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*RPGツクール2003 【あーるぴーじーつくーるにせんさん】 |ジャンル|RPG製作ツール|~| |対応機種|Windows 95~XP|~| |発売元|エンターブレイン|~| |発売日|2002年12月18日|~| |分類|''元作品の完成度は頂点レベル⇒「良作・名作ゲーor良移植」''&br()''発売当時は致命的なバグが数多く存在⇒「クソゲー判定」(初回のみ)''&br()''バグ改修は一通り終了しており、基本的には問題なくプレイ可能⇒「改善されたゲーム」''&br()''シリーズファンにとって黒歴史''&br()※一覧では''改善されたゲーム''として扱う|~| |ポイント|バグだらけ&br()2000と比べると機能が増加&br()サイドビュー戦闘は評価できる&br()クソ過ぎて早期販売終了&br()パッチの存在により、現在ではあまり問題は無いが…|~| |>|>|CENTER:''[[ツクールシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/576.html]]''| **概要 手軽なゲーム製作ツールとして知られる『ツクール』シリーズの一作で、Windows対応版の『RPGツクール』シリーズとしては[[RPGツクール2000>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/222.html]]に次いで発売されたソフトである。&br() 戦闘シーンの方式が、ドラゴンクエストシリーズや女神転生シリーズなどで採用されているフロントビュー(敵を正面にした主人公の視点での表示)・ターン制バトルから、ファイナルファンタジーシリーズ(6まで)やロマサガシリーズなどで採用されているサイドビュー(敵と主人公を第三者の視点で表示)・アクティブタイムバトルに変更された。 なお、基本的な仕様およびコンセプトはRPGツクール2000と同じであるため、グラフィックや音楽などの素材がそのまま流用出来る。&br()また、RPGツクール2000で作られた作品をコンバートすることで、作品を比較的容易にRPGツクール2003に移行することも出来る。&br()また、データベース上の制約の緩和(たとえば、2000では最高レベルが50までしか設定できなかったが、2003では99まで設定できるようになっている)、「職業」の概念の導入、各種イベントの強化・増加、自動生成ダンジョンの作成、検索機能など、&br()ツールとしての機能はRPGツクール2000と比べて上回っていた。(自動作成したマップはコピーすれば2000での流用も可能) **問題点 -発売当時は、普通にプレイすることさえ不可能なほど致命的なバグが数多く存在していた。 --バグの数は報告されただけで、未確認なものや雑多なものまで含めると100を超えてしまうほど。ある意味伝説のクソゲーレベルだった。[[公式のアップデート情報>http://tkool.jp/support/download/rpg2003/up_kako.html]]を見ればその不具合の量は理解できるだろう。 ---真っ先に発見され話題となったのは、『武器を装備しない状態で敵に攻撃するとゲームがフリーズする』バグ(素手時の攻撃アニメを設定出来るにも関わらず、である)、『敵が放つ特殊技能の攻撃アニメが表示されず、音だけが流れる』バグがある。 --アップデートされた現在はバグ改修は一通り終了しており、基本的には問題なくプレイ可能。 --バグがなければ、名作・良作ゲーだったかもしれない。 -データベースでの設定項目が大幅に増加。サイドビューバトルへの移行に伴い、主人公側の戦闘アニメをはじめとしたサイドビューバトル用の素材も必要になったため、全体的な素材の量も増加しており、製作の手間はRPGツクール2000と比べ、大幅に増加してしまった。 -注目のサイドビュー戦闘もATBゲージのたまる速度が決して早いとは言えず、素早さの高い敵をうっかり大量に登場させてしまうと、ゲージのたまりがさらに遅くなり、ダルくなってしまうことも。 ---さらにデフォルトでのサイドビュー戦闘用のキャラグラフィックは''待機中口をあけっぱなし''。何だか間抜けに見える。 --しかし、敵の素早さや耐久力、出現数をうまく調整すれば、テンポのよい手応えのある戦闘にすることは可能ではある。 --戦闘イベントの作成欄も3行と縮まり使いづらくはなったが、戦闘中にコモンイベントを呼び出すこともでき、うまく使えばイベント設定を簡易化したり、より高度な戦闘イベントも作成可能。 -2000と違い、廉価版やVista・7対応版は販売されておらず公式サイトでもVista・7は動作非対応となっている。