
(カービィ、驚く)
少年「え、目を覚まさないってどういうこと?」
ワドルディ「そのまんまの意味だよぉ。おかげで町は大混乱! 僕の友達もその一人だよぉ」
少年「そんな……どうして……」
ワドルディ「ここ最近、やたらと熟睡できる日が続いたけれど、まさかずぅっと起きないなんてさすがに変だよねぇ」
少年「……」
ワドルディ「あれぇ? 君、何か知ってるのぉ?」
少年「町の人たちを熟睡させたのは僕だよ。おかげでいい夢見れたでしょ? でもね、そのまま目覚めなくなるなんてどう考えてもおかしいんだ」
ワドルディ「どういうこと? 第一、君は一体だぁれ?」
少年「僕はレム。夢の管理人だよ。安眠できないこの星の人たちを助けるために、ここ数日の間、熟睡の魔法をこの星に降り注いでいたんだ」
ワドルディ「じゃあ、みんなが起きないのは君のせいなのぉ?」
レム「そ、それは違うよ! 第一、僕にそこまでの力は無いもん!」
ワドルディ「ふぅん……。とにかく、カービィ、僕の友達の家まで来てよ。僕、先に行って待ってるから。友達の家は〜〜」←(場所の説明を入れて下さい)
(カービィ、驚く)
少年「え、目を覚まさないってどういうこと?」
ワドルディ「そのまんまの意味だよぉ。おかげで町は大混乱! 僕の友達もその一人だよぉ」
少年「そんな……どうして……」
ワドルディ「ここ最近、やたらと熟睡できる日が続いたけれど、まさかずぅっと起きないなんてさすがに変だよねぇ」
少年「……」
ワドルディ「あれぇ? 君、何か知ってるのぉ?」
少年「町の人たちを熟睡させたのは僕だよ。おかげでいい夢見れたでしょ? でもね、そのまま目覚めなくなるなんてどう考えてもおかしいんだ」
ワドルディ「どういうこと? 第一、君は一体だぁれ?」
少年「僕はレム。夢の管理人だよ。安眠できないこの星の人たちを助けるために、ここ数日の間、熟睡の魔法をこの星に降り注いでいたんだ」
ワドルディ「じゃあ、みんなが起きないのは君のせいなのぉ?」
レム「そ、それは違うよ! 第一、僕にそこまでの力は無いもん!」
ワドルディ「ふぅん……。とにかく、カービィ、僕の友達の家まで来てよ。僕、先に行って待ってるから。友達の家は〜〜」←(場所の説明を入れて下さい)
(ワドルディ、先に友達の家へ)
城下町は探索可能だが、店などは全部『準備中』なので、住民に話を聞くくらいしかできない。
<ワドルディの家>
ワドルディ「あ、来たねぇ。この子だよぉ。さっきからずぅっと呼びかけてるんだけど、うんともすんとも言わないんだ」
レム「どれどれ」
(レム、眠っているワドルディを調べる)
レム「うわ! この人、悪夢に取り付かれちゃってるよ!」
ワドルディ「悪夢?」
レム「そう、悪夢。その悪夢が彼の目覚めを邪魔しているんだ」
ワドルディ「じゃあ、その悪夢をどうにかしたら友達は起きるのぉ?」
レム「うん。夢の中に入って悪夢の根源を取っ払っちゃえばいいんだよ」
ワドルディ「夢の中に入る? そんなこと出来ないよぉ」
レム「僕も入る事はできないけれど、誰かを送ることなら出来るよ」
ワドルディ「誰かを……送る?」
レム「うん。平たく言うと、同じ夢を見せる……ってことかな。僕、これでも夢の管理人だからね」
(カービィが何かしらのアクション)
ワドルディ「え? カービィ、行ってきてくれるのぉ?」
(うなずくカービィ)
ワドルディ「じゃあ、お願いー。僕、ここで待ってるね」
レム「夢の中に入ったら、簡単には出て来れないよ。覚悟はいい?」
