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商法一例 - (2018/05/12 (土) 12:19:34) の1つ前との変更点

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*主な商法の一例 >>このページでは悪質、批判的に見られがちな商法として知られる例を紹介しています。''五十音順''で並べています。 ---- #contents(fromhere) ---- **アンロック商法 -DLC(ダウンロードコンテンツ)の内、DLC用に新しく作成されたコンテンツを販売するのではなく、''元からゲームディスクなどに収録されている要素をわざわざロックし、その要素に対するアンロックキーを買わせる事で利益を上げる''商法を指す。多くのユーザーから批判され嫌われている商法である。 --海外では先行予約特典につける事が多い。 -[[DLC商法>用語集/全般3#id_1b1551f8]]が批判される最大の原因である(詳しくはリンク先を参照)。主なゲームはバンダイナムコゲームスの『テイルズオブ』シリーズ。 --悪質なものになると「主題歌CDの特典にアンロックキーがついてくる」「全く関係ないゲームにアンロックキーがついている」など明らかに他の関連商品を買わせようとする。 ---しかも『テイルズオブ』シリーズの中にはやたらロックされている物が多く『[[テイルズ オブ バーサス]]』においては''主題歌CDの特典のアンロックキーが4種類の内からランダムで入っている''という暴挙まで仕出かした。流石にその量の多さは問題レベルである。 --しかし、流石に攻略に必要なものまでこの商法で売り出す事は少ない。また勘違いされがちだが「これがなければゲームの全ては楽しめない」という訳ではない。あくまで「これ以上楽しみたければ買ってね!」という性質のものなのである。批判は強いものの、商法そのものには悪い面ばかりという訳ではない。要は程度問題ある。 ---最も問題視されるのは&bold(){ロックされた要素の量が多すぎて肝心のゲーム本編が論外な程にスカスカだった場合}である。~ 実際問題、近年のバンダイナムコゲームスのタイトルの中にはDLCなりアンロックキーを買わないと満足に楽しめない、あるいは本当に最低限の本編部分しか楽しめないようなタイトルが現実に増えてきているのが実情である。 ---真っ当な対抗手段としては関連商品の不買運動を行うと言う行動に出る他無いだろう。…手段を問わないのならば、他に手があるとは言えるのだが。 -一応、追加データを購入する方式のDLCでも、それがDLC用に新しく作成されたコンテンツであるという保障はどこにもなく、元から完成していたデータをディスクに入れていたか入れていないかの違いでしかない可能性も存在する事は付け加えておく。 --なおネットを利用したものの中では一番古いと思われる@baraiというサービス((1000円でゲームソフトの途中まで体験版感覚で遊ぶ事ができ、先に進めたくなったら残りのお金を払ってインターネットからメモリーカードに「@baraiキー」というロックを解除するデータをダウンロードする。))があるが、こちらは制限のない通常版もあったため批判は少ない。 -尚、当wikiで商法に関する議論が活発だった頃、この商法に対して「容量の関係で入り切らないから後付けにしている」という擁護が入った事がある。最初からディスク内に入っているのに容量不足とはこれ如何に。 **完全版商法 -一度発売したソフトに、バグ修正・新機能追加などを行って再度発売するというもの。同一ハードで発売する事を言う(次世代機に出すものはリメイクとされる事が多い)。基本的にそれらにはタイトルに「ディレクターズカット」「スペシャルエディション」「インターナショナル」などと付く事が多く、旧バージョンを買った人からは当然批判される。 --ただし、中には廉価版として出されるものもあり(例:[[DMC3>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/682.html]]、[[シャドウハーツII>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/597.html]])、そういったものはフルプライスで出すよりも批判され難い。 --ゲームが欧米で発売される際に日本での発売後の意見を汲んだ仕様変更が行われ、この改良版を「インターナショナル」などとして日本で再発売することも多い。その際、音声が日本語から英語となっている場合もある(例:[[FFX>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/130.html]]、[[MGS2>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/543.html]])。 --もっとも、大した追加要素が無い場合それはそれで「出す意味がない」と批判され、「誰得ソフト」と呼ばれる事になる。 --旧版発売~完全版発売の期間がやけに短いものも、批判の的になりやすい。例えば『[[イースV>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1183.html]]』『すーぱーぷよぷよ通』は、それぞれの完全版を僅か3ヵ月後に発売した。 -これらのような一般的なケースに留まらず、特に悪質なものも存在する。 --恐らく最初からその腹積もりで未完成品をフルプライスで出し、アペンドディスクを後になって高額で発売。挙句、[[インタビューで開き直った>ひぐらしのなく頃に祭]]という、下記の「未完成商法」に近い例がある。一応アペンド版は旧バージョンを持っていれば新バージョンを買う必要はない為、財布の負担は比較的軽めですむ事は多いのだが。 --PSP版の''発売後1週間でPS3での完全版発売を発表''した『[[L@ve Once>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/559.html]]』。少なくともPS3で出す程のレベルでもない作品である事、メーカー自体の企業母体がなくダミーメーカーである事が明白な事、元々何かと胡散臭かったがその斜め上を行かれた事などが交じり合い、非常に腹立たしい一例である。 -類似した例に「未完成商法」がある。詳しくは下記の該当項目で。 **曲芸商法 -アダルトゲームメーカー「サーカス(CIRCUS)」(※サーカスは和訳で曲芸という)が得意とする手法。『D.C. ~ダ・カーポ~』(以下『DC』)通常版・DC初回限定版・DC感謝パック・DCマウスパッド付き・DCコンシューマー初回限定版…と続く、マイナーチェンジを大量に作る商法である。~ 『DC』の商品展開バリエーションについては、諸々含めて''その数ざっと43''。他にも書籍が何冊か出ている。そして恐らく''これからもまだ増える''。興味があれば[[こちら>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/642.html]]を参照。 --アダルトゲーム界では一度発売したソフトを解像度を上げるなどしてリニューアルパッケージとして廉価で売るメーカーは数多く、また、「パッケージ違い」程度の微差でも全て購入するファン(信者)の存在がさほど珍しくない。しかし、こと『DC』のマイナーチェンジ版については設定価格が無印とほぼ変わらない高値安定であり、種類も抜きん出て多い。 ---パッケージや特典の差異だけではなく、追加要素有りのコンシューマー移植、そこにアダルト要素追加で逆移植…といった風に、ファンが見逃す事のできない搦め手を少しずつ織り交ぜてくるのが曲芸商法の恐ろしい点と言える。 --後のサーカス作品の作画に多大な影響を与えたとされる『DCI』無印の原画担当・七尾奈留を始め、御影(シナリオライター)、恋純ほたる、呉といった中核スタッフが軒並みサーカスを退社した後((七尾、御影の退社については、表向きは契約終了の形を取っているが、「『団長』ことtororoとの喧嘩別れ」という説が有力であるらしい。))に、彼らの残した功績を利用して怒涛の商品展開をいつまでも繰り返す様に難色を示し、「そもそも新作を作る気がないんじゃないか」と揶揄するファンも多い。 ---『DC』以降の同社作品はあまり評価が芳しくない。「''サーカスほど大手なのに実力のあるシナリオライターが居ないブランドは無い''」とまで言われ、中でも『ヴァルキリーコンプレックス』は2009年KOTYに名前が挙がる事態となった。これも、過去の遺産に頼りきり自社スタッフの育成をおろそかにした曲芸商法の弊害と言えるだろう。 ---安定した購買層に支えられた、逆に言えば新規顧客を呼び込み難く新作への意欲も低い企業活動が業界標準となってしまえば、そのまま停滞・衰退の道を歩む事も想像に難くない。 **グッズ商法 -ゲームの関連グッズで儲けようとする商法。下記の“コンマイ商法”と似通った所があるが、こちらの場合ゲーム内で未消化だった要素をアニメは兎も角態々漫画や小説・ドラマCDなどで消化した場合なども含まれる。 --『アイドルマスター』シリーズはグッズ展開が半端無く、特にCDは音楽・ドラマ、更に限定発売された物も合わせると数十枚にも及ぶ。他にもそれぞれ異なる漫画家に描かせた漫画を同時発売したり、極め付けにファンディスク『アイドルマスターG4U(グラビアフォーユー)!』を複数巻に分けて限定発売するなど呆れるばかりである。因みにCD・漫画は基本的に限定版も存在する。全部買ったら幾らになる事やら…。 ---『アイマス』の場合DLCなどその他の悪質な商法もやっている為余計非難されている。 //---因みに雑誌『キャラ☆メル』上で『アイマス』シリーズの登場人物“我那覇響”に関して一度「琉球空手の経験がある」と語られた事がある。 //↑この話、商法と関係あるのか? --『デビルメイクライ2』『デビルメイクライ4』は小説も発売されており、本編で触れられていなかった話や追加された話がある。 ---また、アニメ版はドラマCDも発売しており、“エンツォ・フェリーニョ”や“アグニ&ルドラ”などシリーズファンが喜ぶ様なキャラを態々ドラマCDに出している。 ---もっともゲームの容量の都合で入りきらない部分がある場合もあるため、過剰でもない限りはあまり批判し過ぎないほうがいいだろう。 **コーエー商法 -名前の通りコーエーテクモゲームス(というより旧コーエー)の販売戦略を揶揄してこう呼ばれている。 --''一度出したソフト''にゲームバランスの調整や新モード・シナリオ・アイテムなどの要素の追加、およびバグ修正などを行った追加ディスクを''有料で''販売すると言うもので、歴史シミュレーション系で言う''パワーアップキット''(PK)、『無双』シリーズで言う『猛将伝』がそれに当たる。やっている内容的にPS2等のパッチを当てようがないハードは兎も角、PC用に発売したソフトに関してまで''パッチで済むものを態々有料で売りつける''姿勢、それだけならまだしも(デバッグの甘さなどの面からも)''追加ディスクを買わせる為に明らかに手を抜いている''としか思えない大元タイトルの内容などがあり、長い事批判されている。 ---加えて、ゲーム以外の関連商品の売り方も酷くユーザー軽視のメーカーと見られる要因にすらなっている。 ---一度追加ディスクで追加・修正した要素を、シリーズ次作の無印から削っては涼しい顔で再び追加ディスクに搭載するのも大きな特徴。''意図的な手抜き''であることを疑う者はもはやいないと言っていい。 ---PK発売と同時に、無印ディスクと追加ディスクがセットになった『~with PK』と名づけられたバージョンを発売するのも恒例化。本ページ別記事の&bold(){完全版商法}と似ていなくもない。 ---一応のフォローとしては、そもそものきっかけは、三国志3(PC)において、「非公式ガイドブック」と銘打ったゲームデータ改造ツールが一般流通(!)で出回っていたことにある(改造と言っても、新武将の能力値をいじれる程度のものであった)。~ もともと日本ではmod(簡単に言えば、ファンがゲームのデータを追加する事)文化が希薄で、「完成品」に手を加えることをあまり良しとしないが、~ 非公式ガイドブックの存在を知った光栄社長が、「ファンはこういうのを望んでいるのか?」と考えて、以降の光栄作品にPK版が標準搭載される結果となったと言われる。~ ちなみに光栄と改造ツール発売元の間で裁判沙汰にもなり、後に「三國志3事件」などと呼ばれるようになった。 ---とはいえ、追加パッチという形ではなく、完全に先行購入者涙目という仕様は、さすがにフォローのしようがない。 -最近では無双シリーズにおいて、「''スペシャル商法''」と呼ばれる移植商法にシフトしている傾向がある。 --これはPS3やXb360等に出したタイトルに要素を追加して、PS2やPSP等のマシンスペックが劣る、所謂旧世代ハードに移植したタイトルに『~Special』と付けて発売した((『真・三國無双5 Special』・『ガンダム無双 Special』。))事からこう呼ばれる。