[[RPGツクールVX>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/646.html]]や[[RPGツクールDS]]といった後継作が発売されたことに加え、デフォルトの戦闘システムのATBの特許がスクウェア・エニックスにあることから既に再販は厳しい状況で、今後のアップデートについても絶望視されている。 --ただし、公式では動作確認をされていないというだけで、実際にはVista・7でもゲーム製作もゲームプレイも行える。 **評価点 -2000では最高レベルが50までしか設定できなかったが、2003では99まで設定できるようになった。 -「職業」の概念の導入、各種イベントの強化・増加、自動生成ダンジョンの作成、検索機能などといった機能が追加した。 -上記のような点があるため、自作システムを使用する場合は2000よりも優秀なことがある。 -顔グラフィックがイケメン、リアル。 --ただし2000のほうが愛嬌があっていいという意見も。 --戦闘アニメグラフィックもリアル。 --追加された音楽もまずまずのところ。 -『モンスター辞典』がオマケとして追加され、RTPに入っているモンスターの簡単な説明を知ることが出来る。 --しかし、『こんなモンスターはRTPに入って無かったぞ』や『画像が表示されないぞ』などの不具合があった。勿論パッチで修正されている。 **総評 -あまりにバグが多かったためか、現在は製品自体の製造・販売も終了してしまっている(アップデートファイル・ランタイムパッケージは公開されている)。 -公式のラインナップからも外されておりツクールシリーズ最大の黒歴史と言っていい。 -ただし、これらの背景には前述の通り、デフォルトの戦闘システムのATBの特許がスクウェア・エニックスにあるため、再販が容易にできない可能性が高い。 --しかし、ツールとしての機能は非常に優秀であり、バグが解消された現在ではその高機能さゆえに2000よりも好きだという製作者も存在する。 -素材を作る手間は増えたものの、イベントによる自作戦闘を作れない人でも手軽にサイドビュー戦闘を作ることができ、ドット絵やイラストに多少の自信のある人にとってはキャラクターの個性をさらに引き出せるソフトではあるはず。 -色々問題のあるソフトではあるものの、バグは一通り修正され容量的制約もなく、動作も2000とほぼ同等の軽さであるため、傑作を作れるのも結局はツクラー次第であることに変わりない。 -初回限定版には、ドコモの携帯で動くツクールゲームを製作できる『RPGツクールα』が収録されている。 --しかし、容量が30MBまでと限られており、満足のいくゲームが作れるかはクリエイター次第
*RPGツクール2003 【あーるぴーじーつくーるにせんさん】 |ジャンル|RPG製作ツール|~| |対応機種|Windows 95~XP|~| |発売元|エンターブレイン|~| |発売日|2002年12月18日|~| |分類|''元作品の完成度は頂点レベル⇒「良作・名作ゲーor良移植」''&br()''発売当時は致命的なバグが数多く存在⇒「クソゲー判定」(初回のみ)''&br()''バグ改修は一通り終了しており、基本的には問題なくプレイ可能⇒「改善されたゲーム」''&br()''シリーズファンにとって黒歴史''&br()※一覧では''改善されたゲーム''として扱う|~| |ポイント|バグだらけ&br()2000と比べると機能が増加&br()サイドビュー戦闘は評価できる&br()クソ過ぎて早期販売終了&br()パッチの存在により、現在ではあまり問題は無いが…|~| |>|>|CENTER:''[[ツクールシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/576.html]]''| **概要 手軽なゲーム製作ツールとして知られる『ツクール』シリーズの一作で、Windows対応版の『RPGツクール』シリーズとしては[[RPGツクール2000>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/222.html]]に次いで発売されたソフトである。&br() 戦闘シーンの方式が、ドラゴンクエストシリーズや女神転生シリーズなどで採用されているフロントビュー(敵を正面にした主人公の視点での表示)・ターン制バトルから、ファイナルファンタジーシリーズ(6まで)やロマサガシリーズなどで採用されているサイドビュー(敵と主人公を第三者の視点で表示)・アクティブタイムバトルに変更された。 なお、基本的な仕様およびコンセプトはRPGツクール2000と同じであるため、グラフィックや音楽などの素材がそのまま流用出来る。&br()また、RPGツクール2000で作られた作品をコンバートすることで、作品を比較的容易にRPGツクール2003に移行することも出来る。&br()また、データベース上の制約の緩和(たとえば、2000では最高レベルが50までしか設定できなかったが、2003では99まで設定できるようになっている)、「職業」の概念の導入、各種イベントの強化・増加、自動生成ダンジョンの作成、検索機能など、&br()ツールとしての機能はRPGツクール2000と比べて上回っていた。