ドン・サウザンド


バリアン世界の神。元々はアストラル世界の住人だったがカオスの意思を捨てなかったため追放された。
アストラルに敗れ封印されていたが後にベクターに解き放たれた。
体はズタボロだったようで封印解除以後ベクターに憑依し、完全な復活を狙う。

その過程で遊馬と出会いアストラルと再会する。彼ら二人に『アストラル世界という窮屈な場所から解放してくれて感謝している』と言い放つ。

その後、彼がバリアン七皇を影から操り裏から様々な悪事を働いていたことが発覚。
さらにバリアン七皇がバリアンになるきっかけを作るために彼らにも裏工作をしていた。
それら全ては自分が復活するためのものだった。

その後、ベクターナッシュミザエル以外の七皇を吸収させた。
そして、ベクターベクターに吸収されたバリアンたちを吸収し復活。また、ミザエルも吸収してパワーアップする。

アストラル世界を滅ぼして神になろう』と企むが、遊馬とナッシュに問答無用で倒されてしまった。
その後、最後のバリアンであるナッシュにアストラル世界を滅ぼさせるため、全ての力を託し消滅した。

最後の最後までドンは『倒すべき絶対悪』という扱いだった。

しかしドンの立場からしてみれば『特に何もしてなかったのに、突然アストラル世界から追放され、カオスということでバリアン世界ごと消滅させられそうになった』のである。まずは話し合おうよ・・・。

その過程で『アストラル世界を滅ぼして神になろう』と思うのは無理もないことだし、自分を消しにかかっている者達に『アストラル世界という窮屈な場所から解放してくれて感謝している』と言ってしまうのもおかしな話ではないだろう。

『ドンは最初から極悪人で改心する余地もないような奴だった』という意見もあるが、残念ながらその裏付けはどこにもない。逆に言えば『最初は善人だった』とする裏付けもない。このように、ドンは非常に中途半端な立ち位置にいる。なのに『誰とだってわかりあえる』と豪語している遊馬先生まで、問答無用で、ドンを『倒すべき絶対悪』と扱っているのはおかしい


『抵抗の仕方(七皇の人生書き換え&何十億の生命を吸収)が極悪過ぎるし、そのことについて反省しているシーンも無いから、ああいう扱いを受け続けて当然』という声もある、

だが、しかしゼアルという作品には、


『自分や親しい者のためだけに、シャイニングドロー(カード本来の姿を尊重せず好き勝手に創りかえる)をし続け、何の反省もない主人公(九十九 遊馬)』


こういうのがいる。また、遊馬は、


『ハルトのためだけに、数多くの魂を犠牲にしたのに何の反省もないライバル(天城 カイト)』


こいつに対して罪を糾弾することもなければ、こいつに魂を奪われた者達に何かしらのフォロー(魂を返すなど)をすることもなかった。むしろこいつに対して「家族全員で幸せに暮らしてくれ」などと言っている。こいつに魂を奪われた者達を無視して、だ。


なのに遊馬は『純粋で優しい人間』として扱われている。

カイトに至っては『弟想いの良い兄貴』として扱われている。


意味がわからない。ドンと彼らに何の違いがあるのだろうか。あるとすれば、そのスケールが世界規模か否かだけ。性根は全く同じなのだ。

(一応カイトは魂狩りについて罪悪感を抱いてはいるが、それだけで終わってしまっている。例えて言うなら、連続殺人犯が自分のしたことに罪悪感を抱いてはいるが罪を償おうとはしていない状態にあるのだ)

むしろ、ちゃんと報いを受けただけ、カイトや遊馬より遥かにマシと言える。

また、彼は『アストラル世界がバリアン世界を滅ぼさなくなった』ということを知らないまま、知らされないまま消えてしまった。

遊馬がそのことを伝え、説得していれば和解できたかもしれない。だが、遊馬は最初から最後まで『ドンは倒すべき絶対悪』と決めつけたままだった。よって、伝えられることも、説得されることもなかった。哀れである。
ドン・サウザンドを救おうと説得もしなかった事から遊馬の「誰とでもわかりあえる」という言葉に矛盾が生まれたのは明白である。