ただし、『真・三國無双 MULTI RAID Special』のようにPSP→PS3・Xb360への移植の例もあるので、一概に旧世代ハードへの移植と言い切れなくなっている。 ---やっている事自体は''コーエー商法の猛将伝に毛が生えたようなもの''なのだが、まったくの新規タイトルとして発売しており、価格も今までの追加ディスクの時よりも上がった(所謂フルプライスと呼ばれる価格帯)ことで「''更に悪質になった''」と批判が一層強まった。 ---ただし、次世代機を持っていないユーザーもプレイできるようになるので、一概に悪いとは言えない(&bold(){他機種上位移植商法}を参照)。とは言え旧世代機への移植なので、グラフィックの劣化などは当然起こりうる。 ---『[[真・三國無双6>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/1036.html]]』『[[戦国無双3>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/771.html]]』に至ってはついにスペシャル商法((PSP用ソフト『真・三國無双6 Special』・『戦国無双3Z special』。))とコーエー商法((PS3用ソフト『真・三國無双6 猛将伝』『戦国無双3Z』、Wii用ソフト『戦国無双3 猛将伝』。))の平行展開まで行うことに。 -似たようなものに、KONAMIの[[『実況パワフルプロ野球』シリーズ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1461.html]]における「''開幕版・決定版商法''」がある。こちらは実在するスポーツリーグである日本プロ野球機構のデータを反映する、という名目で夏頃に無印のナンバリングタイトル(開幕版)を出し、プロ野球シーズンの閉幕した年末にデータ更新や細部の修正、変更を行った決定版((例外として『2009』は発売が年末ではなくナンバリングタイトルでもないが、実質的に15決定版と呼べる作品となっていた。))を出すというもの。 --特に『12』で例を見ないほど大量のバグが発見され、それらの多くが『12決定版』で修正されたことから完全版商法としての側面も持つが、現実におけるリーグ成績をゲーム内にも反映させる都合上、極端に強い(弱い)チームが出現するなどしてゲームバランスが劣化する可能性があるためバージョンアップとも呼べない((例えば『10決定版』及び『12決定版』では阪神タイガースがリーグ優勝のせいで他チームの追随をまず許さないほどやたらに強化され、『12決定版』では『12』の時点で既に弱かった東北楽天があわや100敗という成績だったためか余計に弱くされた。))。 --ちなみに厳密に言えば『実況パワフルプロ野球』シリーズではない作品だが、『[[パワプロクンポケット13>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/409.html]]』ではWi-Fiを利用して無料でシーズン終了後基準の選手データに更新できるシステムが採用されている。2016ではアップデートで更新された --『[[戦国BASARA>戦国BASARAシリーズ]]』もこれに似た商法展開を行っており、様々な疑惑もあって&bold(){あまり好かれないこの商法までも無双の真似をしたのではないか}という批判がある。 **コンマイ商法 -キャラクター商法とほぼ同義であるが、コンマイ((『ギターフリークス 8thMIX』および『ドラムマニア 7thMIX』において自社名を本来は「KONAMI」とすべきところ、誤って「KONMAI」と表示されていたことからコナミのことを指して「コンマイ」と呼ぶものも現れた。成り立ちが成り立ちなので蔑称的な意味合いで使われることが多い。))、すなわちコナミが最初に行った&得意とすることからこの名称がついた、特定の作品のキャラクターグッズを大量に販売する商法である。 -コナミが94年に発売した『ときめきメモリアル』はギャルゲーの元祖であったが、同時に限定版を売り出す「限定版商法」とキャラグッズを大量に売り出す「キャラクター商法」の先駆けでもあった。ことキャラクターグッズの凄まじさは当時としては衝撃的で、単なるファングッズの規模をはるかに凌駕していた((それらを網羅した本が2冊にわたって出版されている程。))。『ときメモ』はコナミが倒産寸前に発売した作品として知られているが、このキャラクター商法が倒産から救ったとも言われている。ともかく、これが悪しき前例を作ってしまったことは事実で、その後のギャルゲーブームはもちろん現在でも続く商法の見本となってしまった。 -発売されるのはあくまでファングッズに過ぎないため、当然買わない選択肢もある。しかしファンとしては次々と発売される安くはないキャラクター商品に「ファンの足下を見るな」と不満を募らせ、作品に対する信頼を損なうものになりかねない。 --他社では1998年にNECインターチャネルが発売した『[[センチメンタルグラフティ>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/50.html]]』は、ゲーム発売前に様々なグッズ販売やメディアミックス展開などで盛り上がったが、『ときメモ』と違って肝心のゲーム本編の出来が酷いためにゲーム発売後に一気に終息したという例もある。 -もちろん、コナミ自身によるコンマイ商法は現在でも健在で、最近では『ラブプラス』『ときめきメモリアル Girl's Side』『武装神姫』が盛んである。 --最近はBEMANI関連のグッズも発売されており、特に弐寺のキャラのグッズや人気アーティスト「Zektbach」の関連グッズ((ピンバッジ、クリアファイルの他、ドラマCD、アニメDVDなども発売されるほど))が多い。 -下記の「遊戯王商法」でもこの商法を使われる事もある。 -参考:[[コナミスタイル>http://www.konamistyle.jp/]] こちらでグッズ販売を行っている。 **他機種上位移植商法 -過去に発売したゲームを他のハードに様々な追加要素を足して移植すること。通常版発売からおよそ一年前後で行われる場合が多い。マリオカート8DXは3 年後だった。&br完全版商法と違うのは、通常版とは別のハードで発売される点である。 --よく見られるのは『テイルズオブシリーズ』『バイオハザードシリーズ』『無双シリーズ』など。この商法をやっているメーカーは完全版商法と比べるとかなり少ない((前述したシリーズに該当するバンナム、カプコン、KTゲームスくらい。))。 -『先に買ったものがバカを見る』と批難されがちだが、所持ハードの都合で買えなかった者にとっては純粋に喜ばしい事であるのは事実であり、そうでなくても追加要素を素直に喜ぶ通常版経験者もいる為大半の通常版購入者には不評だが未購入者と一部の通常版購入者からは好評と言う、ある意味では一長一短で悪徳商法か否かという点ではグレーな商法とも言える。 --とは言え、例に挙げたシリーズに関しては規模はともかく、''開発陣の詐欺的言動''というのも大なり小なり絡んでいるため、実際はグレーと言うよりもクロと言える。 ''テイルズオブシリーズ'' -''シンフォニア・ヴェスペリアにおいて独占供給を宣言しておきながらの短期間での移植。''ヴェスペリアに至ってはもはや未完成品を売りつけていたと言われても仕方のないレベルであった。また、独占供給宣言こそ無いが、グレイセスも移植時の追加要素が限度を超えているために元の作品がヴェスペリア以上の未完成品を売りつけていたと言われている有様。 --シンフォニアに関してはPS2移植版は様々な面で大きく劣化(描写周りやローディングなどの快適性など)をしていることなどを理由に好みでGC版を選ぶのも有りだと言われるが、ヴェスペリアに関してはそういうものもないために完全に360版を買ったユーザーがバカを見たと言われる有様。 --グレイセスに関してはシステムや戦闘周りの追加要素・バグの修正と言った点は大きいものの、追加要素の目玉である後日談が非常に大きく賛否が割れており、高評価を下す者もいればグレイセスそのものを汚したとまで評する者もいる状態となっている。 ---一応補足しておくと、360版ヴェスペリアでの不満点の多くがPS3版では殆ど改良されている(イベントスキップ機能の搭載・AIのバカさが修正…など)ので、一応ユーザーの声は聞いてくれているようだ。 ''バイオハザードシリーズ'' -『バイオ4』に関しては''「GC独占」を謳っておきながら他機種上位移植。''しかもGC版発売直前という最悪のタイミングでの発表だったため、GC版の売り上げは期待を大きく裏切るものに終わってしまった。PS2版にしても悲しいかな、GCよりスペックが劣り完全移植が不可能であり、追加要素はあるものの明白に劣化している。そのくせ『リメイク版バイオハザード』『バイオハザード0』は任天堂機種のみ。この扱いの差はなんなのか。 --他の過去作品にしても''他機種へのリメイク移植''を連発しているが、『バイオ2』『バイオ3』のGC版はリメイクどころか''PS版''の完全ベタ移植である。''この事実を告知せずフルプライスで売った''カプコンの姿勢は非難されて当然である(『コードベロニカ』はPS2版からのベタ移植なので若干マシだったが)。 ---批判を受けたからかは不明だが、『バイオ5』に関しては最初からPS3と360のマルチで展開された。 ロックマンクラコレスイッチでもやった ''無双シリーズ'' -ガンダム無双におけるPS2への上位移植の際の開発陣へのインタビューで、下位ハードへの上位移植を行った理由を「''バンダイからの要望であった''」としていたのだが、後に出た真・三國無双5でも同じような移植を行っており、こちらは当然だがバンダイが絡んでいないために「''ガンダム無双で味を占めたのか''」・「''ガンダム無双の時もバンダイの要望なんか無かったんじゃないのか''」と言った疑心の目で見られることに。 --因みに、そうして発売されたPS2版『真・三國無双5 Special』は追加要素を殺して余りあるほどの根幹の劣化(処理落ち・ステルスの頻発など)があるために余計に印象を悪化させてしまっている面がある。 ---これ以降もほとんどのPS3向けに発売されたタイトルは『~ Special』と末尾に付けて追加要素込みでPSPへと移植を繰り返されており、一部からはその節操の無さを呆れられ、揶揄されている。 #endregion -発売からあまりに短い期間で移植したり、その際の開発者の不用意な言動が原因で消費者、特に前バージョンを購入したユーザー層からの反発が強くなる事もある。 --稀ではあるが、『ガンダム無双』『真・三國無双5』のように下位機種((例に出した2タイトルはそれぞれPS3(Xbox360)→PS2への移植となっている。))に上位移植されたケースもある。 -近年ではPS3『侍道3』の例が有名か。ディベロッパーの熱い要望にファンが応える形でヒットを飛ばしたのに、発売からわずか2ヶ月後にパブリッシャーがXbox360での完全版リリースを発表、ファンを白けさせた(ゲーム内容自体も、完全版どころかベタ移植同然の代物だった)。さらに実質的な"完全版"といえる廉価版『侍道3 Plus』はPS3版のみという無節操ぶりで、同シリーズにおける信頼を失墜させた。 --また、360で発売された『アイドルマスター2』も半年も経たずにPS3へ追加要素を加えて移植されている((中でも酷いのが、360版では有料だったDLC3ヶ月分がPS3版では“最初から入っている”事である。アニメ版放送中に発表した状況から「当初からこの予定だったのではないか?」という疑惑もある。))。その上PS3限定のDLCと上述の『G4U!』など明らかに損をしている360ユーザーに対するフォローは''現在も行っておらず''((360版DLCはPS3版限定DLCの配信が行われないまま2012年3月30日配信を最後に追加を停止する事が発表。))、これにはファン以外のユーザーからも顰蹙を買っている((用語集の坂上氏の項目にもあるように、『箱マス』を360で売ってくれるようにMS社と熱心に交渉したという逸話があったのだが…。))。 **DLC(ダウンロードコンテンツ)商法 -詳しくは[[こちら>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/1507.html]]。 **抱き合わせ商法 -ゲームと映像作品を一つに纏めて売る事。主にバンナムがソニー機器でよくやっている。 **特典商法 -ゲームの初回生産分や予約などに特典を付けると言う古くからある商法。''DLCやアンロック、ファルコムに遊戯王、ポケモンなど大半の商法の祖と言える存在。'' --特定のショップで購入する事で特典が付く事もある。かつては店舗用ポスターやパッケージを%%勝手に%%写したテレホンカード等をくれる程度だったが、昨今はメーカー自身がショップ特典製作に協力している…つまり公式グッズである。さらに特典専用に''原画家書き下ろし''の絵を用意されたりもするので、近所に該当する店が無い人は涙目である((ただし大概は通販を扱っている店である。逆に言えば地元の小売店が涙目になるが。))