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ポケットモンスターブラック・ホワイト - (2010/12/29 (水) 18:30:19) の1つ前との変更点
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&size(20){発売から1年経過していないゲームのタイトルのため、記事消去。}
&size(20){現在依頼所にてページ削除ないし凍結の依頼を出してあります。}
&size(20){名作Wikiにも全く同じ内容があるので、こちらも報告済です。}
*ポケットモンスター ブラック・ホワイト
【ぽけっともんすたー ぶらっく ほわいと】
|ジャンル|RPG|&amazon(B00375MX5U)|&amazon(B003V5XOYA)|
|対応機種|ニンテンドーDS|~|~|
|発売元|ポケモン|~|~|
|販売元|任天堂|~|~|
|開発元|ゲームフリーク|~|~|
|発売日|2010年9月18日|~|~|
|定価|4,800円|~|~|
#contents(fromhere)
**概要
DP以降、4年ぶりとなる完全新作。初の外国であるニューヨークをモチーフにしたイッシュ地方にて、新たな冒険が始まる。
**特徴・新機能
-クリアするまで旧世代のポケモンが一切出てこない。
--明確に書かれてはいないが、クリア前に旧作のポケモンを連れていく事は可能。
---方法は、クリア済みの別データにいる旧作のポケモンを、クリア前のデータと交換すれば良い。
-トリプルバトル、ローテーションバトルの登場。
-ハイリンクの登場。ワイヤレス機能をフルに活用するシステムである。
-新たなわざ、とくせいの追加。それに伴った既存種の変更。
-既存のとくせいとは別に新しいとくせいを持つポケモンをゲットできるポケモングローバルリンクのポケモンドリームワールド。
--ただしこちらは後述の理由によりサービスが延期されていた。発売から一ヶ月後の10月13日に正式サービス開始となった。
-最初にポケモンをくれる博士が初の女性キャラ。
-ライブキャスターの導入。
--ただし、オンラインで使用するにはDSiかDSiLLでないと不可(カメラ機能によるため)。
-ライバルキャラが「チェレン」、「ベル」の2人(幼馴染)と「N」(敵側)の3人に増加。
-四季の導入。一ヶ月で四季が変わるようになっている。
-ポケモンの重量に応じて、登場時に砂埃が出たりする。
-「英雄」という、お子様にはやや敷居の高いテーマが主題のため、シナリオはやや小学校高学年~中学生向け。
--シナリオ担当は初代と同じ人である。
-ラストバトルがチャンピオンでない。ネタバレになるので詳しくは書かないが、歴代シリーズ初の試みである。
-通信進化するポケモンが複数いたりするなど、初代をオマージュしたような匂いも伺える。
**評価点
-ショートカットに3つ以上のアイテムを指定出来るようになった。
-戦闘時、ポケモンがそれぞれ決まった挙動をするようになった。飛行ポケモンは特にその動作が大きく、虫ポケモンの羽ばたきがやけにリアルな造形である。
-わざマシンが無尽蔵に使用できるようになり、複数入手する必要はなくなった。それにより、状況に応じて多彩な技をセットすることが可能。
-ジムのギミックが更に強化され、バトル以外にも謎解きも楽しめるようになった。
--大きく恩恵を受けたのはポリゴン2、サマヨール等。
-バトルテンポは、今まで懸念事項だったHPバーの減少速度が大幅に早くなり、テンポが格段に向上した。
--例えば、これまではポケモンにキズぐすりを使うとアイテム画面に戻ったが、アイテムが残っていればアイテム画面にすぐ移行しなくなった。
--更に今回ではレベル差によって獲得経験値が変動するため、低レベルのポケモンは一気にレベル上げができるようになった。
-旧作のゲストキャラも(決して多くはないが)出演しており、ファンをにやりとさせた。
--更に二匹のバトル時に専用技を使うと、専用のアクションが入るようになる。
--技不足や能力によって不遇されていたポケモンが数多く救われた。