(選択肢『はい』『いいえ』)
レム「どれどれ」
(レム、眠っているワドルディを調べる)
レム「うわ! この人、悪夢に取り付かれちゃってるよ!」
ワドルディ「悪夢?」
レム「そう、悪夢。その悪夢が彼の目覚めを邪魔しているんだ」
ワドルディ「じゃあ、その悪夢をどうにかしたら友達は起きるのぉ?」
レム「うん。夢の中に入って悪夢の根源を取っ払っちゃえばいいんだよ」
ワドルディ「夢の中に入る? そんなこと出来ないよぉ」
レム「僕も入る事はできないけれど、誰かを送ることなら出来るよ」
ワドルディ「誰かを……送る?」
レム「うん。平たく言うと、同じ夢を見せる……ってことかな。僕、これでも夢の管理人だからね」
(カービィが何かしらのアクション)
ワドルディ「え? カービィ、行ってきてくれるのぉ?」
(うなずくカービィ)
ワドルディ「じゃあ、お願いー。僕、ここで待ってるね」
レム「夢の中に入ったら、簡単には出て来れないよ。覚悟はいい?」
(選択肢『はい』『いいえ』)
『いいえ』を選択
レム「そっか。じゃあ覚悟が出来たら話しかけてね」
レム「そっか。じゃあ覚悟が出来たら話しかけてね」
『はい』を選択
レム「よし、じゃあ頑張ってね!」
(ワドルディの悪夢へ)
<ワドルディの夢>
(ワドルディがうじゃうじゃいる夢。若干視界が暗い)
(敵もワドルディオンリーにすると、いい感じにゲシュタルト崩壊かも)
(基本はランダムエンカウントだけれど、うじゃうじゃいるワドルディの中に数体くらいシンボルエンカウントがいても面白いかもしれない)
(途中に『忘れた名前』が落ちているので、それを拾った上で、奥地にいるワドルディに話しかける)
(敵もワドルディオンリーにすると、いい感じにゲシュタルト崩壊かも)
(基本はランダムエンカウントだけれど、うじゃうじゃいるワドルディの中に数体くらいシンボルエンカウントがいても面白いかもしれない)
(途中に『忘れた名前』が落ちているので、それを拾った上で、奥地にいるワドルディに話しかける)
- 『忘れた名前』を持っていない場合
ワドルディ「こんにちは、僕はワドルディ」
↑何度話しかけてもこれしか言わない。
↑何度話しかけてもこれしか言わない。
- 『忘れた名前』を持っていた場合
ワドルディ「こんにちは、僕はワドルディ。他の皆と同じワドルディ」
(カービィが否定のリアクション)
ワドルディ「違うの? じゃあ僕はだぁれ?」
(カービィが何かしらのアクション)
ワドルディ「……ありがとう」
(視界が明るくなる)
ワドルディ「ちゃんとした名前があるのに。他の皆と違うのに、ワドルディじゃない連中は、僕……ううん、オイラを『ワドルディ』としか呼んでくれないんスよね。
ありがとう、カービィ。なんだかすっきりしたッス」
(カービィが何かしらのアクション)
ワドルディ「え? ここはオイラの夢の中なんスか? オイラ、覚めない夢に閉じ込められてるんスか?」
(うなずくカービィ)
ワドルディ「分かったッス。さっさと脱出するッス!」
(カービィが来た道を戻ろうとする。ワドルディも後に続く)
(『ざわり』という音)
(ワドルディが立ち止まって大木を見る)
ワドルディ「今の、何の音ッスか?」
(大木がウィスピーに変貌)
ワドルディ「うわあ! な、なんでオイラの夢のウィスピーが!?」
(カービィが否定のリアクション)
ワドルディ「違うの? じゃあ僕はだぁれ?」
(カービィが何かしらのアクション)
ワドルディ「……ありがとう」
(視界が明るくなる)