。 ---これに対しショップ特典を全種類揃える為に複数買う猛者もいるが、当然のごとくゲーム本体は手元に置く一つを除いて全て中古屋直行である((発売初日から中古品が売られている理由の一つである。))。 -元々は「中古対策として新品の価値を上げる」「予約数を増やして人気作と言うイメージを作る」と言うのが目的だったが、近年ではあまりに度が過ぎたケースも見られ問題視されることも少なくない。 --具体的に言うと、かつては新品ゲームを買ったときのおまけぐらいしか無かったのだが、今では主題歌CD等の関連グッズ、果てはパンや飲み物((『アイドルマスター・シンデレラガールズ』では「糖尿病キャンペーン」と揶揄された。))にまでDLCコードを封入していたりする。 ---勿論不満があるなら買わなければ良いだけの話だが、対戦要素があるゲームのDLCコードの場合、手に入れなければ圧倒的に不利になる場合も。 -かつては特典がテレカやポスター等の「物」だった為、パッケージソフトのみの商法だったが、最近ではダウンロード販売でもDLCコードやソーシャルゲームの特典コード((基本的にはそのソーシャルゲーム内で、買ったゲームの登場キャラや衣装を使えるようになるものが多い。))を付けるというパターンが出てきた。 -最近では「インターネットラジオでDLCコードを発表」と言うのも出てきている((ただし、この場合のコードは紐(個体識別)が着いていない(不特定多数相手の放送なので付けたくても付けられない)為、コードを又聞きするだけでも十分だが。))。視聴率((ラジオの場合は聴取率だが、大概のインターネットラジオには画像も付いているので…正確にはどちらなのだろうか?))を上げる為か?ただし有料放送でもなければ基本的に問題とはされない場合が多い。 **バージョン商法 -ひとつのゲーム作品を複数本のソフトに分けて販売すること。~ 分割販売との違いは、ソフトごとの違いが主人公や手に入るアイテムなどのデータという点である。ストーリーや基本システムには大きな違いがない場合が多い。 --草分け的存在『ポケットモンスター』(ポケモン)の大ヒットにより子供向け携帯ゲーム、特にキャラゲーで2匹目のどじょうを狙って連発されたことから「ポケモン商法」と呼ばれることもある。ポケモンが子供向けゲームの頂点にいまだ君臨していることから、現在でも多用される手法である。 --バージョン間の通信を前提とした要素(コレクションの完成など)が存在するのが普通であり、他プレイヤーとの交流がない者はソフトを複数買わなければならない。バージョンごとの対戦プレイの強さに明らかな優劣がある場合、特定のバージョンだけが中古屋に溢れかえる様が見られることもある。 --もちろんポケモン以外にもバージョン違いのある名作は存在しており、バージョンごとの特色を活かしたプレイスタイルの多様化は通信プレイの醍醐味のひとつであるが「使いまわしやボリューム水増しをごまかしている」「複数買わせて利益を上げている」と揶揄されることも多い。 -ヒット作の続編がバージョン分けされるケース、別バージョンを後から発売するケース(なんらかの追加要素がある場合が多い)、あわよくば3バージョン同時発売するケースもあり、いまだに「ポケモンのパクリ」「客の足元を見ている」と謗られる原因になっている。もっとも元祖のポケモンからして新バージョンの後発はやっているのだが。 -項目のあるソフト…[[クロスハンター]]/[[サンリオタイムネット 過去編・未来編]]/[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 遊戯デッキ/城之内デッキ/海馬デッキ]] -なおポケモン商法(株ポケ商法)という言葉には最近のポケモンシリーズにおける限定データ配信やグッズ販売のやり方―[[映画>http://www.pokemon.co.jp/anime/movie/]]のおまけにしたり、[[オフィシャルショップ>http://www.pokemon.co.jp/gp/pokecen/?e002=main]]・[[特定店舗>http://www.sej.co.jp/index.html]]限定で配布したり(地方、特に[[四国在住の人は辛い>http://todo-ran.com/t/kiji/10102]])―を批判する意味も含まれる。参考:[[RPG大辞典Lv.4>http://www40.atwiki.jp/rpg_dictionary_4/pages/3848.html]] **バージョンアップ商法 -上のバージョン商法に言葉尻は似ているが、こちらはベースとなる内容は同じながらも''細かな修正やバランス調整などを行っただけ''の物を新作として売り出す商法で、その性質上、対戦型格闘ゲームにおいてよく見かけられるものである。~ 一度二度ならともかく((と言うよりもその位であればそもそもこのようには呼ばれず、後述のように回数が増えてくるとそれまでのものを含めてバージョンアップ商法と呼ばれるようになる。))、何度も何度もとなると流石にファンからも強い批判意見が出る。~ 有名な所だと、''ストリートファイターIIシリーズ''や''ギルティギアXX(イグゼクス)シリーズ''が挙げられる。~ 最近では''メルティブラッドシリーズ''も似たような展開になっているとの声が多い。~ 他にもやっているタイトルはあるが、やりすぎなタイトルとして良く指摘されがちなのが先述の2タイトルで、実際どの様な展開をしてきたかを下に記す。 --''ストリートファイターII(下一行ストIIと略す)の場合'' ---''ストII → ストII'(ダッシュ) → ストII'ターボ → スーパーストII → スーパーストIIX → ハイパーストII''→ウルトラスト2 --''ギルティギアXX(下一行GGXXと略す)の場合'' ---''GGXX → GGXX #RELOAD(シャープリロード) → GGXX / -SLASH-(スラッシュ)→ GGXX Λ CORE -ACCENT CORE-(アクセントコア)→GGXX Λ CORE PLUS(アクセントコア プラス)→GGXX Λ CORE PLUS R(アクセントコア プラスアール)'' //プラスアールは単独でゲーセンにも展開しているので問題ない気がしますが、プラスは正直重箱の隅を突いている気もします…一応問題あれば削除願います。 ---※シャープリロードはアーケード版においては更に2バージョンに分かれるが、ここでは一つのタイトルとして扱う。 -一応はどちらも細かい新要素があったり等はしているが、大元となるタイトルが同一((例えば『ストII』で言うなら、頭(スーパーなど)や尻(ダッシュターボなど)の部分に飾りがついても大元の『ストリートファイターII』と言うのは変わっていないと言う見方。))である場合はバージョンアップの範疇とされ、そうなるとタイトルから解るように根本的な所は違いがない…と言うよりも出せないために「''ただの焼き直し・手抜き''」と言った意見が殊更強くなる傾向があり、「''完全新作をいい加減出してくれ''」((これまたストIIで言うなら、ストリートファイターIIIなどのようにナンバリングから変わるタイトルという意味。))と言った意見や「''ちょっとの手直しでどれだけ儲ければ気が済むんだ''」と言う怒りの意見もユーザーからは飛び出しがちである。 --ストII'ターボについては海賊版(レインボーや降龍)対策という意味合いで作られたという背景もあるので若干は擁護の余地もある。 --また、一応はバランス調整が行われていることもあり、アーケード勢には喜ばれることもある。調整版が出るたび毎回買い直さなければならないゲーセン側にとっては喜ばしくはないだろうが。 **ファルコム商法 -主にPCゲームを開発、販売している会社「日本ファルコム」がよく使う売り方。~ 以下の手法の複合技であり、同社主力タイトルのほとんどで見られる。その歴史は古く、本ページの商法の先駆けのような存在といっても過言ではない。 --一度出したタイトルに対する度重なる移植・リメイク・バージョンアップ --シリーズ作品のセット販売 --特典を大量に付ける --(特典ありきとも取れる)ややお高い価格設定 -別版のリリースがオリジナル版の発売からあまり間をおかずに次々と行われる場合も多々あるため、「発売日に初回版を買うのは損」と割り切った認識をするユーザーもいる。 -『イース・イース2完全版』の売り文句「&bold(){殆ど特典の値段。ゲームはただのおまけです。}」に象徴される特典商法も、やり過ぎとよく批判される。 --特典の例 ---初回版にサントラ・アレンジサントラ・特集冊子・設定資料集、シリーズ過去作品収録ディスクなどの豪華特典を付ける。 ---公式通販を利用すると、サプライズ特典(内容は届くまでのお楽しみ((「未使用曲集」が付けられた際は公式通販利用者以外のファンから怨嗟の声がきかれ、以降は極端にデカい「サプライズ」はなくなったという。)))がある。 ---『イース SEVEN』の予約特典の1つに『英雄伝説7』極秘設定画集を付けるなど、別作品のグッズであることも。 **マイナーチェンジ商法 -ポケモンで盛んな商法。先に出したゲームの、後発バージョンにおいて、先発の2バージョンよりボリュームを増やすことで別のゲームとして売る商法。完全版商法に似ているが、違うのは一部はわざと劣化(登場しないポケモンがいる、など)させていることや、先発バージョンをやっていないとストーリーを理解しづらいことである。 --『プラチナ』は例外的に完全版商法とかぶっている。『ダイヤモンド・パール』を買わないと手に入らないポケモンが少なく、先発バージョンよりも伝説ポケモンが手に入れやすくなっており(倒しても復活する・一部レベル引き下げ)、先発2バージョンを買う理由が『プラチナ』発売後はなくなってしまった。 --とはいえ、多くのポケモンファンはマイナーチェンジを好意的に見ており(先発2バージョンのどちらかとマイナーチェンジを買うのがファンにとっては一般的である)、マイナーチェンジでは伏線回収がされることから、マイナーチェンジ予想の話題がネット・リアル問わず盛んである。2004年発売の『エメラルド』が2010年でも2万本売りあげるなど、各マイナーチェンジバージョンのもつシステム・教え技などの利点を生かしてポケモン勝負を楽しむプレイヤーも多い(『ブラック・ホワイト』が発売されている2010年現在でも、『エメラルド』がないと覚えさせられない技や手に入らないポケモンが存在するという理由もあるが)。 -また上記の「バージョンアップ商法」に使われる事もある。 **未完成商法 -文字通り未完成品のゲームを売りつけること。主にエロゲー業界で蔓延る''最悪の商法''である。 -元々エロゲーメーカー自体、技術力や資金・納期などの問題からバグが非常に多く、それを発売後にパッチ等でフォローするという手段が多く取られており、「エロゲーはバグがあることを覚悟して買え」とまで言われたほど。そしてこの商法では未完成品を出荷し、その後にパッチでフォローをするという本末転倒なものである。ひどいときにはそのフォローすらない。 --未完成品を売りつけられるというのはユーザーの気分としては良くないものなので、未完成品を出荷するくらいなら延期して完璧にして欲しいというのが多くのエロゲーユーザーの本音である。 --ちなみにこの商法はまだパッチなどのフォローが効きやすいパソコンゲームだからこそ(善悪はともかく)出来るもので、コンシューマーでやろうものなら回収などの問題にも発展するため、信頼問題以外の面でも大打撃を被ることとなる。 ---ただし、コンシューマーもハードディスクやフラッシュメモリーを搭載し、ゲームをネットでダウンロード販売するようになった現代では[[起きないとも言い切れない>BAYONETTA (PS3)]]((これはダウンロード販売でなく、劣化移植に対するパッチなので無料。ギリギリセーフ、か?))。 --この商法自体、公開済みCGの未使用・ルートの大半が未実装の状態であった『Dies irae』、2キャラの攻略不可・CG、回想モードの未実装・無数の誤字・バグ・ボイス消失などの問題があった『Garden』の二作によって確立されたと言われており、これら二作品をひっくるめて「''怒りの庭事件''」((Dies iraeがラテン語で「怒りの日」であることと、Gardenが英語で「庭」を意味することからの命名。))と呼ばれている。前者は完全版の発売にこぎつけることで決着しているが、後者は修正パッチの無料配布で解決を図っているものの、発売から二年以上たった2011年現在でもなお未完成である。 -パソコンゲームのパッチをネットで配布と言う仕組みから、現代ではネットゲームでも良くある話であり、通称「''有料βテスト''」などと呼ばれている((元々「βテスト」とは「客を使ってバグチェック」そのものであるが、客も承知でやるものであり、その代わりに無料であり、正式販売前に終わらせているものである。「有料βテスト」とは正式販売後「金を払った本当の意味での客」を使ってβテストを続けていると言う意味である。))。当ウィキでは『[[ファンタシースターユニバース]]』や『[[ファイナルファンタジーXIV]]』が該当する。 **貢ぎゲー商法 -主にアーケードゲームで多くみられる手法。