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*北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝 【ほくとのけんすりー しんせいきそうぞう せいけんれつでん】 |ジャンル|ロールプレイングゲーム|~| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売元|東映動画|~| |開発元|ショウエイシステム|~| |発売日|1989年10月19日|~| |分類|''クソゲー判定''|~| |ポイント|ダンジョン長すぎ、だいたい''あってない''|~| **概要 もはや知らない人の方が少ないであろう有名漫画&アニメである「北斗の拳」を題材にしたロールプレイングゲーム。本作(3作目)から5まではRPGである。 主人公のケンシロウはリンとバットなどを仲間に加えながら旅をしていく。仲間は最大3人まで。冒険が進むとオアシスの長老の所で仲間の入れ替えが出来る。エンカウントする敵を倒し、経験値、金(ジュドル)を稼ぎ、武器、防具を購入していくというシステムは一般的なRPGと同じ。違う場所への移動はアイテム「地図」を購入した上で、場所を覚えると一瞬で出来る。戦闘はオーソドックスなコマンド式&ターン式だが、ボス戦のみ強制的に1対1で戦わなければならない。セーブは宿屋に泊る事で、戦闘不能者の蘇生は原作に反して生きているリュウケンにしてもらう。 **評価点 クソゲー定番のBGMの質が高い。BGMは「J-WALK」の知久光康が担当。フィールド場面の物悲しいBGMは原作の雰囲気をよく表現出来ている。また戦闘シーンのBGMは4種も用意されている。ザコ戦、一般ボス戦、シン、サウザー、ファルコ、ハン、ヒョウの強敵戦、ラオウ、カイオウのラスボス級戦があり、ボス敵BGMの評価が高い。 1対1の戦闘ではキャラクターのバストアップの画像がデカデカと表示され、ファミコンとは言えかなりの迫力である。戦闘画面のドット絵は良い。攻撃を食らっている時にやられ顔が出るが、シンのやられ顔は一発で笑えるいわば「顔芸」とも言える。 **問題点 内容は原作のジードの襲撃からカイオウとの決戦までを追っていくストーリーなのだが、「だいたいあってない」。コブラチーム版ジョジョゲーのようなものと考えてくれれば良い。容量の都合でハショられた所も非常に多い。以下にツッコミ所の一例を示す。 --19xx年の設定だが1999年と明言されている。 --ケンシロウの攻撃力が''バット''より低い。 --リンは最初はしゃべれない設定なのだが「小さい時から色々な所を旅してきたから道には詳しいの」と''普通に喋る。'' --戦闘中は「ちりょう」である程度だがHPを回復できる。無論原作ではこんな能力は無いが、ゲームバランスを考えれば仕方が無いかも知れない。 --ちなみに武器は棍棒や''ムチ''。棍棒は原作でも使おうとしていた場面はあったが、ムチって… --ミスミじいさんは、''サザンクロスに潜入して種モミを奪取したが、ジードに奪われてショックで寝込んでいる''。原作に反して異様にアグレッシブである。 -- -ハートはあまりにも有名な「ひでぶ!」という断末魔が無い。クラブは''「あろ あろえ」''という原作に無い断末魔を残して死亡。 --その代わりに、ジャギに秘孔を突かれておかしくなった村人が''「俺の名はひでぶ。隣の息子はあべしって言うんだ」''などと口走ったりする。埋め合わせのつもり……なのか? 常人のセンスでは理解しがたいが、実はこのネタは次作及び[[次々作>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/907.html]]でも繰り返されている(※ハートが無言で死ぬところも)ので、スタッフは狙ってやったと思われる。 -牙一族退治を依頼してきたマミヤの村には''船で海を渡って入る。''オープニングで語られた「海は枯れ、地は裂け(略」という設定は''完全に忘れられている。'' --ジャギが''俺がおまえを倒して本物のケンシロウになる''と言っていたり、アミバが自分から正体を明かしたりしている。 -サウザーは外見がただのモブキャラ。聖帝十字陵の前でウロウロしているところに話しかけると、会話も何も無くいきなり戦闘になる。ボスキャラなんだからせめて堂々と立っていて欲しい。とりあえず、このゲームでは「黄色の服を着ている奴=悪人、敵」と覚えておけば問題無い。 -アイン・シャチ・黒夜叉などの、原作で死ぬキャラが死ななかったり、カイオウにも救いが在る中で、なぜかフドウだけが死んでしまう。&bold(){なんでさ。} -誤字が妙に多い。「おもっていると『う』り」「ちか『ず』きようがない」の他にも、空極流舞(くうきょくりゅうぶ)→「きゅうきょくりゅうぶ」、「ダガール」→「ダカール」、「ジュウザ」→「ジゅウザ」、天翔百裂拳→てんぶひゃくれつけんなど。 と、これでゲームバランス等が良ければバカゲーとして笑って済ませる事が出来たのだが…。 -このゲームのダンジョンは異様に長い。ゲーム開始後、まずは種モミを奪取すべくジードのアジトに行くのだが、シャレにならないほど長い。ドラクエIIのロンダルキアの洞窟並みに長い。行き止まりが無いのは救いだが、何の仕掛けも宝箱も無く通路が長ったらしく続いているだけである。ダンジョンは他にも「ジャギのアジト」「カサンドラ」「ユダのアジト」など数多くあるが、全てがこんな感じである。 -エンカウント率の差が極端すぎる。敵は出ない時はとことん出ない、出る時はほぼ一歩歩くごとに出る。 -ある程度のレベル上げ必須。そうしないとジードとの対戦であっさりやられたりとかする。 -戦闘画面のドット絵「だけ」は良いが、フィールド画面のキャラ絵、背景は稚拙。特にキャラ絵はドットが異様に粗く、とてもじゃないがケンシロウやリンやバットには見えない。ユリアと村娘が同じだったりと、もうどこからつっこめばいいのか分からないレベルである。 **総評 こんなゲームでも当時は原作に忠実という評価で、PSの『[[北斗の拳 世紀末救世主伝説]]』が発売されるまでは、実際''今作が一番原作に忠実な北斗ゲーだった''辺り、「北斗ゲー」というジャンルの世紀末っぷりが計り知れるというものである。せめてもう少しバランス面が調整されていたら、バカゲーと評されていたかもしれない。 ----

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