ワドルディ「ちゃんとした名前があるのに。他の皆と違うのに、ワドルディじゃない連中は、僕……ううん、オイラを『ワドルディ』としか呼んでくれないんスよね。
ありがとう、カービィ。なんだかすっきりしたッス」
(カービィが何かしらのアクション)
ワドルディ「え? ここはオイラの夢の中なんスか? オイラ、覚めない夢に閉じ込められてるんスか?」
(うなずくカービィ)
ワドルディ「分かったッス。さっさと脱出するッス!」
(カービィが来た道を戻ろうとする。ワドルディも後に続く)
(『ざわり』という音)
(ワドルディが立ち止まって大木を見る)
ワドルディ「今の、何の音ッスか?」
(大木がウィスピーに変貌)
ワドルディ「うわあ! な、なんでオイラの夢のウィスピーが!?」
(ウィスピーが襲いかかってきてボス戦)
<脱出〜ワドルディの家>
ワドルディ「な、なんなんスか! 今の!」
(カービィ、疑問のアクション)
ワドルディ「そっか、カービィにも分からないんスね。とにかく、ここから出ましょう!」
(カービィ、うなずく)
(カービィ、疑問のアクション)
ワドルディ「そっか、カービィにも分からないんスね。とにかく、ここから出ましょう!」
(カービィ、うなずく)
(悪夢から脱出)
(カービィ帰還)
レム「あ、おかえりー」
ワドルディA「友達は……友達は!?」
ワドルディ「う、うーん……」
(ワドルディ起き上がる)
ワドルディA「うわああん! 良かったぁ! このまま君が眠ったままだったらどうしようかと思ったよぉ!」
ワドルディ「面目ないッス。なんか心配かけたみたいで……」
レム「ところで、彼を連れ戻すだけなのに、ずいぶん時間がかかったね」
(カービィが何かしらのアクション)
レム「え? 夢の中で襲われた? 夢の中で何かに襲われるなんて聞いたこともないよ。
ただの悪夢じゃないのかなぁ」
ワドルディ「あの、ところで君はどちらさんッスか?」
レム「あ、僕はレム。夢の管理人だよ」
ワドルディ「ゆめの、かんりにん?」
レム「あー、んーっと、説明すると長くなるから後ででいいかな?」
ワドルディ「分かったッス」
ワドルディA「とにかく友達が起きたって、みんなに知らせてあげなきゃ!
カービィ、本当にありがとう!」
(ワドルディA、家の外へ)
(カービィ、何かしらのアクション)
ワドルディ「カービィも一旦家に帰るんスね? 後でお礼しに行くッス」
(カービィ、うなずいて家から出る)
レム「……って、僕まだお守り返してもらってないよ! ちょっと待ってー!」
(レム、カービィの後を追う)
レム「あ、おかえりー」
ワドルディA「友達は……友達は!?」
ワドルディ「う、うーん……」
(ワドルディ起き上がる)
ワドルディA「うわああん! 良かったぁ! このまま君が眠ったままだったらどうしようかと思ったよぉ!」
ワドルディ「面目ないッス。なんか心配かけたみたいで……」
レム「ところで、彼を連れ戻すだけなのに、ずいぶん時間がかかったね」
(カービィが何かしらのアクション)
レム「え? 夢の中で襲われた? 夢の中で何かに襲われるなんて聞いたこともないよ。
ただの悪夢じゃないのかなぁ」
ワドルディ「あの、ところで君はどちらさんッスか?」
レム「あ、僕はレム。夢の管理人だよ」
ワドルディ「ゆめの、かんりにん?」
レム「あー、んーっと、説明すると長くなるから後ででいいかな?」
ワドルディ「分かったッス」
ワドルディA「とにかく友達が起きたって、みんなに知らせてあげなきゃ!