インカムを無理やり上げるためにプレイヤーに隠し要素を解禁させたりコンテンツを買わせるために多額の金を貢がせる商法のことを指す。 --ゲームをプレイして特定の条件を満たす、規定のポイントを貯めるなどの条件を満たせば隠し要素が解禁されるというもの。 --これについては古くから似たようなものがあるが、このような商法が広く知られるようになったのはカード媒体によるユーザー情報の保存が可能となり始めてきた時期と言われている。&br()理由として、カードがない時代ではそもそもコンテンツを買わせたり、隠し要素の解禁作業の進行を保存すること自体が不可能に近かったからである。複数のユーザーに同じコンテンツに対して課金させるのとそうでないのとでは、当然、利益はけた違いである。そのためこの手法は様々なメーカーがこぞって採用した。 --しかしながら、近年では悪質といっていいほどにやり口が極端化しているゲームも多数存在し、プレイヤーに多大な負担を強いる例が増えている。&br()最近の例では音ゲーの代表格とも言える『beatmaniaIIDX』シリーズの18作目では曲を解禁するために必要なポイントが半端でなく高く、''1000クレジット以上貢いだりしなければ解禁できない''とも揶揄されるとんでもない仕様でかなりのプレイヤー離れを引き起こしている。(末期のアップデートで大幅に改善されたが)&br()同じく『beatmaniaIIDX』シリーズの19作目では末期に開催されている『REFLEC BEAT limelight』との連動イベントで「''毎日両機種を連続でプレイすると曲の解禁に必要なゲージが多くたまる確率が高くなる''」という、地方在住者には厳しい仕様が存在している。~ またコナミの音楽ゲームにおける連動イベントでは、従来と異なりイベント終了までに解禁できなかった曲は全解禁されないまま次回作にイベント自体が持ち越されるという仕様になっており、緩和措置が一切取られないために批判されているケースも多く見られる。 --さかのぼればそれよりも前からナムコの[[湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNEシリーズ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1399.html]](特に3から)でも上記より酷い貢ぎ仕様がある(ドレスアップパーツの獲得(ゲーム内ポイントで任意獲得では無く、分身対戦でレベル上げして''順番に''獲得)、ストーリーモードの特典解禁(''無敗特典有'')だけでも合わせて''約600クレジット''で、最高ランク(SSS級)まで上げるとなったら''4000クレジット以上必要(誇張抜き)''。しかもランクは現在でもカード1枚供用では無く、''1台ごと''である。)。これが原因で''上級者プレイヤーのデータが違法コピーされたカード(通称:コピカ)が横行。'' ---しかもナムコ自身がこれらの貢ぎ仕様を''やり込み要素満載!''と言う売り文句でポスターで宣伝する始末。そう言うゲームは家庭用で出しなさい。 --またコナミのゲーセン専用電子マネーである『PASELI』も当然この商法にはとても都合の良いものであるため、積極的に採用されている。そのためPASELIに対応していないゲーセンと対応しているゲーセンでは収益が雲泥の差になるという現象も確認されている。また、電子マネーを使っているユーザーとそうでないユーザーとの間で待遇に差がつけられるという点も問題視されている。(もちろん、特典の存在自体は悪いことではないが、待遇差が極端な場合はもちろん批判の対象となる) --なおDLC商法とはその性質上似た関係にあると言っていい。 ''なぜ貢ぎゲーが問題なのか''~ -基本的には、「ゲーム内に存在する要素をロックされて、解放に別途お金がかかる」という意味でアンロック商法に近いものがある。しかしアーケードは家庭用と違い、プレイする度に一回100円程度のお金がかかる。目的の隠し解禁までにかかるお金がいくらになるかは、''実際に解禁されるその時までわからない''。「隠し」なだけに条件も内容も未知数の要素の解放に、下手をすれば''万単位''のお金を払うことにもなりうる。ただでさえゲーム自体のやり込みのために1プレイの料金を熱心につぎ込んでいるプレイヤーにとって、隠し要素の解禁のためだけにさらなる巨額の投資を要求されるなど理不尽以外の何ものでもない。つまり、&bold(){ユーザーを収益を上げるための金づると見なす}という企業側の阿漕な姿勢が露骨に滲み出やすいこと、がこの商法の大きな問題点なのである。 --大型筐体で4000クレジットと言えば''大卒初任給数ヶ月分の40~80万円であり、超廃スペックパソコンを買ってもおつりが出る。''正直な話し、どんなに解禁されるコンテンツが良質で魅力的だったとしても、明らかに投資した金額が偏りすぎていて不釣合であると言わざるを得ないレベルだろう。 --とはいえ、&bold(){貢がせること自体が絶対悪}というわけではない。一定以上のインカムを上げないとゲーセン及び会社の収益に繋がらないため、採算性を計るのが難しいアーケードゲームにとっては、ある程度の貢ぎ要素は致し方ない側面もあると同時に、解禁までの長い道のりを乗り越えてお目当てのコンテンツにたどり着いた時の達成感も、ゲームプレイにおいて適度なスパイスになりうるものである。 ---もちろん、それは&bold(){貢がせるシステムそのものの仕様と解禁に至るまでの投資費用のバランス・解禁作業そのものの楽しさ・面白さ次第}であることは言うまでもない。 ---さらにはこうした貢ぎ要素が多い作品である程、家庭用移植が一切行われないケースが多い。上記の『[[BEMANIシリーズ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1991.html]]』やセガの『[[頭文字D ARCADE STAGE>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/5356.html]]』シリーズに関しては近年家庭用移植が行われない一方でシリーズを重ねるごとに家庭用で出してもおかしくないレベルの有料解禁要素が増加しており、しばしば問題点として挙げられている。 --アーケードの移植版を含め家庭用ゲームの制作を金食い虫と見なして開発頻度の縮小を続ける一方でアーケードゲームやスマホアプリでの貢ぎゲー商法に頼る近年のメーカーの経営体質はもはや企業問題レベルといっても過言ではない。その上、当のゲーム内容においても巨額な金を要求される上にイベントも面白みがないのでは、ゲームを楽しむどころが苦行でしかない。~ 上記のような極端なものは「貢ぎ」どころか「搾取」というレベルであり、プレイヤーを金づるとみなしていると批判され当然。引いては「プレイヤー離れ」という自業自得の結果を引き起こすことになるのである。 **遊戯王商法 -ゲームにカードなどのオマケを付け、オマケの力でゲームを売りつける商法。名称にもあるとおり、現在も[[遊戯王デュエルモンスターズシリーズ>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/1365.html]]で行われ続けている。 --最も酷かったのはゲームボーイの[[4>遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 遊戯デッキ/城之内デッキ/海馬デッキ]]であり、3バージョンに分けた上にそれぞれのバージョン専用のカードを5種類中3枚封入するというものだった。当時は遊戯王OCGの人気のピークだったこともあり、250万本も売り上げたことはその商法の凄さを物語っている。 ---ファンの人は「この程度で何を言っている」という意見である事が多い。その為遊戯王は「金をつぎ込んだ者勝ち」という初心者お断りの状態が長く続いた。 --他にも「インフェルニティ」というカテゴリのモンスターが強化された際、デッキの必須カードがゲームのオマケだったということもあって、そのカードのためだけに絶版されていたゲームに再販がかかるということもあった。 --この商法はゲームに限らず、漫画の単行本や雑誌などにおいてもよく行われている。強力なカードがオマケに付いている「遊戯王R」の3巻は、外伝漫画に関わらず、本編を差し置いて遊戯王関連書籍初動売上第1位を記録してしまっている。また、カードが付いている一部の攻略本は未だに再販されている状況になっている。 ---残念な話として、『週刊少年ジャンプ』の付録になった時、カードの入った袋だけ破り取っての万引きと言うのも全国で見られた。小さい為、本1冊を盗むより楽なのだろう。他のゲームカードでも本の付録となると同様のことが起こり、立ち読み防止以外に本屋側が雑誌を梱包する理由となっている。 タッグフォーススペシャルと最強カードバトルではダウンロード専用の為やっていない -遊戯王以外にも[[ドラゴンクエストモンスターバトルロード>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/501.html]]が稼働していた際は、DQのソフトにはモンバトで使用できる強力なカードのオマケが付くことがあった。その中でも[[DQIX>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/433.html]]のアルティメットヒッツ版に封入されていた「伝説の勇者」(IIIの勇者のカード)は強力なカードで、このカード目当てで買う人も多かった。 いたすとアニバーサリーの場合は公式ガイド買うとラダトームと古代図書館追加された。PS4&PS Vita両方揃えるには2冊買う必要ある --「FFTGC」が発表された後は、FFのソフトには「FFTGC」のカードのオマケが付くことがあった。それどころが本来全く関係ないゲームにまでついていたりした。 -元々カードゲームがゲーム化される際は何らかのカードがオマケに付くことが定番になっているが、そのオマケがあまりも強すぎると、この名称で呼ばれることがある。 -余談ながら、最近ブシロードが展開しているTCG『カードファイト!!ヴァンガード』では主題歌のCDにカードを付けたり、レンタルのDVDを借りる際にカードが貰えるというキャンペーンを行なうなど本家顔負けの遊戯王商法が行われていたりする。とはいえオマケカードの性能が微妙すぎることと、通常販売のパックにランダムで当たり券を封入し、それを一部のプロモーションカードと引き換えることができるといった救済策も用意されているので、今のところはさほど不満の声はない。 --もっとも、ブシロードはブロッコリーの元社長が作った会社であり、ブロッコリーは昔から『[[アクエリアンエイジ>ゲームブックDS アクエリアンエイジ Perpetual Period]]』でやっている行為である。該当項目にも(ブロッコリーの話だが)しっかりと書かれている。 -いずれにしても、「強力なカード」を付録に封入する位ならブースターパックに入れておくべきであるのは否定できない。「買わなくても戦える」という人もいるが、遊戯王の場合一昔前まではそれが通用しなかったのだから驚きである。 --しかし漫画の付録の場合はカードショップで購入しても値段が数百円程度で留まり、ブースターパックの高レアリティに比べかなり安い値段で入手できる為一概に高価になるとも言い難い。 --もっとも、パックで簡単に揃う「甲虫装機」、ストラクチャーデッキ3箱で出来上がる「代行天使」やそれに低レアリティのカードを混ぜればいい「TG代行天使」などの誰でも組みやすいデッキが環境トップに立った場合でもそれはそれで批判が出るのだから難しいのだが。 **リメイク商法 -過去に発売した作品をリメイクし、新作として売り出す商法。もちろん、これも一度や二度で言われるようなものではなく、下記のスクエニのようにリメイク作品の発売が増えてくると言われる傾向があるようだ。~ これ自体は一概に悪し様に言う事は出来ず、マイナーな機種で発売されたゲーム、流通の関係で(要はプレミア)万単位での取引がなされているレアゲーをプレイ出来るきっかけともなりうる。~ また、過去の作品の欠点を補いながらも新要素を付与させる……と言えば聞こえはいいが、大抵は改悪になるのがオチで、酷いとリメイク元を知らない(知っていてもだが)スタッフが手がけ、悪い意味で全く別物になってしまう事も。 --特に[[スクウェア・エニックス>株式会社スクウェア・エニックス]]による旧スクウェア作品のリメイク商法は過去の遺産の切り売り/食いつぶしと称される。 ---また旧エニックスの作品でもドラゴンクエストシリーズに関してはかたくなにVCやアーカイブスを出そうとせず、フルプライスのパッケージリメイクにこだわる事で有名。ただしロトシリーズはPS4アーカイブ及び3DSバーチャルコンソールで配信された ---唯一の救いは改悪リメイクが比較的少なめであることか。 --現在でも販売されている改悪リメイクが売れなくなるのを恐れてVCやアーカイブスで配信されない''とされる''作品もある。 --VCのおかげで、DL率が上がってしまったものもある([[ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣]]<ファイアーエムブレム 紋章の謎((『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』は、『新・暗黒竜』の後に配信された為。)))。 ----