四悪人が持つのが「偽No」とされ、ドン・サウザンドは「真のNo」であるNo1~No4を使う。
だがその実態は真のNoという名とは程遠い「1~4まで全く効果が同じのコピペカード」という最低の代物であった。
わざわざ真Noと銘打っておきながら偽Noの足元にすら及ばない無個性なコピペカードを使うスタッフの手抜き設定を負わされたラスボス。
2020年になんとカード化。コピペもそのまま。偽Noもカード化された。
KONAMIも重い腰を上げたというかなしくずしとでもいうか・・・。
また「元々の攻撃力が1万や10万」というカードゲームとしてやってはいけない禁忌を負わされた。
さらにそのカードの効果でライフまで10万を超えた。
カードの組み合わせ・コンボを駆使して10万を超えるのならともかく、デフォルトで攻撃力が10万なんてのは「ただスタッフがさじを投げた」だけなのである。
これは「もう収集つかねえから最後にインパクトだけ残しておきますね」という立つ鳥跡を濁しまくりの最低の行為である。
そんな褒めようのないクソである攻撃力10万を無理やり持ち上げるために信者は「5D'sのZ-ONE戦のスタダは攻撃力2万!それに対してドン・サウザンドは攻撃力10万だからスゴい!」と過去作まで貶める最低の行為をやってのけた。
Z-ONE戦のスターダスト・ドラゴンはシグナーのドラゴン達の力を合わせ、他のカードを駆使してたどり着いた2万であって、「元々の攻撃力が10万に設定されているクソカード」がそれを上回ってるからと言ってドンがスゴいという理論にはならない。
遊馬は攻撃力10万に対して「ホープの攻撃力を20万にする」というもはやため息すら出ないクソ戦術で立ち向かう。
まさに「いつものゼアル」である。


こう書くと悲劇の悪役っぽく見えるが、ぶっちゃけ収集がつかなくなってきたバリアン連中の伏線を、バリアンたちを悪者にせず強引に回収するための存在でしかない。
そのため遊馬は、いつものカウンセリング(もどき)もせずあっさり倒した。
さらに信者はゼアルについて都合が悪いことがあると「許さねえドン・サウザンド!」とう全部こいつのせいにするクソ寒いネタが身についてしまった。
ドン・サウザンドを説得もせずわかりあおうとしなかった遊馬の「自分の気に入った人間しか助けない」という独裁的な思想を信者自身が面白おかしく使っているという地獄のような状態だ。
信者曰く「ラスボスにふさわしい存在」らしい。その割りにはアバンで倒される程度の扱いだったが。



作品の悪いところを全部背負い込まされたという意味では悲劇の悪役ではある。

  • 一番の被害者だもんな。ドン・サウザンド。ちゃんと話書いてれば…こいつ以上に巣食わなければならないやつ他にイナイダロ…っと。 -- 名無しさん (2014-10-12 19:59:12)
  • 訂正 救わなければ -- 名無しさん (2014-10-12 19:59:27)
  • 一番の被害者だし、ドンサウザンドのデッキ使って見たいな。 -- 名無し (2015-06-02 20:42:30)
  • ルール違反みたいなシャイドローと大量魂狩りと一緒にするのを違和感を感じるが⋯ -- 名無しさん (2016-07-06 19:56:41)
  • ↑作中や信者曰く許されない悪事をメインキャラも働いていたから並べたんでしょう、しかし改めて見てみるとほんととんでもないことやってんな、あの二人… -- 名無しさん (2016-08-01 23:20:19)
  • アマプラで最近初めて見たけど、作中でアストラル世界が「カオス(悪)も大事だよね。清濁併せ持つのが心だよね」って論調だったのにカオス芽生えたこいつが許されざる悪になってるの謎だった -- 名無しさん (2020-06-21 15:49:56)
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最終更新:2023年03月01日 22:04
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