(自動作成したマップはコピーすれば2000での流用も可能) **問題点 -発売当時は、普通にプレイすることさえ不可能なほど致命的なバグが数多く存在していた。 --バグの数は報告されただけで、未確認なものや雑多なものまで含めると100を超えてしまうほど。ある意味伝説のクソゲーレベルだった。[[公式のアップデート情報>http://tkool.jp/support/download/rpg2003/up_kako.html]]を見ればその不具合の量は理解できるだろう。 ---真っ先に発見され話題となったのは、『武器を装備しない状態で敵に攻撃するとゲームがフリーズする』バグ(素手時の攻撃アニメを設定出来るにも関わらず、である)、『敵が放つ特殊技能の攻撃アニメが表示されず、音だけが流れる』バグがある。 --アップデートされた現在はバグ改修は一通り終了しており、基本的には問題なくプレイ可能。 --バグがなければ、名作・良作ゲーだったかもしれない。 -データベースでの設定項目が大幅に増加。サイドビューバトルへの移行に伴い、主人公側の戦闘アニメをはじめとしたサイドビューバトル用の素材も必要になったため、全体的な素材の量も増加しており、製作の手間はRPGツクール2000と比べ、大幅に増加してしまった。 -注目のサイドビュー戦闘もATBゲージのたまる速度が決して早いとは言えず、素早さの高い敵をうっかり大量に登場させてしまうと、ゲージのたまりがさらに遅くなり、ダルくなってしまうことも。 ---さらにデフォルトでのサイドビュー戦闘用のキャラグラフィックは''待機中口をあけっぱなし''。何だか間抜けに見える。 --しかし、敵の素早さや耐久力、出現数をうまく調整すれば、テンポのよい手応えのある戦闘にすることは可能ではある。 --戦闘イベントの作成欄も3行と縮まり使いづらくはなったが、戦闘中にコモンイベントを呼び出すこともでき、うまく使えばイベント設定を簡易化したり、より高度な戦闘イベントも作成可能。 -2000と違い、廉価版やVista・7対応版は販売されておらず公式サイトでもVista・7は動作非対応となっている。[[RPGツクールVX>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/646.html]]や[[RPGツクールDS]]といった後継作が発売されたことに加え、デフォルトの戦闘システムのATBの特許がスクウェア・エニックスにあることから既に再販は厳しい状況で、今後のアップデートについても絶望視されている。 --ただし、公式では動作確認をされていないというだけで、実際にはVista・7でもゲーム製作もゲームプレイも行える。 **評価点 -2000では最高レベルが50までしか設定できなかったが、2003では99まで設定できるようになった。 -「職業」の概念の導入、各種イベントの強化・増加、自動生成ダンジョンの作成、検索機能などといった機能が追加した。 -上記のような点があるため、自作システムを使用する場合は2000よりも優秀なことがある。 -顔グラフィックがイケメン、リアル。 --ただし2000のほうが愛嬌があっていいという意見も。 --戦闘アニメグラフィックもリアル。 --追加された音楽もまずまずのところ。 -『モンスター辞典』がオマケとして追加され、RTPに入っているモンスターの簡単な説明を知ることが出来る。 --しかし、『こんなモンスターはRTPに入って無かったぞ』や『画像が表示されないぞ』などの不具合があった。勿論パッチで修正されている。 **総評 -あまりにバグが多かったためか、現在は製品自体の製造・販売も終了してしまっている(アップデートファイル・ランタイムパッケージは公開されている)。 -公式のラインナップからも外されておりツクールシリーズ最大の黒歴史と言っていい。 -ただし、これらの背景には前述の通り、デフォルトの戦闘システムのATBの特許がスクウェア・エニックスにあるため、再販が容易にできない可能性が高い。 --しかし、ツールとしての機能は非常に優秀であり、バグが解消された現在ではその高機能さゆえに2000よりも好きだという製作者も存在する。 -素材を作る手間は増えたものの、イベントによる自作戦闘を作れない人でも手軽にサイドビュー戦闘を作ることができ、ドット絵やイラストに多少の自信のある人にとってはキャラクターの個性をさらに引き出せるソフトではあるはず。 -色々問題のあるソフトではあるものの、バグは一通り修正され容量的制約もなく、動作も2000とほぼ同等の軽さであるため、傑作を作れるのも結局はツクラー次第であることに変わりない。 -初回限定版には、ドコモの携帯で動くツクールゲームを製作できる『RPGツクールα』が収録されている。 --しかし、容量が30KBまでと限られており、満足のいくゲームが作れるかはクリエイター次第

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