*主な商法の一例 >>このページでは悪質、批判的に見られがちな商法として知られる例を紹介しています。''五十音順''で並べています。 ---- #contents(fromhere) ---- **アンロック商法 -DLC(ダウンロードコンテンツ)の内、DLC用に新しく作成されたコンテンツを販売するのではなく、''元からゲームディスクなどに収録されている要素をわざわざロックし、その要素に対するアンロックキーを買わせる事で利益を上げる''商法を指す。多くのユーザーから批判され嫌われている商法である。 --海外では先行予約特典につける事が多い。 -[[DLC商法>用語集/全般3#id_1b1551f8]]が批判される最大の原因である(詳しくはリンク先を参照)。主なゲームはバンダイナムコゲームスの『テイルズオブ』シリーズ。 --悪質なものになると「主題歌CDの特典にアンロックキーがついてくる」「全く関係ないゲームにアンロックキーがついている」など明らかに他の関連商品を買わせようとする。 ---しかも『テイルズオブ』シリーズの中にはやたらロックされている物が多く『[[テイルズ オブ バーサス]]』においては''主題歌CDの特典のアンロックキーが4種類の内からランダムで入っている''という暴挙まで仕出かした。流石にその量の多さは問題レベルである。 --しかし、流石に攻略に必要なものまでこの商法で売り出す事は少ない。また勘違いされがちだが「これがなければゲームの全ては楽しめない」という訳ではない。あくまで「これ以上楽しみたければ買ってね!」という性質のものなのである。批判は強いものの、商法そのものには悪い面ばかりという訳ではない。要は程度問題ある。 ---最も問題視されるのは&bold(){ロックされた要素の量が多すぎて肝心のゲーム本編が論外な程にスカスカだった場合}である。~ 実際問題、近年のバンダイナムコゲームスのタイトルの中にはDLCなりアンロックキーを買わないと満足に楽しめない、あるいは本当に最低限の本編部分しか楽しめないようなタイトルが現実に増えてきているのが実情である。 ---真っ当な対抗手段としては関連商品の不買運動を行うと言う行動に出る他無いだろう。…手段を問わないのならば、他に手があるとは言えるのだが。 -一応、追加データを購入する方式のDLCでも、それがDLC用に新しく作成されたコンテンツであるという保障はどこにもなく、元から完成していたデータをディスクに入れていたか入れていないかの違いでしかない可能性も存在する事は付け加えておく。 --なおネットを利用したものの中では一番古いと思われる@baraiというサービス((1000円でゲームソフトの途中まで体験版感覚で遊ぶ事ができ、先に進めたくなったら残りのお金を払ってインターネットからメモリーカードに「@baraiキー」というロックを解除するデータをダウンロードする。))があるが、こちらは制限のない通常版もあったため批判は少ない。 -尚、当wikiで商法に関する議論が活発だった頃、この商法に対して「容量の関係で入り切らないから後付けにしている」という擁護が入った事がある。最初からディスク内に入っているのに容量不足とはこれ如何に。 **完全版商法 -一度発売したソフトに、バグ修正・新機能追加などを行って再度発売するというもの。同一ハードで発売する事を言う(次世代機に出すものはリメイクとされる事が多い)。基本的にそれらにはタイトルに「ディレクターズカット」「スペシャルエディション」「インターナショナル」などと付く事が多く、旧バージョンを買った人からは当然批判される。 --ただし、中には廉価版として出されるものもあり(例:[[DMC3>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/682.html]]、[[シャドウハーツII>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/597.html]])、そういったものはフルプライスで出すよりも批判され難い。 --ゲームが欧米で発売される際に日本での発売後の意見を汲んだ仕様変更が行われ、この改良版を「インターナショナル」などとして日本で再発売することも多い。その際、音声が日本語から英語となっている場合もある(例:[[FFX>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/130.html]]、[[MGS2>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/543.html]])。 --もっとも、大した追加要素が無い場合それはそれで「出す意味がない」と批判され、「誰得ソフト」と呼ばれる事になる。 --旧版発売~完全版発売の期間がやけに短いものも、批判の的になりやすい。例えば『[[イースV>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1183.html]]』『すーぱーぷよぷよ通』は、それぞれの完全版を僅か3ヵ月後に発売した。 -これらのような一般的なケースに留まらず、特に悪質なものも存在する。 --恐らく最初からその腹積もりで未完成品をフルプライスで出し、アペンドディスクを後になって高額で発売。挙句、[[インタビューで開き直った>ひぐらしのなく頃に祭]]という、下記の「未完成商法」に近い例がある。一応アペンド版は旧バージョンを持っていれば新バージョンを買う必要はない為、財布の負担は比較的軽めですむ事は多いのだが。 --PSP版の''発売後1週間でPS3での完全版発売を発表''した『[[L@ve Once>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/559.html]]』。少なくともPS3で出す程のレベルでもない作品である事、メーカー自体の企業母体がなくダミーメーカーである事が明白な事、元々何かと胡散臭かったがその斜め上を行かれた事などが交じり合い、非常に腹立たしい一例である。 -類似した例に「未完成商法」がある。詳しくは下記の該当項目で。 **曲芸商法 -アダルトゲームメーカー「サーカス(CIRCUS)」(※サーカスは和訳で曲芸という)が得意とする手法。『D.C. ~ダ・カーポ~』(以下『DC』)通常版・DC初回限定版・DC感謝パック・DCマウスパッド付き・DCコンシューマー初回限定版…と続く、マイナーチェンジを大量に作る商法である。~ 『DC』の商品展開バリエーションについては、諸々含めて''その数ざっと43''。他にも書籍が何冊か出ている。そして恐らく''これからもまだ増える''。興味があれば[[こちら>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/642.html]]を参照。 --アダルトゲーム界では一度発売したソフトを解像度を上げるなどしてリニューアルパッケージとして廉価で売るメーカーは数多く、また、「パッケージ違い」程度の微差でも全て購入するファン(信者)の存在がさほど珍しくない。しかし、こと『DC』のマイナーチェンジ版については設定価格が無印とほぼ変わらない高値安定であり、種類も抜きん出て多い。 ---パッケージや特典の差異だけではなく、追加要素有りのコンシューマー移植、そこにアダルト要素追加で逆移植…といった風に、ファンが見逃す事のできない搦め手を少しずつ織り交ぜてくるのが曲芸商法の恐ろしい点と言える。 --後のサーカス作品の作画に多大な影響を与えたとされる『DCI』無印の原画担当・七尾奈留を始め、御影(シナリオライター)、恋純ほたる、呉といった中核スタッフが軒並みサーカスを退社した後((七尾、御影の退社については、表向きは契約終了の形を取っているが、「『団長』ことtororoとの喧嘩別れ」という説が有力であるらしい。))に、彼らの残した功績を利用して怒涛の商品展開をいつまでも繰り返す様に難色を示し、「そもそも新作を作る気がないんじゃないか」と揶揄するファンも多い。 ---『DC』以降の同社作品はあまり評価が芳しくない。「''サーカスほど大手なのに実力のあるシナリオライターが居ないブランドは無い''」とまで言われ、中でも『ヴァルキリーコンプレックス』は2009年KOTYに名前が挙がる事態となった。これも、過去の遺産に頼りきり自社スタッフの育成をおろそかにした曲芸商法の弊害と言えるだろう。 ---安定した購買層に支えられた、逆に言えば新規顧客を呼び込み難く新作への意欲も低い企業活動が業界標準となってしまえば、そのまま停滞・衰退の道を歩む事も想像に難くない。 **グッズ商法 -ゲームの関連グッズで儲けようとする商法。下記の“コンマイ商法”と似通った所があるが、こちらの場合ゲーム内で未消化だった要素をアニメは兎も角態々漫画や小説・ドラマCDなどで消化した場合なども含まれる。 --『アイドルマスター』シリーズはグッズ展開が半端無く、特にCDは音楽・ドラマ、更に限定発売された物も合わせると数十枚にも及ぶ。他にもそれぞれ異なる漫画家に描かせた漫画を同時発売したり、極め付けにファンディスク『アイドルマスターG4U(グラビアフォーユー)!』を複数巻に分けて限定発売するなど呆れるばかりである。因みにCD・漫画は基本的に限定版も存在する。全部買ったら幾らになる事やら…。 ---『アイマス』の場合DLCなどその他の悪質な商法もやっている為余計非難されている。 //---因みに雑誌『キャラ☆メル』上で『アイマス』シリーズの登場人物“我那覇響”に関して一度「琉球空手の経験がある」と語られた事がある。 //↑この話、商法と関係あるのか? --『デビルメイクライ2』『デビルメイクライ4』は小説も発売されており、本編で触れられていなかった話や追加された話がある。 ---また、アニメ版はドラマCDも発売しており、“エンツォ・フェリーニョ”や“アグニ&ルドラ”などシリーズファンが喜ぶ様なキャラを態々ドラマCDに出している。 ---もっともゲームの容量の都合で入りきらない部分がある場合もあるため、過剰でもない限りはあまり批判し過ぎないほうがいいだろう。 **コーエー商法 -名前の通りコーエーテクモゲームス(というより旧コーエー)の販売戦略を揶揄してこう呼ばれている。 --''一度出したソフト''にゲームバランスの調整や新モード・シナリオ・アイテムなどの要素の追加、およびバグ修正などを行った追加ディスクを''有料で''販売すると言うもので、歴史シミュレーション系で言う''パワーアップキット''(PK)、『無双』シリーズで言う『猛将伝』がそれに当たる。やっている内容的にPS2等のパッチを当てようがないハードは兎も角、PC用に発売したソフトに関してまで''パッチで済むものを態々有料で売りつける''姿勢、それだけならまだしも(デバッグの甘さなどの面からも)''追加ディスクを買わせる為に明らかに手を抜いている''としか思えない大元タイトルの内容などがあり、長い事批判されている。 ---加えて、ゲーム以外の関連商品の売り方も酷くユーザー軽視のメーカーと見られる要因にすらなっている。 ---一度追加ディスクで追加・修正した要素を、シリーズ次作の無印から削っては涼しい顔で再び追加ディスクに搭載するのも大きな特徴。''意図的な手抜き''であることを疑う者はもはやいないと言っていい。 ---PK発売と同時に、無印ディスクと追加ディスクがセットになった『~with PK』と名づけられたバージョンを発売するのも恒例化。本ページ別記事の&bold(){完全版商法}と似ていなくもない。 ---一応のフォローとしては、そもそものきっかけは、三国志3(PC)において、「非公式ガイドブック」と銘打ったゲームデータ改造ツールが一般流通(!)で出回っていたことにある(改造と言っても、新武将の能力値をいじれる程度のものであった)。~ もともと日本ではmod(簡単に言えば、ファンがゲームのデータを追加する事)文化が希薄で、「完成品」に手を加えることをあまり良しとしないが、~ 非公式ガイドブックの存在を知った光栄社長が、「ファンはこういうのを望んでいるのか?」と考えて、以降の光栄作品にPK版が標準搭載される結果となったと言われる。~ ちなみに光栄と改造ツール発売元の間で裁判沙汰にもなり、後に「三國志3事件」などと呼ばれるようになった。 ---とはいえ、追加パッチという形ではなく、完全に先行購入者涙目という仕様は、さすがにフォローのしようがない。 -最近では無双シリーズにおいて、「''スペシャル商法''」と呼ばれる移植商法にシフトしている傾向がある。 --これはPS3やXb360等に出したタイトルに要素を追加して、PS2やPSP等のマシンスペックが劣る、所謂旧世代ハードに移植したタイトルに『~Special』と付けて発売した((『真・三國無双5 Special』・『ガンダム無双 Special』。))事からこう呼ばれる。