カービィ、本当にありがとう!」
(ワドルディA、家の外へ)
(カービィ、何かしらのアクション)
ワドルディ「カービィも一旦家に帰るんスね? 後でお礼しに行くッス」
(カービィ、うなずいて家から出る)
レム「……って、僕まだお守り返してもらってないよ! ちょっと待ってー!」
(レム、カービィの後を追う)
<カービィの家>
(帰宅すると陸海空が来訪中)
グーイ「あ、カービィおかえりなさい」
リック「邪魔してるぞー」
カイン「……」
クー「なんか町が騒がしかったが……何かあったのか?」
(カービィ、うなずいて説明っぽいアクション)
グーイ「へー、そんなことが……」
リック「夢の管理人に、悪夢の世界、か」
カイン「……そういえば、カービィ。昨日も大王から、スターロッド取り返してた」
クー「お前、最近何かと夢づいてるんだな」
(レム、家の中に)
レム「やっと追いついた! さぁ、君! 早くお守り返してよ!」
クー「知り合いか?」
リック「オイラたちに続いて羊まで仲間にしたのか」
カイン「……そうなのか」
(カービィ、否定のリアクション)
リック「え、こいつが夢の管理人だって?」
クー「ずいぶんと幼そうに見えるが……」
レム「子供でもちゃんと管理人だよ! 馬鹿にしないで!」
カイン「……してない」
レム「とにかく、早く僕の羊のお守り返してよ! あれがないと、みんなに熟睡の魔法をかけられないんだ!」
グーイ「熟睡の魔法?」
リック「そういえば最近妙に寝付きがいいな」
クー「カービィの話によれば熟睡のまま起きない奴もいるそうだが」
カイン「……お前が、やったの?」
レム「だから違う! 僕はみんなを眠らせただけ! 僕、管理人だけどまだ子供だから、誰かを悪夢に閉じ込めるなんて芸当できないもん!」
リック「お前、さっきは『子供だからって馬鹿にしないで』とか言ってなかったか?」
レム「それはそれ、これはこれ! とにかくお守りを返してよぉ! それがないと、悪夢も払えないし……」
リック「そのお守り、悪夢を払う力もあるのか?」
レム「そうだよ。だから夢の管理人の必需品なんだ」
クー「ってことは、カービィがワドルディを助ける事ができたのはそのお守りがあったから、ってことか」
レム「あー、そうかも」
リック「カービィ、もうちょっと預かっとけ。まだまだ眠ったままの連中はたくさんいるんだろ?」
(カービィうなずく)
レム「ちょ、ちょっと! だからそれは僕のだって!」
リック「分かってるよ。ちょっと借りるだけだって。それにお前だってこのまま悪夢が溢れてるのは嫌だろ? 『夢の管理人』として」
レム「そ、それはそうだけど」
クー「それに、カービィの話じゃ、お前、夢の中に誰かを送ることはできても、自分が入ることはできないそうじゃないか」
レム「そ、それもそうだけどぉ……」
カイン「じゃあ、ちょっとだけ、貸して?」
レム「……。しかたないなぁ。確かにこのまま悪夢が町に根付いちゃうのも大変だし、……それに『困ってる人は助けなさい』って、いつもお姉ちゃんに言われてるしね」
(レム、カービィを見る)
レム「でも、預けるだけだからね。この騒ぎが終わったら、ちゃんと返してよ」
(カービィうなずく)
リック「よし、なんか大変そうだし、オイラも手伝ってやるよ」
クー「俺も」
カイン「……同じく」
グーイ「船頭が多いと船が沈みますよ。それにみんなが夢の中に入っている間にもしものことがあったらどうするんですか」
リック「……」
クー「……」
カイン「……それもそう」
グーイ「と、いうわけで誰か一人が付いて行ってあげてください。カービィ誰がいいんですか?」
(選択肢『リック』『クー』『カイン』 誰を選んでもグーイが「○○ですね?」と確認してくる)
グーイ「あ、カービィおかえりなさい」
リック「邪魔してるぞー」
カイン「……」
クー「なんか町が騒がしかったが……何かあったのか?」