**問題点
-シナリオの詰めの甘さ。ネタバレも含むため細かい説明は省くが、成長フラグをあるキャラ(シナリオ上大して重要でもない人物)にへし折られるベルや唐突に強さを追い求め始めるチェレン、言っていることとやっていることが一致していないNなど、中途半端なキャラクターが多い。ストーリーが有って無いようなものだった『金・銀・クリスタル』までならともかく、シナリオの濃い今作では致命的な欠点である。
-一本道なマップ。ある程度行くべき道は示されるものの自由度の高かったこれまでのマップと違い、文字通りの「一本道」である。
-改良された一方で、劣化もしてしまったユーザーインターフェース。特に、ボールポケットが無くなったことに関しては大きな批判を呼んだ。
//↑一応追加しておきました。某wikiで議論されていたことですが、必要ないと思った方は削除お願いします
-トリプルバトルやローテーションバトルが本編でそれほど扱われていない。幼馴染キャラが二人で、かつ''ダークトリニティ''という三人組の敵がしばしば登場するのに…。
-きのみの養殖や新とくせいを持ったポケモンを捕まえられるグローバルリンクサイトが、発売後からアクセス過多によりしばらく利用不可だったこと。
--前述の通り、現在は正式稼働中。ただし同種異体(カラナクシやシキジカ)が起こせないなどのバグもある。
-HGSSではできたBボタンを押さなくてもダッシュできる機能が何故かなくなっている。
-ポケモンに直接暴力を振るうシーンがある。今までの作品では無かったことである。今ではネタにされてはいるが。
//初代ではポケモンを殺してなかった?
-パッケージのポケモン「ゼクロム」「レシラム」は、シナリオ上必ず捕まえなくてはならなくなり、厳選などを楽しむプレイヤーからは非難の声も。
--ただし捕獲難易度は低い。
--一応捕獲せずにスルーもできるが、その方法がとても難しい。
-DP~HGSSのポケモンを連れてこれる「ポケシフター」が実装したが、もちものを持たせることができない。
--本作にないアイテムならともかく、ボールやきのみまで持たせられないのは腑に落ちない。
--この仕様のせいで、努力値を下げるきのみやレンブのみといったレアきのみが引き継げない。後者はともかく、前者は育成の道を厳しくしてしまっている。
--また、ポケモンでは信じられない仕様だが、HGSSの期間限定配布で入手できた色違いの「エンテイ」「スイクン」「ライコウ」をこの方法で連れてくると、wifiバトルにおいて改造ポケモンと見なされ出場出来ない。ゾロアークをゲットするためにも必要な要素である。
--この不具合は後日修正された。
-フリーフォールという技が、ダブル、トリプルバトルにおいて公式で「使用禁止」扱いになった。詳しい説明は省くが、次作での修正が待たれる。
-既存ポケモンの新進化(または進化前)が一切ない。これまで一世代以外には必ず登場していた。
-いずれ出るであろうマイナーチェンジのための、消化不良極まりない作り(キュレムや教え技の無さ)。
-ポケモンボックスの仕様が説明不足。
--最初は8つしかないので、8つまでしか利用出来ないと思ったプレイヤーは数知れず。実際は24まで自動的に増える仕組みなのだが、取扱説明書にも書かれておらず、わかりにくい。
//↑お得な掲示板に書いてあるとこあるよ。増えるって書いてるだけでやり方は書いてないけど
-教え技がない。
--御三家最強の技、三種の「誓い」、りゅうせいぐん などはあるものの、BPやかけらと交換する教え技がない。そのため、HGSSで教え技をさせずに本作に持ってくると、取り返しのつかない事態に陥る。
-前作まで好評だった、トレーナーのアクション動作がない。
-一部除き、トレーナーとの再戦が出来ない。
-エンカウント率が更に高まった。
--今回は歩いても一歩程度で遭遇することがざらにあり、スプレー使用を助長させることになった。
**総評
新しい試みが数多く生み出されたが、ある意味「古きよき伝統」も損なってしまったことも散見される。直前のシリーズが旧作のリメイクなので特に重視されがち。
戦闘BGM(特にN戦)やシナリオもこれまでとは毛色が異なる作りだが、概ね評価されてきている。
ある意味冒険した作品ではあるものの、ポケモンの魅力である根本的な楽しさはこれまでと変わってはいない。
良く言えば今後に期待、悪く言えば完全版商法と見られてしまうが、本作の不満点が解消されたマイナーチェンジ版には期待の声が寄せられるだろう。
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