ただし、『真・三國無双 MULTI RAID Special』のようにPSP→PS3・Xb360への移植の例もあるので、一概に旧世代ハードへの移植と言い切れなくなっている。 ---やっている事自体は''コーエー商法の猛将伝に毛が生えたようなもの''なのだが、まったくの新規タイトルとして発売しており、価格も今までの追加ディスクの時よりも上がった(所謂フルプライスと呼ばれる価格帯)ことで「''更に悪質になった''」と批判が一層強まった。 ---ただし、次世代機を持っていないユーザーもプレイできるようになるので、一概に悪いとは言えない(&bold(){他機種上位移植商法}を参照)。とは言え旧世代機への移植なので、グラフィックの劣化などは当然起こりうる。 ---『[[真・三國無双6>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/1036.html]]』『[[戦国無双3>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/771.html]]』に至ってはついにスペシャル商法((PSP用ソフト『真・三國無双6 Special』・『戦国無双3Z special』。))とコーエー商法((PS3用ソフト『真・三國無双6 猛将伝』『戦国無双3Z』、Wii用ソフト『戦国無双3 猛将伝』。))の平行展開まで行うことに。 -似たようなものに、KONAMIの[[『実況パワフルプロ野球』シリーズ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1461.html]]における「''開幕版・決定版商法''」がある。こちらは実在するスポーツリーグである日本プロ野球機構のデータを反映する、という名目で夏頃に無印のナンバリングタイトル(開幕版)を出し、プロ野球シーズンの閉幕した年末にデータ更新や細部の修正、変更を行った決定版((例外として『2009』は発売が年末ではなくナンバリングタイトルでもないが、実質的に15決定版と呼べる作品となっていた。))を出すというもの。 --特に『12』で例を見ないほど大量のバグが発見され、それらの多くが『12決定版』で修正されたことから完全版商法としての側面も持つが、現実におけるリーグ成績をゲーム内にも反映させる都合上、極端に強い(弱い)チームが出現するなどしてゲームバランスが劣化する可能性があるためバージョンアップとも呼べない((例えば『10決定版』及び『12決定版』では阪神タイガースがリーグ優勝のせいで他チームの追随をまず許さないほどやたらに強化され、『12決定版』では『12』の時点で既に弱かった東北楽天があわや100敗という成績だったためか余計に弱くされた。))。 --ちなみに厳密に言えば『実況パワフルプロ野球』シリーズではない作品だが、『[[パワプロクンポケット13>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/409.html]]』ではWi-Fiを利用して無料でシーズン終了後基準の選手データに更新できるシステムが採用されている。2016ではアップデートで更新された --『[[戦国BASARA>戦国BASARAシリーズ]]』もこれに似た商法展開を行っており、様々な疑惑もあって&bold(){あまり好かれないこの商法までも無双の真似をしたのではないか}という批判がある。 **コンマイ商法 -キャラクター商法とほぼ同義であるが、コンマイ((『ギターフリークス 8thMIX』および『ドラムマニア 7thMIX』において自社名を本来は「KONAMI」とすべきところ、誤って「KONMAI」と表示されていたことからコナミのことを指して「コンマイ」と呼ぶものも現れた。成り立ちが成り立ちなので蔑称的な意味合いで使われることが多い。))、すなわちコナミが最初に行った&得意とすることからこの名称がついた、特定の作品のキャラクターグッズを大量に販売する商法である。 -コナミが94年に発売した『ときめきメモリアル』はギャルゲーの元祖であったが、同時に限定版を売り出す「限定版商法」とキャラグッズを大量に売り出す「キャラクター商法」の先駆けでもあった。ことキャラクターグッズの凄まじさは当時としては衝撃的で、単なるファングッズの規模をはるかに凌駕していた((それらを網羅した本が2冊にわたって出版されている程。))。『ときメモ』はコナミが倒産寸前に発売した作品として知られているが、このキャラクター商法が倒産から救ったとも言われている。ともかく、これが悪しき前例を作ってしまったことは事実で、その後のギャルゲーブームはもちろん現在でも続く商法の見本となってしまった。 -発売されるのはあくまでファングッズに過ぎないため、当然買わない選択肢もある。しかしファンとしては次々と発売される安くはないキャラクター商品に「ファンの足下を見るな」と不満を募らせ、作品に対する信頼を損なうものになりかねない。 --他社では1998年にNECインターチャネルが発売した『[[センチメンタルグラフティ>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/50.html]]』は、ゲーム発売前に様々なグッズ販売やメディアミックス展開などで盛り上がったが、『ときメモ』と違って肝心のゲーム本編の出来が酷いためにゲーム発売後に一気に終息したという例もある。 -もちろん、コナミ自身によるコンマイ商法は現在でも健在で、最近では『ラブプラス』『ときめきメモリアル Girl's Side』『武装神姫』が盛んである。 --最近はBEMANI関連のグッズも発売されており、特に弐寺のキャラのグッズや人気アーティスト「Zektbach」の関連グッズ((ピンバッジ、クリアファイルの他、ドラマCD、アニメDVDなども発売されるほど))が多い。 -下記の「遊戯王商法」でもこの商法を使われる事もある。 -参考:[[コナミスタイル>http://www.konamistyle.jp/]] こちらでグッズ販売を行っている。 **他機種上位移植商法 -過去に発売したゲームを他のハードに様々な追加要素を足して移植すること。通常版発売からおよそ一年前後で行われる場合が多い。完全版商法と違うのは、通常版とは別のハードで発売される点である。 --よく見られるのは『テイルズオブシリーズ』『バイオハザードシリーズ』『無双シリーズ』など。この商法をやっているメーカーは完全版商法と比べるとかなり少ない((前述したシリーズに該当するバンナム、カプコン、KTゲームスくらい。))。 -『先に買ったものがバカを見る』と批難されがちだが、所持ハードの都合で買えなかった者にとっては純粋に喜ばしい事であるのは事実であり、そうでなくても追加要素を素直に喜ぶ通常版経験者もいる為大半の通常版購入者には不評だが未購入者と一部の通常版購入者からは好評と言う、ある意味では一長一短で悪徳商法か否かという点ではグレーな商法とも言える。 --とは言え、例に挙げたシリーズに関しては規模はともかく、''開発陣の詐欺的言動''というのも大なり小なり絡んでいるため、実際はグレーと言うよりもクロと言える。 ''テイルズオブシリーズ'' -''シンフォニア・ヴェスペリアにおいて独占供給を宣言しておきながらの短期間での移植。''ヴェスペリアに至ってはもはや未完成品を売りつけていたと言われても仕方のないレベルであった。また、独占供給宣言こそ無いが、グレイセスも移植時の追加要素が限度を超えているために元の作品がヴェスペリア以上の未完成品を売りつけていたと言われている有様。 --シンフォニアに関してはPS2移植版は様々な面で大きく劣化(描写周りやローディングなどの快適性など)をしていることなどを理由に好みでGC版を選ぶのも有りだと言われるが、ヴェスペリアに関してはそういうものもないために完全に360版を買ったユーザーがバカを見たと言われる有様。 --グレイセスに関してはシステムや戦闘周りの追加要素・バグの修正と言った点は大きいものの、追加要素の目玉である後日談が非常に大きく賛否が割れており、高評価を下す者もいればグレイセスそのものを汚したとまで評する者もいる状態となっている。 ---一応補足しておくと、360版ヴェスペリアでの不満点の多くがPS3版では殆ど改良されている(イベントスキップ機能の搭載・AIのバカさが修正…など)ので、一応ユーザーの声は聞いてくれているようだ。 ''バイオハザードシリーズ'' -『バイオ4』に関しては''「GC独占」を謳っておきながら他機種上位移植。''しかもGC版発売直前という最悪のタイミングでの発表だったため、GC版の売り上げは期待を大きく裏切るものに終わってしまった。PS2版にしても悲しいかな、GCよりスペックが劣り完全移植が不可能であり、追加要素はあるものの明白に劣化している。そのくせ『リメイク版バイオハザード』『バイオハザード0』は任天堂機種のみ。この扱いの差はなんなのか。 --他の過去作品にしても''他機種へのリメイク移植''を連発しているが、『バイオ2』『バイオ3』のGC版はリメイクどころか''PS版''の完全ベタ移植である。''この事実を告知せずフルプライスで売った''カプコンの姿勢は非難されて当然である(『コードベロニカ』はPS2版からのベタ移植なので若干マシだったが)。 ---批判を受けたからかは不明だが、『バイオ5』に関しては最初からPS3と360のマルチで展開された。 ''無双シリーズ'' -ガンダム無双におけるPS2への上位移植の際の開発陣へのインタビューで、下位ハードへの上位移植を行った理由を「''バンダイからの要望であった''」としていたのだが、後に出た真・三國無双5でも同じような移植を行っており、こちらは当然だがバンダイが絡んでいないために「''ガンダム無双で味を占めたのか''」・「''ガンダム無双の時もバンダイの要望なんか無かったんじゃないのか''」と言った疑心の目で見られることに。 --因みに、そうして発売されたPS2版『真・三國無双5 Special』は追加要素を殺して余りあるほどの根幹の劣化(処理落ち・ステルスの頻発など)があるために余計に印象を悪化させてしまっている面がある。 ---これ以降もほとんどのPS3向けに発売されたタイトルは『~ Special』と末尾に付けて追加要素込みでPSPへと移植を繰り返されており、一部からはその節操の無さを呆れられ、揶揄されている。 #endregion -発売からあまりに短い期間で移植したり、その際の開発者の不用意な言動が原因で消費者、特に前バージョンを購入したユーザー層からの反発が強くなる事もある。 --稀ではあるが、『ガンダム無双』『真・三國無双5』のように下位機種((例に出した2タイトルはそれぞれPS3(Xbox360)→PS2への移植となっている。))に上位移植されたケースもある。 -近年ではPS3『侍道3』の例が有名か。ディベロッパーの熱い要望にファンが応える形でヒットを飛ばしたのに、発売からわずか2ヶ月後にパブリッシャーがXbox360での完全版リリースを発表、ファンを白けさせた(ゲーム内容自体も、完全版どころかベタ移植同然の代物だった)。さらに実質的な"完全版"といえる廉価版『侍道3 Plus』はPS3版のみという無節操ぶりで、同シリーズにおける信頼を失墜させた。 --また、360で発売された『アイドルマスター2』も半年も経たずにPS3へ追加要素を加えて移植されている((中でも酷いのが、360版では有料だったDLC3ヶ月分がPS3版では“最初から入っている”事である。アニメ版放送中に発表した状況から「当初からこの予定だったのではないか?」という疑惑もある。))。その上PS3限定のDLCと上述の『G4U!』など明らかに損をしている360ユーザーに対するフォローは''現在も行っておらず''((360版DLCはPS3版限定DLCの配信が行われないまま2012年3月30日配信を最後に追加を停止する事が発表。))、これにはファン以外のユーザーからも顰蹙を買っている((用語集の坂上氏の項目にもあるように、『箱マス』を360で売ってくれるようにMS社と熱心に交渉したという逸話があったのだが…。))。 **DLC(ダウンロードコンテンツ)商法 -詳しくは[[こちら>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/1507.html]]。 **抱き合わせ商法 -ゲームと映像作品を一つに纏めて売る事。主にバンナムがソニー機器でよくやっている。 **特典商法 -ゲームの初回生産分や予約などに特典を付けると言う古くからある商法。''DLCやアンロック、ファルコムに遊戯王、ポケモンなど大半の商法の祖と言える存在。'' --特定のショップで購入する事で特典が付く事もある。かつては店舗用ポスターやパッケージを%%勝手に%%写したテレホンカード等をくれる程度だったが、昨今はメーカー自身がショップ特典製作に協力している…つまり公式グッズである。さらに特典専用に''原画家書き下ろし''の絵を用意されたりもするので、近所に該当する店が無い人は涙目である((ただし大概は通販を扱っている店である。逆に言えば地元の小売店が涙目になるが。))。 ---これに対しショップ特典を全種類揃える為に複数買う猛者もいるが、当然のごとくゲーム本体は手元に置く一つを除いて全て中古屋直行である((発売初日から中古品が売られている理由の一つである。))。 -元々は「中古対策として新品の価値を上げる」「予約数を増やして人気作と言うイメージを作る」と言うのが目的だったが、近年ではあまりに度が過ぎたケースも見られ問題視されることも少なくない。 --具体的に言うと、かつては新品ゲームを買ったときのおまけぐらいしか無かったのだが、今では主題歌CD等の関連グッズ、果てはパンや飲み物((『アイドルマスター・シンデレラガールズ』では「糖尿病キャンペーン」と揶揄された。))にまでDLCコードを封入していたりする。 ---勿論不満があるなら買わなければ良いだけの話だが、対戦要素があるゲームのDLCコードの場合、手に入れなければ圧倒的に不利になる場合も。 -かつては特典がテレカやポスター等の「物」だった為、パッケージソフトのみの商法だったが、最近ではダウンロード販売でもDLCコードやソーシャルゲームの特典コード((基本的にはそのソーシャルゲーム内で、買ったゲームの登場キャラや衣装を使えるようになるものが多い。))を付けるというパターンが出てきた。 -最近では「インターネットラジオでDLCコードを発表」と言うのも出てきている((ただし、この場合のコードは紐(個体識別)が着いていない(不特定多数相手の放送なので付けたくても付けられない)為、コードを又聞きするだけでも十分だが。))。視聴率((ラジオの場合は聴取率だが、大概のインターネットラジオには画像も付いているので…正確にはどちらなのだろうか?))を上げる為か?ただし有料放送でもなければ基本的に問題とはされない場合が多い。 **バージョン商法 -ひとつのゲーム作品を複数本のソフトに分けて販売すること。~ 分割販売との違いは、ソフトごとの違いが主人公や手に入るアイテムなどのデータという点である。ストーリーや基本システムには大きな違いがない場合が多い。 --草分け的存在『ポケットモンスター』(ポケモン)の大ヒットにより子供向け携帯ゲーム、特にキャラゲーで2匹目のどじょうを狙って連発されたことから「ポケモン商法」と呼ばれることもある。ポケモンが子供向けゲームの頂点にいまだ君臨していることから、現在でも多用される手法である。 --バージョン間の通信を前提とした要素(コレクションの完成など)が存在するのが普通であり、他プレイヤーとの交流がない者はソフトを複数買わなければならない。バージョンごとの対戦プレイの強さに明らかな優劣がある場合、特定のバージョンだけが中古屋に溢れかえる様が見られることもある。 --もちろんポケモン以外にもバージョン違いのある名作は存在しており、バージョンごとの特色を活かしたプレイスタイルの多様化は通信プレイの醍醐味のひとつであるが「使いまわしやボリューム水増しをごまかしている」「複数買わせて利益を上げている」と揶揄されることも多い。 -ヒット作の続編がバージョン分けされるケース、別バージョンを後から発売するケース(なんらかの追加要素がある場合が多い)、あわよくば3バージョン同時発売するケースもあり、いまだに「ポケモンのパクリ」「客の足元を見ている」と謗られる原因になっている。もっとも元祖のポケモンからして新バージョンの後発はやっているのだが。 -項目のあるソフト…[[クロスハンター]]/[[サンリオタイムネット 過去編・未来編]]/[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 遊戯デッキ/城之内デッキ/海馬デッキ]] -なおポケモン商法(株ポケ商法)という言葉には最近のポケモンシリーズにおける限定データ配信やグッズ販売のやり方―[[映画>http://www.pokemon.co.jp/anime/movie/]]のおまけにしたり、[[オフィシャルショップ>http://www.pokemon.co.jp/gp/pokecen/?e002=main]]・[[特定店舗>http://www.sej.co.jp/index.html]]限定で配布したり(地方、特に[[四国在住の人は辛い>http://todo-ran.com/t/kiji/10102]])―を批判する意味も含まれる。参考:[[RPG大辞典Lv.4>http://www40.atwiki.jp/rpg_dictionary_4/pages/3848.html]] **バージョンアップ商法 -上のバージョン商法に言葉尻は似ているが、こちらはベースとなる内容は同じながらも''細かな修正やバランス調整などを行っただけ''の物を新作として売り出す商法で、その性質上、対戦型格闘ゲームにおいてよく見かけられるものである。~ 一度二度ならともかく((と言うよりもその位であればそもそもこのようには呼ばれず、後述のように回数が増えてくるとそれまでのものを含めてバージョンアップ商法と呼ばれるようになる。))、何度も何度もとなると流石にファンからも強い批判意見が出る。~ 有名な所だと、''ストリートファイターIIシリーズ''や''ギルティギアXX(イグゼクス)シリーズ''が挙げられる。~ 最近では''メルティブラッドシリーズ''も似たような展開になっているとの声が多い。~ 他にもやっているタイトルはあるが、やりすぎなタイトルとして良く指摘されがちなのが先述の2タイトルで、実際どの様な展開をしてきたかを下に記す。 --''ストリートファイターII(下一行ストIIと略す)の場合'' ---''ストII → ストII'(ダッシュ) → ストII'ターボ → スーパーストII → スーパーストIIX → ハイパーストII''→ウルトラスト2 --''ギルティギアXX(下一行GGXXと略す)の場合'' ---''GGXX → GGXX #RELOAD(シャープリロード) → GGXX / -SLASH-(スラッシュ)→ GGXX Λ CORE -ACCENT CORE-(アクセントコア)→GGXX Λ CORE PLUS(アクセントコア プラス)→GGXX Λ CORE PLUS R(アクセントコア プラスアール)'' //プラスアールは単独でゲーセンにも展開しているので問題ない気がしますが、プラスは正直重箱の隅を突いている気もします…一応問題あれば削除願います。 ---※シャープリロードはアーケード版においては更に2バージョンに分かれるが、ここでは一つのタイトルとして扱う。 -一応はどちらも細かい新要素があったり等はしているが、大元となるタイトルが同一((例えば『ストII』で言うなら、頭(スーパーなど)や尻(ダッシュターボなど)の部分に飾りがついても大元の『ストリートファイターII』と言うのは変わっていないと言う見方。))である場合はバージョンアップの範疇とされ、そうなるとタイトルから解るように根本的な所は違いがない…と言うよりも出せないために「''ただの焼き直し・手抜き''」と言った意見が殊更強くなる傾向があり、「''完全新作をいい加減出してくれ''」((これまたストIIで言うなら、ストリートファイターIIIなどのようにナンバリングから変わるタイトルという意味。))と言った意見や「''ちょっとの手直しでどれだけ儲ければ気が済むんだ''」と言う怒りの意見もユーザーからは飛び出しがちである。 --ストII'ターボについては海賊版(レインボーや降龍)対策という意味合いで作られたという背景もあるので若干は擁護の余地もある。 --また、一応はバランス調整が行われていることもあり、アーケード勢には喜ばれることもある。調整版が出るたび毎回買い直さなければならないゲーセン側にとっては喜ばしくはないだろうが。 **ファルコム商法 -主にPCゲームを開発、販売している会社「日本ファルコム」がよく使う売り方。~ 以下の手法の複合技であり、同社主力タイトルのほとんどで見られる。その歴史は古く、本ページの商法の先駆けのような存在といっても過言ではない。 --一度出したタイトルに対する度重なる移植・リメイク・バージョンアップ --シリーズ作品のセット販売 --特典を大量に付ける --(特典ありきとも取れる)ややお高い価格設定 -別版のリリースがオリジナル版の発売からあまり間をおかずに次々と行われる場合も多々あるため、「発売日に初回版を買うのは損」と割り切った認識をするユーザーもいる。 -『イース・イース2完全版』の売り文句「&bold(){殆ど特典の値段。ゲームはただのおまけです。}」に象徴される特典商法も、やり過ぎとよく批判される。 --特典の例 ---初回版にサントラ・アレンジサントラ・特集冊子・設定資料集、シリーズ過去作品収録ディスクなどの豪華特典を付ける。 ---公式通販を利用すると、サプライズ特典(内容は届くまでのお楽しみ((「未使用曲集」が付けられた際は公式通販利用者以外のファンから怨嗟の声がきかれ、以降は極端にデカい「サプライズ」はなくなったという。)))がある。 ---『イース SEVEN』の予約特典の1つに『英雄伝説7』極秘設定画集を付けるなど、別作品のグッズであることも。 **マイナーチェンジ商法 -ポケモンで盛んな商法。先に出したゲームの、後発バージョンにおいて、先発の2バージョンよりボリュームを増やすことで別のゲームとして売る商法。完全版商法に似ているが、違うのは一部はわざと劣化(登場しないポケモンがいる、など)させていることや、先発バージョンをやっていないとストーリーを理解しづらいことである。 --『プラチナ』は例外的に完全版商法とかぶっている。『ダイヤモンド・パール』を買わないと手に入らないポケモンが少なく、先発バージョンよりも伝説ポケモンが手に入れやすくなっており(倒しても復活する・一部レベル引き下げ)、先発2バージョンを買う理由が『プラチナ』発売後はなくなってしまった。 --とはいえ、多くのポケモンファンはマイナーチェンジを好意的に見ており(先発2バージョンのどちらかとマイナーチェンジを買うのがファンにとっては一般的である)、マイナーチェンジでは伏線回収がされることから、マイナーチェンジ予想の話題がネット・リアル問わず盛んである。2004年発売の『エメラルド』が2010年でも2万本売りあげるなど、各マイナーチェンジバージョンのもつシステム・教え技などの利点を生かしてポケモン勝負を楽しむプレイヤーも多い(『ブラック・ホワイト』が発売されている2010年現在でも、『エメラルド』がないと覚えさせられない技や手に入らないポケモンが存在するという理由もあるが)。 -また上記の「バージョンアップ商法」に使われる事もある。 **未完成商法 -文字通り未完成品のゲームを売りつけること。主にエロゲー業界で蔓延る''最悪の商法''である。 -元々エロゲーメーカー自体、技術力や資金・納期などの問題からバグが非常に多く、それを発売後にパッチ等でフォローするという手段が多く取られており、「エロゲーはバグがあることを覚悟して買え」とまで言われたほど。そしてこの商法では未完成品を出荷し、その後にパッチでフォローをするという本末転倒なものである。ひどいときにはそのフォローすらない。 --未完成品を売りつけられるというのはユーザーの気分としては良くないものなので、未完成品を出荷するくらいなら延期して完璧にして欲しいというのが多くのエロゲーユーザーの本音である。 --ちなみにこの商法はまだパッチなどのフォローが効きやすいパソコンゲームだからこそ(善悪はともかく)出来るもので、コンシューマーでやろうものなら回収などの問題にも発展するため、信頼問題以外の面でも大打撃を被ることとなる。 ---ただし、コンシューマーもハードディスクやフラッシュメモリーを搭載し、ゲームをネットでダウンロード販売するようになった現代では[[起きないとも言い切れない>BAYONETTA (PS3)]]((これはダウンロード販売でなく、劣化移植に対するパッチなので無料。ギリギリセーフ、か?))。 --この商法自体、公開済みCGの未使用・ルートの大半が未実装の状態であった『Dies irae』、2キャラの攻略不可・CG、回想モードの未実装・無数の誤字・バグ・ボイス消失などの問題があった『Garden』の二作によって確立されたと言われており、これら二作品をひっくるめて「''怒りの庭事件''」((Dies iraeがラテン語で「怒りの日」であることと、Gardenが英語で「庭」を意味することからの命名。))と呼ばれている。前者は完全版の発売にこぎつけることで決着しているが、後者は修正パッチの無料配布で解決を図っているものの、発売から二年以上たった2011年現在でもなお未完成である。 -パソコンゲームのパッチをネットで配布と言う仕組みから、現代ではネットゲームでも良くある話であり、通称「''有料βテスト''」などと呼ばれている((元々「βテスト」とは「客を使ってバグチェック」そのものであるが、客も承知でやるものであり、その代わりに無料であり、正式販売前に終わらせているものである。「有料βテスト」とは正式販売後「金を払った本当の意味での客」を使ってβテストを続けていると言う意味である。))。当ウィキでは『[[ファンタシースターユニバース]]』や『[[ファイナルファンタジーXIV]]』が該当する。 **貢ぎゲー商法 -主にアーケードゲームで多くみられる手法。インカムを無理やり上げるためにプレイヤーに隠し要素を解禁させたりコンテンツを買わせるために多額の金を貢がせる商法のことを指す。 --ゲームをプレイして特定の条件を満たす、規定のポイントを貯めるなどの条件を満たせば隠し要素が解禁されるというもの。 --これについては古くから似たようなものがあるが、このような商法が広く知られるようになったのはカード媒体によるユーザー情報の保存が可能となり始めてきた時期と言われている。&br()理由として、カードがない時代ではそもそもコンテンツを買わせたり、隠し要素の解禁作業の進行を保存すること自体が不可能に近かったからである。複数のユーザーに同じコンテンツに対して課金させるのとそうでないのとでは、当然、利益はけた違いである。そのためこの手法は様々なメーカーがこぞって採用した。 --しかしながら、近年では悪質といっていいほどにやり口が極端化しているゲームも多数存在し、プレイヤーに多大な負担を強いる例が増えている。&br()最近の例では音ゲーの代表格とも言える『beatmaniaIIDX』シリーズの18作目では曲を解禁するために必要なポイントが半端でなく高く、''1000クレジット以上貢いだりしなければ解禁できない''とも揶揄されるとんでもない仕様でかなりのプレイヤー離れを引き起こしている。(末期のアップデートで大幅に改善されたが)&br()同じく『beatmaniaIIDX』シリーズの19作目では末期に開催されている『REFLEC BEAT limelight』との連動イベントで「''毎日両機種を連続でプレイすると曲の解禁に必要なゲージが多くたまる確率が高くなる''」という、地方在住者には厳しい仕様が存在している。~ またコナミの音楽ゲームにおける連動イベントでは、従来と異なりイベント終了までに解禁できなかった曲は全解禁されないまま次回作にイベント自体が持ち越されるという仕様になっており、緩和措置が一切取られないために批判されているケースも多く見られる。 --さかのぼればそれよりも前からナムコの[[湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNEシリーズ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1399.html]](特に3から)でも上記より酷い貢ぎ仕様がある(ドレスアップパーツの獲得(ゲーム内ポイントで任意獲得では無く、分身対戦でレベル上げして''順番に''獲得)、ストーリーモードの特典解禁(''無敗特典有'')だけでも合わせて''約600クレジット''で、最高ランク(SSS級)まで上げるとなったら''4000クレジット以上必要(誇張抜き)''。しかもランクは現在でもカード1枚供用では無く、''1台ごと''である。)。これが原因で''上級者プレイヤーのデータが違法コピーされたカード(通称:コピカ)が横行。'' ---しかもナムコ自身がこれらの貢ぎ仕様を''やり込み要素満載!''と言う売り文句でポスターで宣伝する始末。そう言うゲームは家庭用で出しなさい。 --またコナミのゲーセン専用電子マネーである『PASELI』も当然この商法にはとても都合の良いものであるため、積極的に採用されている。そのためPASELIに対応していないゲーセンと対応しているゲーセンでは収益が雲泥の差になるという現象も確認されている。また、電子マネーを使っているユーザーとそうでないユーザーとの間で待遇に差がつけられるという点も問題視されている。(もちろん、特典の存在自体は悪いことではないが、待遇差が極端な場合はもちろん批判の対象となる) --なおDLC商法とはその性質上似た関係にあると言っていい。 ''なぜ貢ぎゲーが問題なのか''~ -基本的には、「ゲーム内に存在する要素をロックされて、解放に別途お金がかかる」という意味でアンロック商法に近いものがある。しかしアーケードは家庭用と違い、プレイする度に一回100円程度のお金がかかる。目的の隠し解禁までにかかるお金がいくらになるかは、''実際に解禁されるその時までわからない''。「隠し」なだけに条件も内容も未知数の要素の解放に、下手をすれば''万単位''のお金を払うことにもなりうる。ただでさえゲーム自体のやり込みのために1プレイの料金を熱心につぎ込んでいるプレイヤーにとって、隠し要素の解禁のためだけにさらなる巨額の投資を要求されるなど理不尽以外の何ものでもない。つまり、&bold(){ユーザーを収益を上げるための金づると見なす}という企業側の阿漕な姿勢が露骨に滲み出やすいこと、がこの商法の大きな問題点なのである。 --大型筐体で4000クレジットと言えば''大卒初任給数ヶ月分の40~80万円であり、超廃スペックパソコンを買ってもおつりが出る。''正直な話し、どんなに解禁されるコンテンツが良質で魅力的だったとしても、明らかに投資した金額が偏りすぎていて不釣合であると言わざるを得ないレベルだろう。 --とはいえ、&bold(){貢がせること自体が絶対悪}というわけではない。一定以上のインカムを上げないとゲーセン及び会社の収益に繋がらないため、採算性を計るのが難しいアーケードゲームにとっては、ある程度の貢ぎ要素は致し方ない側面もあると同時に、解禁までの長い道のりを乗り越えてお目当てのコンテンツにたどり着いた時の達成感も、ゲームプレイにおいて適度なスパイスになりうるものである。 ---もちろん、それは&bold(){貢がせるシステムそのものの仕様と解禁に至るまでの投資費用のバランス・解禁作業そのものの楽しさ・面白さ次第}であることは言うまでもない。 ---さらにはこうした貢ぎ要素が多い作品である程、家庭用移植が一切行われないケースが多い。上記の『[[BEMANIシリーズ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1991.html]]』やセガの『[[頭文字D ARCADE STAGE>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/5356.html]]』シリーズに関しては近年家庭用移植が行われない一方でシリーズを重ねるごとに家庭用で出してもおかしくないレベルの有料解禁要素が増加しており、しばしば問題点として挙げられている。 --アーケードの移植版を含め家庭用ゲームの制作を金食い虫と見なして開発頻度の縮小を続ける一方でアーケードゲームやスマホアプリでの貢ぎゲー商法に頼る近年のメーカーの経営体質はもはや企業問題レベルといっても過言ではない。その上、当のゲーム内容においても巨額な金を要求される上にイベントも面白みがないのでは、ゲームを楽しむどころが苦行でしかない。~ 上記のような極端なものは「貢ぎ」どころか「搾取」というレベルであり、プレイヤーを金づるとみなしていると批判され当然。引いては「プレイヤー離れ」という自業自得の結果を引き起こすことになるのである。 **遊戯王商法 -ゲームにカードなどのオマケを付け、オマケの力でゲームを売りつける商法。名称にもあるとおり、現在も[[遊戯王デュエルモンスターズシリーズ>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/1365.html]]で行われ続けている。 --最も酷かったのはゲームボーイの[[4>遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 遊戯デッキ/城之内デッキ/海馬デッキ]]であり、3バージョンに分けた上にそれぞれのバージョン専用のカードを5種類中3枚封入するというものだった。当時は遊戯王OCGの人気のピークだったこともあり、250万本も売り上げたことはその商法の凄さを物語っている。 ---ファンは「この程度で何を言っている」という意見である事が多い。その為遊戯王は「金をつぎ込んだ者勝ち」という初心者お断りの状態が長く続いた。 --他にも「インフェルニティ」というカテゴリのモンスターが強化された際、デッキの必須カードがゲームのオマケだったということもあって、そのカードのためだけに絶版されていたゲームに再販がかかるということもあった。 --この商法はゲームに限らず、漫画の単行本や雑誌などにおいてもよく行われている。強力なカードがオマケに付いている「遊戯王R」の3巻は、外伝漫画に関わらず、本編を差し置いて遊戯王関連書籍初動売上第1位を記録してしまっている。また、カードが付いている一部の攻略本は未だに再販されている状況になっている。 ---残念な話として、『週刊少年ジャンプ』の付録になった時、カードの入った袋だけ破り取っての万引きと言うのも全国で見られた。小さい為、本1冊を盗むより楽なのだろう。他のゲームカードでも本の付録となると同様のことが起こり、立ち読み防止以外に本屋側が雑誌を梱包する理由となっている。 -遊戯王以外にも[[ドラゴンクエストモンスターバトルロード>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/501.html]]が稼働していた際は、DQのソフトにはモンバトで使用できる強力なカードのオマケが付くことがあった。その中でも[[DQIX>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/433.html]]のアルティメットヒッツ版に封入されていた「伝説の勇者」(IIIの勇者のカード)は強力なカードで、このカード目当てで買う人も多かった。 --「FFTGC」が発表された後は、FFのソフトには「FFTGC」のカードのオマケが付くことがあった。それどころが本来全く関係ないゲームにまでついていたりした。 -元々カードゲームがゲーム化される際は何らかのカードがオマケに付くことが定番になっているが、そのオマケがあまりも強すぎると、この名称で呼ばれることがある。 -余談ながら、最近ブシロードが展開しているTCG『カードファイト!!ヴァンガード』では主題歌のCDにカードを付けたり、レンタルのDVDを借りる際にカードが貰えるというキャンペーンを行なうなど本家顔負けの遊戯王商法が行われていたりする。とはいえオマケカードの性能が微妙すぎることと、通常販売のパックにランダムで当たり券を封入し、それを一部のプロモーションカードと引き換えることができるといった救済策も用意されているので、今のところはさほど不満の声はない。 --もっとも、ブシロードはブロッコリーの元社長が作った会社であり、ブロッコリーは昔から『[[アクエリアンエイジ>ゲームブックDS アクエリアンエイジ Perpetual Period]]』でやっている行為である。該当項目にも(ブロッコリーの話だが)しっかりと書かれている。 -いずれにしても、「強力なカード」を付録に封入する位ならブースターパックに入れておくべきであるのは否定できない。「買わなくても戦える」という人もいるが、遊戯王の場合一昔前まではそれが通用しなかったのだから驚きである。 --しかし漫画の付録の場合はカードショップで購入しても値段が数百円程度で留まり、ブースターパックの高レアリティに比べかなり安い値段で入手できる為一概に高価になるとも言い難い。 --もっとも、パックで簡単に揃う「甲虫装機」、ストラクチャーデッキ3箱で出来上がる「代行天使」やそれに低レアリティのカードを混ぜればいい「TG代行天使」などの誰でも組みやすいデッキが環境トップに立った場合でもそれはそれで批判が出るのだから難しいのだが。 **リメイク商法 -過去に発売した作品をリメイクし、新作として売り出す商法。もちろん、これも一度や二度で言われるようなものではなく、下記のスクエニのようにリメイク作品の発売が増えてくると言われる傾向があるようだ。~ これ自体は一概に悪し様に言う事は出来ず、マイナーな機種で発売されたゲーム、流通の関係で(要はプレミア)万単位での取引がなされているレアゲーをプレイ出来るきっかけともなりうる。~ また、過去の作品の欠点を補いながらも新要素を付与させる……と言えば聞こえはいいが、大抵は改悪になるのがオチで、酷いとリメイク元を知らない(知っていてもだが)スタッフが手がけ、悪い意味で全く別物になってしまう事も。 --特に[[スクウェア・エニックス>株式会社スクウェア・エニックス]]による旧スクウェア作品のリメイク商法は過去の遺産の切り売り/食いつぶしと称される。 ---また旧エニックスの作品でもドラゴンクエストシリーズに関してはかたくなにVCやアーカイブスを出そうとせず、フルプライスのパッケージリメイクにこだわる事で有名。 ---唯一の救いは改悪リメイクが比較的少なめであることか。 --現在でも販売されている改悪リメイクが売れなくなるのを恐れてVCやアーカイブスで配信されない''とされる''作品もある。 --VCのおかげで、DL率が上がってしまったものもある([[ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣]]<ファイアーエムブレム 紋章の謎((『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』は、『新・暗黒竜』の後に配信された為。)))。 ----

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