(カービィ、うなずいて説明っぽいアクション)
グーイ「へー、そんなことが……」
リック「夢の管理人に、悪夢の世界、か」
カイン「……そういえば、カービィ。昨日も大王から、スターロッド取り返してた」
クー「お前、最近何かと夢づいてるんだな」
(レム、家の中に)
レム「やっと追いついた! さぁ、君! 早くお守り返してよ!」
クー「知り合いか?」
リック「オイラたちに続いて羊まで仲間にしたのか」
カイン「……そうなのか」
(カービィ、否定のリアクション)
リック「え、こいつが夢の管理人だって?」
クー「ずいぶんと幼そうに見えるが……」
レム「子供でもちゃんと管理人だよ! 馬鹿にしないで!」
カイン「……してない」
レム「とにかく、早く僕の羊のお守り返してよ! あれがないと、みんなに熟睡の魔法をかけられないんだ!」
グーイ「熟睡の魔法?」
リック「そういえば最近妙に寝付きがいいな」
クー「カービィの話によれば熟睡のまま起きない奴もいるそうだが」
カイン「……お前が、やったの?」
レム「だから違う! 僕はみんなを眠らせただけ! 僕、管理人だけどまだ子供だから、誰かを悪夢に閉じ込めるなんて芸当できないもん!」
リック「お前、さっきは『子供だからって馬鹿にしないで』とか言ってなかったか?」
レム「それはそれ、これはこれ! とにかくお守りを返してよぉ! それがないと、悪夢も払えないし……」
リック「そのお守り、悪夢を払う力もあるのか?」
レム「そうだよ。だから夢の管理人の必需品なんだ」
クー「ってことは、カービィがワドルディを助ける事ができたのはそのお守りがあったから、ってことか」
レム「あー、そうかも」
リック「カービィ、もうちょっと預かっとけ。まだまだ眠ったままの連中はたくさんいるんだろ?」
(カービィうなずく)
レム「ちょ、ちょっと! だからそれは僕のだって!」
リック「分かってるよ。ちょっと借りるだけだって。それにお前だってこのまま悪夢が溢れてるのは嫌だろ? 『夢の管理人』として」
レム「そ、それはそうだけど」
クー「それに、カービィの話じゃ、お前、夢の中に誰かを送ることはできても、自分が入ることはできないそうじゃないか」
レム「そ、それもそうだけどぉ……」
カイン「じゃあ、ちょっとだけ、貸して?」
レム「……。しかたないなぁ。確かにこのまま悪夢が町に根付いちゃうのも大変だし、……それに『困ってる人は助けなさい』って、いつもお姉ちゃんに言われてるしね」
(レム、カービィを見る)
レム「でも、預けるだけだからね。この騒ぎが終わったら、ちゃんと返してよ」
(カービィうなずく)
リック「よし、なんか大変そうだし、オイラも手伝ってやるよ」
クー「俺も」
カイン「……同じく」
グーイ「船頭が多いと船が沈みますよ。それにみんなが夢の中に入っている間にもしものことがあったらどうするんですか」
リック「……」
クー「……」
カイン「……それもそう」
グーイ「と、いうわけで誰か一人が付いて行ってあげてください。カービィ誰がいいんですか?」
(選択肢『リック』『クー』『カイン』 誰を選んでもグーイが「○○ですね?」と確認してくる)
- 『リック』選択時
リック「よし、よろしくな! カービィ!」
- 『クー』選択時
クー「当然だな。よろしく、カービィ」
- 『カイン』選択時
カイン「……カービィ、よろしく」
(画面黒く)
『悪夢騒ぎ』
それが今回の事件の発端。
けれどその向こうに大きな大きな陰謀があることを
彼らはまだ知りませんでした。
それが今回の事件の発端。
けれどその向こうに大きな大きな陰謀があることを
彼らはまだ知りませんでした。
<一話終了>
リック:攻撃高め
クー:俊敏高め
カイン:防御高め
って感じでいいかと。
ワドルディは2話の頭で来訪します。
クー:俊敏高め
カイン:防御高め
って感じでいいかと。
ワドルディは2話の頭で来訪します。